REARVは2024年6月10日,同社が
「VRChat」のワールドとして5月29日から公開中のVRアナログカードゲーム
「BLOOD RECALL」(以下,VRブラリコ)で,
第1回公式大会を7月4日から7月6日にかけて開催すると発表した(
外部リンク)。
本作は,シエラゲームズが2022年に発売したアナログカードゲーム「
BLOOD RECALL」のVR版だ。REARVは,BLOOD RECALLをVRChatで快適に遊べるだけでなく,その世界観も再現したワールドとして,VRブラリコを制作したという。
なお,REARVは過去に
「VRガンナガン」も手掛けている。
関連記事
REARVは2023年10月10日,keepdryが販売するカードゲーム「ガンナガン」をVRで体験できる「VRガンナガン」を,VRSNS「VRChat」内のワールドとして公開した。本稿では,VR世界ならではのアナログゲームの楽しみ方を味わえる本作を,ゲームのルールなども合わせて紹介していく。
[2023/10/27 20:03]
VRChatで話題の“VRアナログゲーム”最新作
『BLOOD RECALL』が公開!
大人気ワールド『VRガンナガン』を手がけたREARVの第二作
VRアナログゲーム製作団体 一般社団法人REARVは、2024年5月29日にシエラゲームズが開発・販売を行っている想起決戦デッキ構築カードゲーム『BLOOD RECALL』をVRSNS『VRChat』のワールドとして公開しました。
一般社団法人REARVは、株式会社Keepdryが販売するアナログカードゲーム『ガンナガン』を2023年10月10日に『VRChat』のワールドで公開し、現在Visits約62,000人、Favorites約6,615個を記録する大ヒットワールドを生んでいるクリエイター集団です。二作目であるVR版『BLOOD RECALL』(以下、VRブラリコ)にも注目と期待が集まっており、リリース日から約一週間でVisits約5,000人、Favorites約1,000個を記録した大人気ワールドになっています。
VRChatで話題のジャンル『VRアナログゲーム』
VRアナログゲームとは言葉の通りVRでアナログゲームが遊べるコンテンツです。リアルでのプレイ体験をそのままに、複雑な処理を補助してくれる機能が搭載されており、ゲーム内で登場する武器や技を体験できるなど、より作品に没入できるのが特徴です。
『VRChat』内で流行しているジャンルであり、日々沢山のユーザーが遊びに訪れていたり定期的に大会が開催されたりと賑わいを見せています。
ゲームに登場する刀、『ヒヒイロガネ』を完全再現
なんと『VRブラリコ』では実際にゲームで登場する『人器』、『ヒヒイロガネ』を実際に握れるだけでなく攻撃するために振るい、ゲームプレイの一部として使用できます。
BLOOD RECALLの世界を再現、没入感が凄い!
『BLOOD RECALL』はアナログゲームイベント『ゲームマーケット2022秋』で販売された1〜2人用のデッキ構築型対戦カードゲームです。クトゥルフ神話をモチーフにした血の継承がテーマの作品でカードゲームだけでなく設定資料集や小説展開を行うなど世界観にも強くこだわっています。
血に魔術を宿した一族『想起者』の生き残りであるプレイヤー、『あなた』は一族の悲願である終焉の阻止と神話的狂気との戦いに赴いた唯一の家族「白」と再会するために今代最強の想起者『血廻想起者』の役目を享受し先祖の血を遡り死闘を繰り広げていく物語です。
発売から二年経った現在は拡張版『最期ノ詩』も販売しており、カード&ボードゲームショップ イエローサブマリンの年間売上ランキングにも輝くなど沢山のカードゲーマーに愛されています。
ワールドでは拡張版を除いた六名のキャラクターを使用して遊ぶことが可能です。
【https://thyella-games.com/blood-recall】
『VRブラリコ』では『BLOOD RECALL』を『VRChat』で快適に遊べるだけではなく、原作監修の下世界観を再現し、より作品に没入できるワールドになっています。
ワールドは二つの部屋に分かれており、休憩場所(チルワールド)の『ブラッドリコール/還るべき場所』とゲームプレイ場所の『赤海の旧書庫』があります。
あなたが暮らしていたアパートには秘密がいっぱい
あなたの思い出が具現化された空間、生活感漂う『ブラッドリコール/還るべき場所』には本編ではまだ語られていないあなたと「白」がどんな生活を営んでいたのか垣間見ることができます。
穏やかな空気が流れるアパートの一室で休憩にピッタリな空間ですが、よく見てみると違和感を感じる部分も。今後のアップデートでその秘密が明かされることに期待です。
初めての人も安心!丁寧なインスト動画と充実した補助機能で快適なゲーム体験を
役目を享受する時、もしくは役目を終えた時に訪れることができる精神世界『赤海の旧書庫』では『BLOOD RECALL』を実際に遊ぶことができます。
ワールドにはルールを分かりやすく解説した動画や、より簡単に快適に遊べるような補助機能が備わっていて、初心者や初めてのプレイヤーも遊びやすい工夫が施されているので、あまりカードゲームをやったことのない人やルールの分からない人も楽しんでいただけます。ルールはプレイヤーのどちらかの体力(20)が0になるまで戦う20分から40分のゲームで、相手を倒すために血を支払いカードを購入、自分のデッキを強くしていくLCGゲームです。類似カードゲームに『ドミニオン』がありますが『BLOOD RECALL』特有の要素が二つあります。
●自傷の対価に血と魔術を行使
『ヒヒイロガネ』の刃に触れると自分の体力を対価に血を生み出すことができるほか、自分が使用している『人器』の効果を得ることができます。効果は様々ですがデッキから一枚カードを引いたり高い攻撃力を持つカードが手に入ったりゲームを有利に進めることができる効果ばかりです。
●死に近づけば近づくほど強くなる
体力が10以下になると瀕死状態になります。瀕死状態になると『人器』が覚醒し、より強い効果を得ることが可能に。勝つためには相手の体力を削らないといけませんが、削りすぎると相手が覚醒しカウンターを喰らう可能性が高くなります。攻撃を当てるタイミングが勝敗を左右します。
一般社団法人REARV主催の初心者体験会も大盛況でした。ルールのインストができるユーザーが定期的に訪れているので、気になる方は一度足を運んでみることをおすすめします。