プレイレポート
[プレイレポ]えっ!? Joy-Conを手離して遊ぶ? 「超おどる メイド イン ワリオ」は,シュールなカマエと動きで楽しむ新感覚のプチゲームが盛りだくさん
ニンテンドーDSやWiiなど,各機種の特徴を生かしたユーモアあるゲームを提供してきた同シリーズのSwitch向け第2弾となる本作の特徴は,Joy-Conを使ったSwitchならではの“全身を使った体感アクション”。個性的な構えと動きで楽しめる200以上という新感覚のプチゲームを,1人だけではなく最大4人でも楽しめる。そんなシリーズ最新作を一足先に遊んだので,プレイした模様をとおしてゲームを紹介しよう。
「超おどる メイド イン ワリオ」公式サイト
Joy-Conを振ったり,手離したり(!?)。新感覚のプチゲームが盛りだくさん
基本の遊び方となるのが,1〜2人で遊べる「ストーリー」モードだ。ゲームの舞台となるのが,南国のリゾート地・バリオモロ島。オタカラさがしに遺跡巡り,グルメ,サーフィン,海辺でのんびり……と,各々のバカンスを過ごすワリオとワリオカンパニー一行だったが,島ではさまざまなハプニングが待っていた。
ハプニングを乗り越えるため,ワリオたちが手にすることになるのがカマエ石だ。昔々,バリオモロ島の神様が人々に与えたという(Joy-Conによく似た)その石は,持って踊ると災いが静まるという不思議な力を持っていた。
プレイヤーは,Joy-Conを使ったプチゲームやクセの強いボスゲームをクリアすることで,島を満喫する彼らの物語を進めていくことになる。
プチゲームとボスゲームをプレイするときの基本となるのがカマエだ。ゲームプレイの起点となる,Joy-Conを両手に握ったときの姿勢で,脇を締め,肘を直角に曲げて電車ごっこのように手を前に出すシュッポッポ,利き手のJoy-Conを鼻の前に,もう片方のJoy-Conをお尻の先につけるコケコッコなど,ユーモアあるカマエが18種類用意されている。棒や縄を握るように2つのJoy-Conを持ったり,手を伸ばしてワイパーのように動かしたり,モーションIRカメラで手の形を映したりと,Joy-Conの使い方もさまざまだ。
さらには“Joy-Conから手を離す”なんていう動作も。ここぞというタイミングで手を離すというプチゲームがあり,「コントローラを落とすなんて,なんと大胆な!」と,その使い方に驚かされるだろう。本当に落としてしまわないよう,ストラップが「カチッ」となるまでちゃんと取り付けられているかの,遊ぶ前の確認は忘れずに。
シュールなカマエや動きを求められるプチゲームは,最初はちょっと恥ずかしいかもしれないが,ゲームのノリとテンポに身を任せているうち,そんな気持ちはどこかにいってしまうはず。思いっきり自分を開放して楽しむといいだろう。
なお,本作はTVモードかテーブルモードでプレイすることになる(2人以上で遊ぶ場合は,TVモードでのプレイが必須)。両手を広げたり上に伸ばしたりと,身体全身を使った動きが多いので,周りの人や物,プレイする場所に注意しよう。
なおストーリーモードは,Joy-Conが2セットあれば2人でプレイ可能だ。交互にチャレンジしたり,同じゲームに2人で挑んだりと,どういう形で協力するかはプチゲーム次第。1人が失敗しても,もう1人が成功すればクリアとなる「レスキューチャレンジ」があるのも,協力プレイならではの利点だ。
もう1つの遊び方が「パーティ」モード。Joy-Conが2セットあれば最大4人でプレイできる,5種類のルールが用意されている。
生き残りをかけてひたすらプチゲームに挑むルールや,すごろくを進めながらポイントを競うもの,プチゲームをプレイしている人/していない人を当て合う2対2のチーム戦など,ストーリーモードとはまた違った遊び方となっており,その名のとおり家族や友人など大勢が集まるパーティーなどで盛り上がりそうだ。
参加者が皆でひたすらプチゲームに挑戦する「いきのこりマッチ」。失敗するとライフが減少。最後まで生き残ったプレイヤーがチャンピオンだ | |
「ギャラクシーすごろく」。全員でプチゲームをプレイし,1位の人だけがサイコロを振ってコマを進められる。誰かがゴールしたときに一番ポイントが多かった人が勝ちとなるが,止まったマスの効果やプチゲームの結果でポイント数は増減する |
収録ゲームの数にゲーム全体のテンポ,“クセがスゴい”キャラクターとストーリー,そしてノリは,安心のメイド イン ワリオといったところ。ゲームのノリは好き嫌いが分かれるところはあるが,本稿や公式動画,テレビCMなどを見て何か感じるものがあった人は,「超おどる メイド イン ワリオ」を手に取ってみてはいかがだろうか。
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