インタビュー
[インタビュー]「ウォークラフト ランブル」は可愛いキャラクターが入り乱れる,やりがいのあるタワーオフェンスゲームになる
Warcraftユニバースのキャラクターたちが可愛らしいミニチュアになって戦う本作について,シニア・ヴァイスプレジデント兼エグゼクティブプロデューサーのヴィック・サラフ氏,ゲームディレクター兼ヴァイスプレジデントのトム・チルトン氏に聞いてみた。
「ウォークラフト ランブル」公式サイト
可愛いキャラクターが入り乱れる,やりがいのあるタワーオフェンスゲーム
2022年5月の発表時には「Warcraft Arclight Rumble(ウォークラフト アークライト ランブル)」としてアナウンスされていた本作だが,フィリピンでのソフトローンチ(限定地域での試験公開)に合わせて,タイトルが「ウォークラフト ランブル」に改められた。今後,数週間から数か月をかけて,一定の地域にアクセスを拡大していき,全世界でのローンチに向けて最終的な調整を行っていくという。
「ウォークラフト ランブル」は,RTS「Warcraft」やMMORPG「World of Warcraft」といったWarcraftユニバースに属する作品だ。従来のWarcraftユニバースは重厚でシリアスな作風が特徴だが,「ウォークラフト ランブル」の雰囲気は明るくコミカルなものだ。
Warcraftユニバースの舞台であるアゼロスの世界で発掘された「Warcraft Rumble」というゲーム台での戦いであり,そこに登場するのは可愛らしいミニチュアとなったキャラクターたち。自軍の本拠地を守りながら敵を攻める,タワーディフェンスならぬ「タワーオフェンス」バトルが展開する。
ソフトローンチの時点で70以上のミッションをはじめとするシングルプレイ用コンテンツが存在し,高いリプレイ性を持つという。腰を据えてじっくり取り組んだり,隙間時間を使って5分ほどプレイしたりと,さまざまなライフスタイルで楽しめる作品になるようだ。
「Warcraft」と同様,本作にも個性豊かな「リーダー」が存在し,特殊な能力で戦局を変えられる。リーダーは強力な呪文を操る「アライアンス」をはじめ,追加ゴールドの獲得や広範囲のスタンを得意とする「ホード」,大量の味方をけしかける「獣」,飛行型兵士とエレメンタル魔法で戦う「ブラックロック」,死者を操る「アンデッド」に大別できる。
プレイヤーはリーダーの個性を活かし,マップに合わせた戦術を開発していかなければならない。こうしたコンセプトを象徴するのが,クローズドβテストで登場した上級者向けの「ヒロイック・キャンペーン」だ。これは各ステージを細かく調整してあり,新たな戦術を編み出していく必要があるという。
ネット上の攻略を丸写しにするだけでは攻略できず,自分がどのリーダーを持っているかを踏まえて,自分なりの戦い方を編み出していく。それだけにクリアしたときには,大きな達成感を味わえると説明された。
なお,メタゲームが硬直化しないように,マップにさまざまな変化が起こる「フィーチャーマップ」というシステムを搭載している。マップ上の見張り塔が「ドラゴンの棲む塔」になるといったマップそのものの変化に加え,「リーダーが自動でレベルアップする」「最初に攻撃した側の攻撃力が上がる」「お金が貯まりやすい」など,環境自体も変化していくそうだ。
こうした変化は2週間に1回のペースで行われ,メタゲームも流動していく。そのため,頻繁なバランス調整が必要なく,プレイヤーも開発者もこれに伴うストレスから解放される効果があると語っていた。
なお,リーダーには「コモン」「アンコモン」「エピック」「レア」「レジェンダリ」というレアリティが設定されている。特定のレアリティに達すると,特殊な「タレント」を付与できるそうだが,これにはゴールドではなく,「アークエナジー」と呼ばれる専用リソースが用いられるとのことだ。
キャラクターのフレーバーテキストなどから,その人となりを知ることができる作りにしているため,多くの情報量が詰め込まれているのだとか。
気になる日本国内のサービスについては,「可能な限り早く開始したい」という回答だった。長い歴史を持つWarcraftユニバースだが,本作は新しい層を取り込むべく,可愛らしいキャラクターが大活躍するという意欲作だ。本作から門を叩いてみるのもいいだろう。今後の発表にも注目したい。
「ウォークラフト ランブル」公式サイト
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