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「戦シーズン」ついに決着! キャストによる生ライブも激熱の「マガツノ集会 出張版 〜桜華狂騒最終合戦〜」公開収録イベントレポート
2022年10月16日,DONUTSが展開するメディアミックスプロジェクト「マガツノート」の生放送番組「マガツノ集会 出張版 〜桜華狂騒最終合戦〜」の公開収録イベントが,東京・時事通信ホールにて開催された。本イベントは,OBCラジオ大阪×ミクチャ「サクラバシ919」の水曜日コーナー内で放送中のラジオドラマ,マガツノート外伝「戦シーズン 壱st Battle『桜華狂騒』」で描かれた2つの連合軍の争いの決着がつくものとなる。本稿では,出演声優によるトーク&ライブで盛り上がったイベントの様子をレポートしていく。
織田信長(第六天魔王軍) |
蘭丸(第六天魔王軍) |
左から、忠勝、家康、直政(すべてARK医療局) |
左から、政宗、小十郎(すべてARK監査局) |
秀吉(MAD FANG) |
光秀(蛇-ウロボロス-) |
【秀吉・政宗連合軍】VS.【光秀・家康連合軍】
勝敗の行方は――
「戦シーズン」は,ボイスドラマで綴られた本編「Season:1」のシリアスなストーリーとは一線を画す外伝で,伝説の桜をめぐって武将たちが争奪戦を繰り広げるストーリーが展開される。ユーザーによる投票企画と連動しており,【秀吉・政宗連合軍】と【光秀・家康連合軍】のいずれかに票を投じ,結果によってボイスドラマの結末が変わるスタイルになっている。当日のイベント会場は応援したいチームによって座席が大きく2つに分けられ,勝敗を見守る有害人類(「マガツノート」ファンの愛称)の熱気であふれていた。
イベントが始まると,【秀吉・政宗連合軍】の小笠原 仁さん(秀吉役),馬場惇平さん(官兵衛役),峯田大夢さん(政宗役),【光秀・家康連合軍】の美藤大樹さん(家康役),大河元気さん(左馬之助役)が登壇。作中における両者の攻撃的な雰囲気とは裏腹に,キャスト同士の和気あいあいとした空気で会場を和ませた。この日のイベントは二部構成で,第1部では「戦シーズン」の勝敗結果と今後の展開に関する新情報の発表が,第2部ではバラエティコーナーと生ライブが行われた。
「戦シーズン」では,伝説の桜のもとで花見をしたい秀吉たちと,桜の所有者の光秀に仕える左馬之助たちの間の争いが描かれているのだが,左馬之助役の大河さんは「自分たちの所有物を寄越せって言われて拒否してるだけなのに,なぜこんな大きなイベントが……」と言い,対する秀吉役の小笠原さんも「こちら目線だと『強盗が成功したかどうか』の結果がこれから分かるってことですね」と話し,会場の笑いを誘った。
ここからはさっそく結果発表へ。キャストたちもまだ結果を知らされておらず,台本もその部分は空白になっていると明かし,緊張の面持ちを見せる。そして,結果は【光秀・家康連合軍】の勝利! Web投票やシリアルコード投票による第1次・第2次バトルと今回の結果も含め,すべて【光秀・家康連合軍】が制した形となった。
美藤さんは「今のリアクションのとおりめちゃめちゃうれしい!」と喜びをあらわにし,馬場さんは「勝ちたかったが,一番怖いのは手負いの獣」とリベンジを誓う。峯田さんは「皆さんの投票で盛り上がった。今後またこうした企画があれば一緒に喜びましょう」と語りかけた。なお,結果を踏まえての「戦シーズン」最終回は2022年10月19日より公開中だ。また,勝った【光秀・家康連合軍】はカズキヨネ氏による描き下ろしイラストが後日公開されるとのことなので,こちらもお楽しみに。
次に,今後の展開として,Season:2の制作や新陣営の追加,新キャラクター,1stフルアルバムのリリースなどが発表された。詳しくは下記ニュースのほか,公式サイトやTwitterをチェックしてほしい。
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「マガツノート」,メフィスト(CV:森久保祥太郎)のコラボアーティストとしてluzを起用。新キャラも登場する“Season:2”の制作も決定
DONUTSは本日,メディアミックスプロジェクト「マガツノート」において,メフィスト(CV:森久保祥太郎)のコラボアーティストとしてluzを起用すると発表した。さらに,本編ラジオドラマの続編となる“Season:2”の制作決定もアナウンスされている。
新シーズン開始と新陣営については,どの武将がくるのかのトークで盛り上がる。キャストからは「ハッシュタグを使ってSNSで予想してもらっても楽しいかも」という提案も。
フルアルバムのリリースに関しては,楽曲の難しさにキャスト一同が同意していたが,峯田さんが「好きなジャンルなので,これは仕事か? と思いながら現場に来ている」と,「マガツノート」と音楽への愛を打ち明けた。すると馬場さんが「峯田くんと知り合って長いけど,見たことがないくらいイキイキしている」,小笠原さんは「控室で(峯田さんの)話し声より大きいデスボイスが聴こえてくる」と言い,皆で「そうそう!」「ずっと聴こえてくる!」と盛り上がった。
また,イベントではSeason:1から登場している,森久保祥太郎さんが声優を務める謎多きキャラクター「メフィスト」のキャラクタービジュアルとコラボアーティストも発表された。コラボアーティストとしてluz氏が起用されたことについては,小笠原さんが「数年前の自分に教えたい」と,思い入れがあることを明かした。そして一同も,これからのオフラインイベントが楽しみだと期待に胸をふくらませていた。
なお,11月5日,6日に開催予定のアニメイトガールズフェスティバル2022では,同社の「ブラックスター」とのスペシャルステージが行われるのだが,2日目のステージで岡本信彦さん(光秀役)が「マガツノート」イベント初参加になることを受け,大河さんが「ついに直接『おいたわしや』ができる!」と喜ぶ表情を見せた。
ファンクラブ会員(ミクチャ)限定の第2部では
「マガツノート」ファンクラブ会員のみが視聴できる第2部は,バラエティコーナー「桜華狂騒最終合戦・リベンジクイズバトル」で幕を開けた。ここでは会場の観客が起立してキャストが出題するクイズに手の上げ下げで答え,不正解の場合は着席。最終的に起立者が多い方の陣営が勝利するというルールだ。
第1セッションでは,「武将の凶角から鳴り響く音の名前は?」(正解:「魂響(たまゆら)」)といった簡単な問題から,「イベント当日現在,【ARK監査局】と【MAD FANG】でより平均年齢が低いのは?(※小十郎は見た目年齢で判断)」(正解:ARK監査局。平均年齢は21.5歳と21.66…歳の僅差)といった難易度の高いものまでが出題され,【光秀・家康連合軍】が勝利した。
第2セッションでは,「『戦シーズン』で政宗を自軍に引き入れることを思いついたのは官兵衛と清正のどっち?」(正解:清正。官兵衛はヒントを与えた)などの問題が出され,こちらは【秀吉・政宗連合軍】が勝った。
最後の第3セッションでは急遽「じゃんけん大会」が行われ,最終的に【光秀・家康連合軍】側の有害人類が見事勝利し,総合優勝は【光秀・家康連合軍】となった。勝者チームのキャストには高級ケーキが,敗者チームのキャストには駄菓子セットが贈られ,全員が笑顔でバラエティコーナーが終了した。
イベントのラストは,全有害人類が待ち望んでいた生ライブだ。ファーストフルアルバムに先駆けてコラボ楽曲の“キャラクター(キャスト)歌唱バージョン”の初披露とあり,会場いっぱいが期待に満ちた空気になった。
トップバッターには,小笠原さん演じる秀吉と馬場さん演じる官兵衛が登場。ARKの備蓄倉庫に侵入したと見られる2人の会話の後,魂響――「惡鬼招雷」が流れ始めた。小笠原さんと馬場さんは,初っ端から気迫あふれるパフォーマンスとボーカルでボルテージを一気に上げる。ラストには馬場さんが「準備完了!キヨ,突入開始だ!」と叫び,小笠原さんは高笑いしながら「どーよ……刺激的だったろ? お疲れちゃーん!!」 とおなじみの言葉を残し,ステージを去っていった。
続いて登場したのは,大河さん演じる左馬之助だ。先ほどまでのバラエティやトークとは纏う空気をガラリと変えた大河さんは,「ウルトラムシケラボーイ」を熱唱。淡々と言葉を紡ぐ左馬之助ともまた違うさまざまな一面を見せる。最後はもちろん「おいたわしや,光秀様」の名セリフだが,そのすぐ後に首を傾げながら「やっぱこのセリフ,利三がいないと寂しいね」と呟いて,客席から大きな拍手が起きた。
変わって,美藤さん演じる家康の出番となった。家康の魂響である「In The End」はダンサブルなナンバーで,周囲の空気が鮮やかに変化する。美藤さんは小悪魔的な歌声で観客を魅了。実は美藤さんは,今回が初めての単独での生ステージだったそうなのだが,それを感じさせない存在感だった。
次に,峯田さん演じる政宗がステージに現れた。峯田さんはミステリアスな佇まいから一転,「リブラ」のイントロが始まった瞬間,まさに“豹変”。拳を高く突き上げ,スクリームで圧倒する。メロディアスなパートから絞り出すような低いデスボイスまで,変幻自在の歌声を披露した。
そして最後に5人が舞台に勢ぞろいし,「DEVIL ASYLUM」を熱唱。まさにこの日,ここだけの特別な生ライブが大盛況のうちに終了となった。
最後に,キャスト全員から一言ずつメッセージが送られた。
小笠原 仁さん(秀吉役):
前回の「解放区」イベントではアーティストの皆さまをお招きして一緒に歌いましたが,今回は僕たちだけでお送りしました。お芝居と地続きのライブでいい世界感が作れたと思いますし,舞台袖で観客として見ていても気持ち良かったです。イベント全編通して楽しかったです!
馬場惇平さん(官兵衛役):
これからシーズン2もきますので,有害人類の皆さんを増やすチャンスです。いきなり「有害人類にならないか?」と誘うのはハードルが高いので,リニューアルされたサイトなども利用していただければ。またの機会に,会場で皆さんと会えることを祈っています。
峯田大夢さん(政宗役):
イベントを重ねるごとに,こうして一緒に「マガツノート」を共有できる人が増えたことがうれしいです。これからも楽しいイベントやライブができるといいですし,今日の感想もぜひハッシュタグで呟いてほしいです。後ですごく見ます! これからもぜひ期待してください。
美藤大樹さん(家康役):
今日の集会は声優のみのパフォーマンスでしたが,これから近いうちに,きっと(観客の皆さんが)声出しできる日がくるんじゃないかと思います。これからシーズン2で物語がどうなっていくか分かりませんが,これからも「マガツノート」に注目していただけたらうれしいです。
大河元気さん(左馬之助役):
この「マガツノート」という作品は,見てくださる皆さんも世界観の一部となっていると思います。今日は一緒に楽しんでパワーをいただけましたし,一番グッときたのは,新情報でスクリーンを見上げる皆さんのステキな表情でした。きっと配信の人もそうだったと思いますが,いつかまたお会いできたら。今日は家に帰ったら手洗いしてうがいして……。
馬場さん:
お母さんですか!?
大河さん:
「おおかわさん」だけど「おかあさん」でいいよ(笑)。皆さん,あったかくして休んでくださいね!
これからの展開も目白押しの「マガツノート」。武将たちの活躍や,有害人類がどこまで増えていくのか……今後がますます楽しみになるイベントだった。