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オンラインサバイバルACT「Nightingale」で新たにフィーチャーされる,自在に世界を生成する“レルムカード”について話を聞いた
「Nightingale」は,19世紀末のビクトリア王朝期を連想させる世界において,「フェイ・レルムズ(Fae Realms)」と呼ばれる未知なる世界へのポータルが開いたことから,「レルム・ウォーカー」と呼ばれる探検家たちが武器を手にして飛び込んでいくという,探索とクラフティングに重点を置いたシェアワールド型のサバイバルゲームだ。ソロもしくは複数の仲間たちと一緒にプレイでき,さまざまなアイテムをクラフティングしたり,自分の家や要塞を建築したりしながら,この世界のどこかに存在するという魔法都市「ナイチンゲール」を探し求めることとなる。
本作がユニークなのは,例えば「ARK: Survival Evolved」のように固定された世界を複数のゲーマーがシェアするのではなく,プレイヤーがポータルを通って入るすべての世界が自動生成されるという仕組みになっていることだ。この世界を生み出すためのモディファイアとして,プレイヤーは入手したさまざまなカードを組み合わせていくものがレルムカードシステムというわけだ。
フリン氏の説明によるとレルムカードは,平原であるとか,森や湿地が多いとか,さらにはモンスターのタイプの存在,天候や昼夜といった異なる環境を作り出すという。そうして作り出した世界の中を探索し,その中でクエストをこなしたり,資源採取を行ったり,さまざまなアイテムや宝物を見つけ出したりすることで,プレイヤーは武器やコスチュームに加えて,新しいレルムカードをクラフティングできるようになるという。
つまり,ほぼエンドレスに異なる世界を作り出し,新しい冒険を楽しめるのだ。資源が豊富とか,美しい景色があるなど気に入った世界であれば,それを自分の所有地にしてしまうことも可能だ。そこにさまざまな施設を作り出し,自分の基地として他人に妨害されることなく自由な暮らしも謳歌できる。仲間うちであれば,資源やアイテムは自由にトレードできるそうだ。
もちろん,しっかりと探索して必要な資源を集めて回る必要もあるし,よりレベルの高いレルムに行かなければならない。そのために,より能力の高いレルムカードを入手する必要が出てくるわけで,長い時間をかけてアドベンチャーを繰り返していくことができるようなゲームになるとフリン氏は言う。
今回リリースされたトレイラーには,ゼンマイ仕掛けのオートマトンが登場しているが,これは「レルム・ガーディアン」という存在であるとのことで,まだ敵なのか味方なのかは不明だ。もっとも,レルムにはNPCたちも数多くスポーンするとのことなので,各々の世界でさまざまな冒険ができるのは間違いなさそうだ。
フリン氏をはじめとする開発メンバーの中核は,同じカナダのエドモントンにあるBioWareに長らく在籍し,「Dragon Age」や「Mass Effect」などのアクションRPG作品の開発に携わってきたという。「Nightingale」は,そうしたクラシカルなRPGとは距離を置きつつも,独特の世界観や遊び込み要素を多分に含んだ作品として,多くのゲーマーに親しまれることになりそうだ。
「プレイヤーが,この世界で何をしてくれるのか楽しみでなりません」と話していたフリン氏。我々ゲーマーにとってもどこまでゲーム世界で自分たちのやりたい冒険や建築を楽しめるのか気になるところ。すでに,Steam(リンク)およびEpic Gamesストア(リンク)にてストアページが公開されているので,アーリーアクセス版のリリースを楽しみにしておきたいところだ。
「Nightingale」公式サイト
- 関連タイトル:
Nightingale -ナイチンゲール-
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