スマホ版「崩壊：スターレイル」，日本での収益成長量は2位に2.5倍近い差を付けてトップ。Sensor Towerがレポートを公開

　さまざまなデータや分析環境を提供するSensor Towerは本日（2024年5月22日），スマートフォン向けスペースファンタジーRPG「崩壊：スターレイル」（iOS / Android）の収益に関するレポートを公開した。

　なお，同作はPC/PS5版もリリースされているが，本レポートはiOS/Android版のレポートとなっている。

Sensor Towerブログ「崩壊：スターレイルの日本での収益成長量は2位に2.5倍近い差つけトップ、他市場と比べて高い年齢層とゲーマーからの支持が厚い」

　レポートによると，2023年4月27日から2024年4月26日までの世界における崩壊：スターレイルの収益シェアは，40％以上の中国がトップになった。日本は中国に次ぐ2位で，20％以上を占めており，3位はアメリカ，4位は韓国となっている。


　日本における崩壊：スターレイルの人気はランキングに反映されており，同期間での日本のApp StoreとGoogle Playストアのモバイルゲーム収益ランキングでは，50位以内がどちらのストアも350日以上となったという。トップ10圏内で見ると，App Storeでは150日以上，Google Playストアでは190日となっており，日本市場では安定した収益を確保し続けていることが分かるとのこと。


　2023年4月27日から2024年4月26日までの日本におけるモバイルゲーム収益成長量を見ていくと，崩壊：スターレイルは2位の「ロイヤルマッチ」に2.5倍という圧倒的な差を付けて1位になっており，際立った急成長を確認できるという。


　また，日本，アメリカ，韓国の各市場における崩壊：スターレイルの特色にも違いが見られるそうだ。Sensor Towerのデータによると，男女別のプレイ比率では，アメリカは女性比率が高く（42.3％），韓国では男性比率が高い（71.4％）傾向にある。日本では男性比率が67.2％，女性比率が32.8％となっている。


　年齢層では，アメリカと韓国では「18-24歳」の層が最も多いのに対し，日本では1つ上の「25-34歳」の層が最多で，「55歳以上」の層も3市場でトップとなっている。一般的に年齢層が上がると可処分所得（手取り収入）も増えるため，日本での収益の好調ぶりの要因の1つだと推察できるという。


　これは，各市場のRPD（ダウンロードあたりの収益）推移を見ても，その傾向を確認できる。日本は収益シェアトップの中国よりもRPDが高く，アメリカと韓国と比較してもRPDが上昇傾向にあるという。日本のRPDの上昇傾向は，同作のゲーム性が大きな支持を得ているとSensor Towerでは分析する。


　また，日本ではゲーマーからの支持が高く，アメリカや韓国では「マンガ＆アニメ愛好家」からの支持が上位にあるという。これは，同作のグラフィックスが魅力の1つになっていると，Sensor Towerは推察している。

※掲載した画像はすべてSensor Towerのブログ（リンク）より。

「崩壊：スターレイル」公式サイト

「崩壊：スターレイル」ダウンロードページ

「崩壊：スターレイル」ダウンロードページ