スクウェア・エニックスは,2022年9月15日に発売予定の
「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」(
PC /
PS5 /
PS4 /
Nintendo Switch)に関する情報番組
「『ドラゴンクエストX オフライン』情報だらけでSHOW!」を9月11日に配信した。
番組は,司会進行に声優の
福山 潤さん,ゲストとしてフォステイル役の
斎賀みつきさん,ダストン役の
伊藤健太郎さん,マイユ役の
遠藤 綾さん,フウラ役の
白石晴香さんが出演。本作プロデューサーである
白石琢磨氏を加えた6名で進行した。
今回は,発売直前ということもあり,これまで公開されていなかった新情報に加えて,実機でのデモプレイも行われた。本稿では番組の模様をレポートしていこう。
左から順に,福山 潤さん,斎賀みつきさん,伊藤健太郎さん,遠藤 綾さん,白石晴香さん,白石琢磨プロデューサー
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『ドラゴンクエストX オフライン』情報だらけでSHOW!発売直前スペシャル!

冒頭では「ドラゴンクエストX」オンライン版の紹介や,各声優陣のアフレコの感想などが語られた。遠藤さんからは「収録終わりにスライムのぬいぐるみをもらい,ドラクエにメンバーとして受け入れられように感じられた」といった感想も。
オンライン版にはない主人公ボイスも搭載。当初,主人公ボイスを導入するか検討していたところ,ドラゴンクエストシリーズの生みの親であり,監修を行っている堀井雄二氏の後押しで導入が決定したのだとか。番組後半,実機上で実際にキャラメイキングが行われた
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オンライン版ではバージョン4.3で実装された遊び人だが,オフライン版で転職可能に。魔法戦士のマジックルーレットなど,オンライン版ではおなじみの必殺技名も見られる
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オンライン版ではバージョン2.0で実装されたカジノに関しても本作で遊べる。このようにオンライン版で,あとから実装されたコンテンツの一部が前倒し的に導入されている
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本作をクリアすると「ふっかつのじゅもん」を聞くことができ,それを利用することでオンライン版をレベル70からスタート可能とのこと。本来のバージョン1(ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン)の範囲はレベル50程度でクリアできるバランスになっているため,なかなか太っ腹なおまけと言える
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冒険をともにする仲間やゲストNPCたち
本作では,オンライン版でNPCとして登場したキャラクターのうち,5名が仲間となってともに冒険してくれる。その他,ストーリーの進行に応じてゲスト参戦するNPCも存在している。まずは仲間となる5名のキャラクターの紹介が行われた。
オーガの女性,マイユ。バレンタインに行われるアストルティア・プリンセス コンテストの初代チャンピオンでもありオンライン版でも根強い人気を誇るキャラ。オフライン版では“かくとう”スキルを使うことで武器なしでも強力な攻撃を繰り出せるとか
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役に立たないガラクタに愛情をそそぐ変わり者のドワーフ,ダストン。これでもアストルティア・プリンス コンテストで1位になった過去もある人気キャラ。本作ではターンの終わり際に“きまぐれ”な行動を取り,追加攻撃や支援をしてくれる
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エルフの少女で,風の町アズランの領主のひとり娘,フウラ。自然を操るスキルを持ち,回復呪文なども早くから習得する。オンライン版の天地雷鳴士に回復をあわせ持ったようなキャラという印象
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ぶっきらぼうだが根は優しいウェディの剣士,ヒューザ。本作では両手剣や片手剣を使いこなすアタッカーポジションとのこと
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限定的ながらも予知の能力を持つプクリポの少年,ラグアス王子。近衛兵を呼んで守ってもらえるスキルなどがあり,オンライン版のスーパースターが持つ特技「ボディガード呼び」のようなものとのこと
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本作では,メインとなる仲間以外にも,ストーリーの進行に応じてゲスト参戦するキャラクターが多数用意されている。後半の実機プレイ時に判明したことだが,ゲストキャラクターはバトル中,基本的に操作できず,AIによって自動的に戦闘を行うようだ
オンライン版登場時から似ていると話題になっていた近藤春菜さんがフルッカの声優に抜擢
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本作のオリジナルエピソードとして,過去のオーグリード大陸を舞台にした新イベントも挿入されている。まだ若いヒメアがパーティに同行するほか,ガミルゴの娘として新キャラ「ガルミィ」がゲスト参戦キャラとして登場。また,新クエストでは,未来を期待される破邪舟師の末裔として「フィーフィ」が登場予定だ。
ヒメア役はオンライン版でもおなじみの能登麻美子さん。ガルミィは本作のオリジナルキャラクター。一方,フィーフィはすでにオンライン版でもグレン城下町に登場しているキャラ。どんなイベントが繰り広げられるのか気になるところだ
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実機を使って実際にプレイ! おなじみの“しばりプレイ”や超はやい戦闘スピードも公開
ここからは実機を使ったデモプレイが行われた。プレイヤーに抜擢されたのはオンライン版も長くプレイし続けている斎賀みつきさん。
タイトルロゴには各種族をイメージした紋章的な図柄が追加された。何気にここで初公開とのこと
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“ぼうけんのしょ”は3個×3ページで
合計9個作成可能。そのほか,マップの切り替わり時などにはオートセーブも行われるようになっている。また,ぼうけんのしょ作成時には
「しばりプレイ」の項目も選択できる。これらのしばりプレイ項目はスタート後にも解除できるが,あとから追加することはできないそうだ。
「ドラゴンクエストXI」のシリーズでもあったしばりプレイは本作でも選択できる。今回のデモプレイではしばりプレイはナシで進行
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キャラメイクでは主人公のボイスも選択可能。男性ボイスと女性ボイスが用意されているが,容姿に関係なく,どのボイスでもチョイスできるようになっている
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同一データ内にすでにプロローグをプレイしたぼうけんのしょがある場合は,エテーネの村のシナリオをスキップできる
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ゲーム内のイベントシーンはボタン(プレイステーション系では[□]ボタン)でスキップすることも可能
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別のぼうけんのしょを使って物語中盤の様子を見てみることに。カメラはキャラの移動に合わせてある程度自動的に動くようになっているが,オプションで切り替えも可能だ
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本作ではシリーズおなじみの仲間会話も搭載。物語の進行に合わせてキャラクターごとに膨大な会話が用意されている。当然ながらオンライン版にはない要素だ
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スキルの習得はスキルパネルをオープンしていく形式に
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「?」のスキルパネルは隣接するスキルを習得することでオープン可能。ここには「ハッスルダンス」が隠されており,“ダストンも回復ができる”という能力が明らかになった
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灰色の空きマスには「スキルアップパネル」をセットできる。これは隣接するスキルパネルのスキルレベルをアップできる強化パネルだ
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スキルアップパネルにはグレードがあり,銅,銀,金,虹と効果がアップしていく。スキルアップパネルは消耗品ではなく,取り外しや付け替えも可能。また,スキル自体のリセットもゴールドはかかるものの比較的自由に行えるそうだ
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オンライン版との一番の違いは戦闘が従来作品を踏襲したターン制バトルになっていること。さくせんの設定でAIに任せることもできるし,「めいれいさせろ」で自分で操作もできる(ゲスト参戦キャラは除く)
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ダストンは「きまぐれ」で自作の兵器を設置。オンライン版でも遊び人がよく行うきまぐれ行動のひとつだ。自分の足元に置いているように見えるが,ちゃんと敵だけがダメージを受けるのでご安心を
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テンションに応じて必殺技も使用可能
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ダストンの必殺技ガラクタハンターは敵1体にダメージを与えつつスタンさせ,戦闘後のアイテムドロップ確率を高めることができる。オンライン版の盗賊のおたからハンターの強化版といった感じだ
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バトルスピードはふつう,はやい,超はやいの3段階から選択可能。必殺技など一部の演出の速度は変わらないが,超はやいだとかなりスピーディに進行するので,レベル上げで繰り返し戦闘を行う際などには便利とのこと
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番組の最後には改めて発売日とそのほかのお知らせが行われた。すでに放映中のテレビCMのロングバージョンも公開され,出演した
賀来賢人さんからのビデオメッセージも。
なお,本作はすでに一部でウワサされているように,発売前から品切れという店舗も出始めているとのこと。白石プロデューサーは「予約やダウンロード版の販売も行っていますので,そちらもご検討いただければと思います」と述べた。
デラックス版は,2023年に配信予定となっている「ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン」を無料でダウンロード可能になっている。通常版では追加料金が発生するため,続編もプレイするつもりならデラックス版を検討してもいいだろう
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