「超ドラゴンクエストXTV ニコニコ超会議2022出張版」をレポート。3年ぶりの「ドラゴンクエストX祭り」開催が発表に

　スクウェア・エニックスは2022年4月29日，イベント「超ドラゴンクエストXTV ニコニコ超会議2022出張版」を開催した。イベントでは，「ドラゴンクエストX オンライン」（PC / PS4 / Switch / Wii U）の開発陣のほか，スペシャルゲストとして，声優の蒼井翔太さんと，シンガーソングライターの佐伯ユウスケさんを迎え，トークなどを披露した。

「ドラゴンクエストX」公式サイト

　「聞かせて あなたのアストルティア」のコーナーでは，ゲストの2人が最近のゲーム内での活動をスクリーンショットと共に紹介した。佐伯さんは，コンテンツの1つ「アストルティア防衛軍」で大砲を担当したが，仕様を把握してなかったので撃つことなく終わってしまったエピソードなどを語った。


　蒼井さんは，自身の使うキャラクターの設定やストーリーを考えるのが好きで，それらに沿ったハウジングやドレスアップをしてスクリーンショットの撮影を楽しんでいることなどを明かした。


　続く「ゲストの提案に生アンサー」は，本作の内容についてゲスト2人が提案し，プロデューサーの青山公士氏とディレクターの安西 崇氏が回答するというコーナーだ。

　蒼井さんの提案は，「武器や防具に，模様などを自由に付け足して，個性を出すことはできないか」というもの。
　青山氏によると，例えば自由に絵を描けると，公序良俗に反するものを描くプレイヤーが出てくる可能性もあり，実現は難しいという。その一方で，チームの紋章をカスタマイズする「チームエンブレム」に使えるマークや下地のパターンは，今後も増やしていく予定だという。

チームエンブレム

　佐伯さんは，各コンテンツで使用する装備の組み合わせをあらかじめ登録しておける「マイセット」機能を実装してみてはどうかと提案した。
　これに対して安西氏は，「開発チームでも何度か話が出たが，実現できていない」と述べ，「装備のデータがセーブデータを圧迫するために，所持できる装備数に上限があること」「職業によって着用可能な装備が異なること」が障壁になっているとした。安西氏からは前向きなアイデアもいくつか示されたものの，開発チームで確認・検討してみないと実現できるかどうかは分からないそうだ。

　さらに佐伯さんからいくつか要望が出て，それぞれに安西氏が回答した。
　「三門の関所の天井をどうにかしてほしい」という要望には，安西氏が「私もルーラで飛べるようにしてほしいと思っている。屋根のあるところでルーラを使えない設定は大事にしたいので，穴を開けるなど屋根のほうをどうにかすればいい」とし，担当に実現可能かどうか確認すると述べた。

　「格闘スキルを使って活躍したい」という要望には，「武器を使わなくとも強いとなると，武器の流通がなくなる」とし，やるとしたら「ナックルなどの格闘武器を作る」「武闘家の格闘スキルラインを強くする」といったアイデアを示した。こちらも確認しないと実現できるかどうかは分からないとのこと。

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　イベントのエンディングには，R-1グランプリ2022王者の，お見送り芸人しんいちさんがサプライズで登場。お見送り芸人しんいちさんは，本作の企画「初心者大使」のオーディションに何度もチャレンジしたが1度も採用されず，個人で本作のプレイを配信していたという過去を持つ。
　会場では「ドラゴンクエスト」バージョンの「僕の好きなもの」を披露し，「まったく仕事がないときにお世話になった」と感謝の意を示した。


　最後に，青山氏がオフラインイベント「ドラゴンクエストX祭り2022」を7月23日と24日の両日，国立代々木競技場 第二体育館で開催することを発表した。3年ぶりの開催で，かつ10周年を迎えるということで，盛大な催しになるようだ。続報を待ちたい。

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