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「GRIT」の最新トレイラー公開。Epic GamesとGala Gamesのストアで販売ページがオープンに
「GRIT」公式サイト
「GRIT」の舞台となるのは,司法の手が十分におよんでいない開拓時代のアメリカ西部で,プレイヤーは荒野で生きるガンマンとして,ほかのゲーマーや決闘したり銃撃戦を繰り広げたりしながら,最後の1人を目指すことになる。現時点では,最大で何人のプレイヤーが参加できるかなどは明らかになっていないが,ソロ,デュオ,そしてスクワッド(人数不明)でゲームに参加できるという。
アイテムの場所やセーフゾーンを狭めるスピードなどがマッチごとにランダムに変化し,お宝を積んだ蒸気機関車が登場したり,敗者復活戦を行う対戦がアンロックされたりする。マップにある武器アイテムはデジタルカードの形で入手できるようで,それを集めてポーカーのように組み合わせることで,手持ちの武器に強力な能力を与えられるとのことだ。
「Grit」の最大の特徴は,ブロックチェーンを活用した,いわゆる「Web3ゲーム」であることだろう。現時点で詳細は明らかになっていないものの,NFT(非代替性トークン)を利用したプレイヤー主導のゲーム内経済が構築され,ブロックチェーン技術によってユニークキャラクターやアイテムが管理されるという。20種類の武器にさまざまなアタッチメントや属性を加えていくことでユニークなロードアウトを作成でき,また,プレイヤーキャラクターをカスタマイズして自分好みに仕立てあげることができるという。
Epic Gamesストアで,こうしたゲームがリリースされるのは初めてのことになる。2021年末にSteamでプレイできた複数のNFT/ブロックチェーン型ゲームが発売禁止になった際,Epic GamesのCEOであるティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏は,「法律にのっとったブロックチェーンを利用しているゲームは歓迎しますよ」とツイートしていたことは,週刊連載「奥谷海人のAccess Accepted」の第702回「Steamでは販売禁止に。ブロックチェーンゲームの現状」で詳しくお伝えしたとおりだ。現在,多くのWeb3ゲームパブリッシャは独自にタイトルを展開しているが,今後,Epic Gamesストアでの販売が増えていくかもしれない。
Gala Gamesは,Web3ゲームを専門にするパブリッシャで,独自トークン「Galaノード」が利用できる専用ポータルを運営している。公式サイトでは,すでに14作作品がさまざまなデベロッパで開発中であることが明らかにされており,いくつかのゲームはテスト段階に移行しているようだ。また,「GRIT」を開発するTeam GRITは,ゲーム業界のベテラン開発者であるジョナサン・メイヴァ―(Jonathan Mavor)氏が率いるUber Entertainmentの開発チームだ。
It’s official!
— Gala Games (@GoGalaGames) June 6, 2022
GRIT will be the first Gala game on the @EpicGames store #IntoTheGalaverse #Galaverse pic.twitter.com/yR8YtgemMp
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