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ゲームボーイミクロ風携帯型Androidゲーム機「AYANEO Pocket Micro」の国内予約が始まる
メインメモリ容量と内蔵ストレージ容量が異なる2モデルをラインナップしており,税込価格は以下のとおり。いずれも11月上旬の出荷を予定する。なお,小型PC専門店のハイビームでは,9月19日までの予約で本体価格を10%引きとするキャンペーンを実施するという。
- メインメモリ容量6GB,内蔵ストレージ容量128GB,3万9800円(早期予約価格:3万5820円)
- メインメモリ容量8GB,内蔵ストレージ容量256GB,4万4800円(早期予約価格:4万320円)
AYANEO Pocket Microは,AYANEOが過去の歴史的なデジタル製品をオマージュして開発する「AYANEO REMAKE」シリーズに属する製品で,「ゲームボーイミクロ」をモチーフとしている。ディスプレイのアスペクト比が3:2で,最新のAndroidゲームタイトルというよりも,レトロゲームのプレイを重視した製品と言えるだろう。
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ガジェットが好きで好きで,好きが高じて,AYANEOを会社ごと買ってしまったのが,CEOであるArthur Zhang氏だ。単なる道楽者ではない,氏の設計方針や仕事の思想を,ちょっとだけ聞いてみよう。
AYANEO Pocket Microの筐体は,AYANEOの携帯型ゲームPC「AYANEO 2」や,携帯型Androidゲーム機「AYANEO Pocket S」と同じく,ディスプレイ部分と筐体に段差が無くフラットな「ボーダレスフルスクリーン」デザインを採用する。
公称本体サイズは,156(W)×63(D)×18(H)mmで,ポケットにも収まるサイズ感だが,ゲームボーイミクロと比べるとふた周りほど大きい。ただ,厚みがある分しっかりと持てる印象だ。公称本体重量は約233gだ。
ゲームパッドは,D-Padと「A/B/X/Y」ボタンの下に左右のアナログスティックを配置するレイアウトを採用しており,上側面には[L1/L2]と[R1/R2]ボタンも備える。
また,左アナログスティックの下に[START]ボタンと[SELECT]ボタン,右アナログスティックの下に設定アプリ「AYASpace」の起動ボタンと[ホーム]ボタンといった独自ボタンを搭載するのも見どころだ。
AYASpaceは,キーマップ機能も備えており,画面上の仮想ゲームパッドに,ボタンやスティック操作を割り当てられる。
搭載SoC(System-on-a-chip)は,MediaTek製の「Helio G99」を採用する。Helio G99は,2022年に登場した古めのSoCで,最近ではエントリーからミドルクラス向け市場のスマートフォンやタブレットでの採用例が多い。性能は控えめで,このあたりもレトロゲーム向けというコンセプトを反映しているのだろう。
また,AYANEO Pocket Microには,本体に空冷ファンを内蔵しているのもポイントだ。AYANEOは「長時間の利用していてもSoCの動作周波数を維持できる」とアピールしている。
インタフェース類は,本体の左側面にmicroSDスロット,下側面にUB 2.0 Type-Cポートと,シンプルな構成だ。また,上側面の[電源/スリープ]ボタンには,指紋認証センサーを内蔵している。
AYANEO Pocket Microは,どちらかといえば,サブ端末としての色合いが強い製品だが,小型ゲーム機が好きなゲーマーや,外出先でも手軽にゲームをプレイしたいという人にとっては魅力的な製品と言えるではないだろうか。
AYANEO Pocket MICRO製品情報ページ
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AYA NEO
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