プレイレポート
「GUILTY GEAR -STRIVE-」の第2回オープンβテストが本日スタート。新規プレイアブルキャラのイノと闇慈のインプレッションをお届け
今回のオープンβテストは,2月に実施された第1回オープンβテストで得られたフィードバックを反映したもので,公式サイトによると,以下の調整が施されているという。
・連続技に同じ技を一定回数以上組み込むと,相手キャラクターが早く落下するようにしました。
・空中行動全般を調整しました。※一律ではなくキャラクターにより調整内容が異なります。
空中で攻撃動作や2段ジャンプや空中ダッシュを行うと着地に硬直が発生するようにしました。
ジャンプや空中ダッシュ等の移動距離を短くしました。
ジャンプの空中判定になるタイミングを遅くしました。
・特殊技の「+P」を対空攻撃として調整しました。※一律ではなくキャラクターにより調整内容が異なります。
上方向に攻撃判定を拡大し,やられ判定を縮小しました。
攻撃の持続時間を伸ばしました。
・空中で攻撃をガードすると硬直時間が長くなるようにしました。
・その他,バトルシステムやキャラクターごとの性能等,全体的な対戦バランスを調整しました。
さらに今回のβテストでは,前回選択できなかった御津闇慈とイノが追加されており,現時点で発表されている15キャラすべてが使用できるバージョンとなっている。また,今回もゲーム起動時にネットワーク接続が必須だが,PlayStation Plusに未加入でも参加できるとのことだ。
今回4Gamerではβテストの実施に先駆けて,新たにプレイアブルとして参戦する御津闇慈とイノをプレイする機会を得た。調整された内容の一部に加え,新たな2キャラのプレイフィールを紹介するので,βテストに参加する人は目を通しておこう。
「GUILTY GEAR -STRIVE-」公式サイト
共通システムの調整でバトルバランスにさまざまな変化が与えられた
特殊技の+Pが対空に使いやすくなったり,全体的なダメージが少し抑えられていたりと,ややマイルドな調整が施されたように感じた本バージョン。そのなかでもっとも対戦に影響が出るであろう変更点としては,「空中でアクションを取った時に着地硬直が発生するようになった」ことを挙げたい。
前回のバージョンではジャンプ行動がとくに強かったと言われており,マイルドにするための調整だと思われるが,この変更により空中で行動することのリスクが増加している。着地を狙われない立ち回りが重要で,2段ジャンプや空中必殺技などを用いて,的を絞らせない戦い方をする必要性が出てきそうだ。
強力なコマンド投げ「メガロマニア」が追加されたイノ
イノの代名詞と言えば,空中に浮きながら移動するホバーダッシュ。本作でもそれは健在で,ホバーからの中下択や空中ダッシュが可能なため,崩しのネタに困ることはなさそうだ。なお,本作では空中ダッシュの軌道が,従来の真横に移動するものから,斜め下方向に移動する特殊な軌道に変化している。イノはジャンプ攻撃を空中ダッシュでキャンセルできるため,新しい軌道でのガード崩しも狙えそうだ。
また,空中からの突進必殺技である「狂言実行」が中段判定から上段判定になり,ヒットまたはガード時にタイミングよく同じボタンを押すことで,前方に跳ね上がる性能に変化している。跳ね上がったあとは空中で再行動可能なので,立ち回りから一気に接近戦に持ち込むことも可能だろう。
そのほか,新たな覚醒必殺技として,過去作品でラスボスだったイノが使ってきた「メガロマニア」が追加されている。遠距離で発動した場合は従来のものと同じく飛び道具による攻撃になるが,密着した状態で発動した場合は暗転後に回避できない高性能なコマンド投げに変化する。間合いこそ狭いもののホバーダッシュの着地などから狙う機会が多く,本作のイノの崩しの要となりそうだ。
ガードポイントの代わりに受け流しを取得した闇慈
本作で待望の復活を遂げた闇慈。さまざまな変更点があるものの,一部の通常攻撃と必殺技は以前のモーションと変わらないので,過去作で触っていたという人はすんなりと本作の闇慈にも馴染めそうだ。
また,扱いやすい突進必殺技の「風神」は健在で,ここから多彩な派生技を駆使して一気に攻め込める。中近距離で戦う打撃キャラが好きな人にはとくにオススメしたいキャラクターだ。
風神と同じく,闇慈の代表的な必殺技である「疾」は相手に触れると,蝶々が跳ね上がり時間差で2段目がヒットする飛び道具。本作の2段目は上段判定となっているため,下段攻撃とあわせてガード崩しを狙うことはできないが,有利な状況を生かして,投げと打撃の2択を仕掛けていくといいだろう。
そのほかに過去作の闇慈には相手の攻撃をガード判定で受け止める攻撃――いわゆるガードポイント攻撃が多く備わっていたが,本作ではそれらがすべて無くなってしまった。ただし,その代わりに相手の攻撃を受け流すアクションである「水月のハコビ」が追加されており,受け流したあとは闇慈側が有利な状況で攻められる。相手のアクション次第では確定反撃を叩き込むこともできるので,研究のし甲斐がありそうな必殺技だ。
本作の闇慈には,新必殺技の「紅」と新覚醒必殺技の「花鳥風月 改」が追加されている。紅は上昇しながら風神を放つようなアクションで,地上の相手には当たらないものの,動作後は空中で再行動ができるため,連続技や固めに使っていけそうだ。
花鳥風月 改は1フレームで発生する当身技で,当身成立時にのみ暗転して攻撃が発生する。切り返しで使えるのはもちろん,飛び道具も受け取れるので,さまざまな使い道が生まれそうな必殺技だ。
待望の再戦機能が追加! より遊びやすくなったオンライン対戦を楽しもう
最後に第2回オープンβテストで遊べるゲームモードを紹介しよう。1人用のゲームモードには,CPUとの対戦が楽しめる「VS COM」,基本的な遊び方を覚えられる「チュートリアル」,自由に練習を積める「トレーニング」が用意されている。本作で初めて格闘ゲームに触れるという人は,チュートリアルとトレーニングで軽く練習してからオンライン対戦に挑むといいだろう。
そして,ほかのプレイヤーと対戦を楽しめるモードとして,オフラインで友人と対戦できる「VS 2P」と,オンラインにつないで世界中のプレイヤーと対戦を楽しめる「オンラインマッチ」が用意されている。
なお,オンラインマッチは前回のβテストから大幅な改善が行われており,オンラインロビーに対戦台(デュアルステーション)が設置されたため,対戦の待ち受けや申込みが視覚的にわかりやすくなっている。
また,プレイヤーから要望が多かった再戦機能が今回より追加されており,ランクタワーでは最大3戦,あるいは階層が変動するまで再戦できるようになった。だれとでも自由に遊べるオープンパークでは,再戦は無制限なので気が済むまでやり込もう。
さらなるクオリティアップを図るため,当初の発売予定日(4月9日)から6月11日に延期された「GUILTY GEAR -STRIVE-」。タイミング的には今回が最後のオープンβテストになると思われるので,発売を楽しみにしている人は,ぜひテストに参加して,開発に意見を届けてほしい。
「GUILTY GEAR -STRIVE-」公式サイト
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