プレイレポート
「Pokémon UNITE」にイーブイ旋風到来。開発陣との対戦会でブラッキー&リーフィアを先行プレイしてきた
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耐久力に優れるブラッキー。ソロでも集団戦でも役立つわざを持つ
新ポケモンのブラッキーとリーフィア,そして新ゲームモードの「エブリバディブイブイフェス」を紹介していこう。5月25日に参戦予定のブラッキーは,ディフェンス型・近接タイプのポケモンで,相手を捕まえたり,相手の力を利用して戦う能力を持っている。イーブイの進化系「ブイズ」としては,「ニンフィア」「エーフィ」「グレイシア」に続いて,4匹目の参戦だ。
ブラッキーのとくせいは「せいしんりょく」で,相手からの行動不能の妨害を受ける際に,1度だけ無効化できる。再発動までの時間は長いが,耐久力の高さも相まって,相手に急襲されたときに生還しやすい。
ブラッキーのわざセットの1つ目は,「くろいまなざし」と「ねがいごと」の組み合わせ。くろいまなざしは指定した相手の周りに黒いゾーンを作り出し,相手を数秒間ゾーンから離れられなくするうえ,自分は通常攻撃が強化攻撃になるという,かなり強力なわざだ。人数有利があるタイミングで使えば,ほぼ確定で相手をKOできる状況を生み出せるだろう。
ねがいごとは,指定したポケモンに願いを込めて,一定時間後に回復するわざだ。誰も指定しなかった場合は,自分を回復する。即時発動ではないのが少しネックだが,指定した味方が発動前に倒されてしまった場合は,自動的に近くの味方に引き継がれるので無駄にはなりにくい。
このわざセットでは,くろいまなざしとねがいごとを生かして,味方と連携しながら戦うのがいいだろう。また,1対1でHPの有利を作りやすく,くろいまなざしのおかげで離脱もしやすいので,積極的に戦いを仕掛けていけるわざ構成とも言える。
ただし,くろいまなざしの射程距離は短く,このわざ構成のブラッキーはムーブわざを持っていない。そのため,近づくときはこっそり裏から接近したり,バトルアイテムの「だっしゅつボタン」や「スピーダー」を使ったりして,相手を捕まえたい。
2つ目のわざセットは,「イカサマ」と「バークアウト」だ。イカサマは指定した方向に突進し,ダメージと行動妨害を与えるわざだ。さらに,この突進が相手に当たると,もう一度イカサマを使用でき,2回目は1回目の突進を命中させた相手の攻撃に応じてダメージが上がる。ポケモンシリーズでも相手の攻撃を参照してダメージを与えるわざだったので,それに近い性能だ。
バークアウトは,周囲にダメージを与えながら,相手の攻撃と特攻を下げる能力ダウンを持続的に与えつつ,最後に周囲に行動不能を与えるわざだ。能力ダウンの効果は当てるほどに重ねがけができるので,相手に張り付いて当て続けることが重要だ。
こちらの組み合わせは,ディフェンス型でも相手をKOしたいトレーナーにとっては最適のわざ構成だ。イカサマは待ち時間が短く,ダメージも高いので,当て続けられれば多くの相手に打ち勝てる。しかし,相手に突っ込まないと仕事ができないうえに,イカサマを外すと「ただのかわいいポケモン」になりがち。判断力やわざの精度が重要で,難度は高いが,その分のリターンはある性能だ。また,相手に攻撃型のポケモンが多いときなどに選ぶのもいいだろう。
ブラッキーのユナイトわざは「ムーンライトセレナーデ」で,発動時にダメージを与え,周囲の相手のポケモンが持つシールドを吸収するエリアを数秒間展開する。相手がシールドを張ったときなど,カウンター的な使い方をするのが理想的だ。だが,シールドはポケモンのわざはもちろん,もちものの「おたすけバリア」の効果や自陣ゴールに近寄ったときなど,シールド生成の機会はわりと多い。戦闘が始まったら,先に使っておき,相手にシールドを張らせない”抑止力”として使っても面白そうだ。
スピードに優れるリーフィア。近接戦闘だけでなく中距離戦もできる技セットも
一方,リーフィアはスピード型・近接タイプで,こまめに使える移動手段をいくつか持っている機動力抜群のポケモンだ。とくせいは「ようりょくそ」で,草むらの外にいるとようりょくそゲージが溜まっていき,ゲージが最大のときには,わざに追加効果が発生するほか,移動速度がアップし,次の通常攻撃が相手に突進する強化攻撃になる。
1つ目のわざセットは「はっぱカッター」と「つばめがえし」の組み合わせだ。はっぱカッターは指定した方向に5枚の葉っぱを投げてダメージを与え,さらにそこから再使用すると投げた葉っぱを自身の方向に呼び戻し,戻る際にも葉っぱが当たった相手にダメージを与える。また,5枚すべての葉っぱが1体のポケモンに当たると,シールドを獲得できる。
つばめがえしは,指定した方向に移動しながら,当たった相手にダメージを与え,次の通常攻撃を強化する,非常にシンプルなわざだ。最大2回までストックでき,待ち時間も短いので,とくせいの強化攻撃の突進と組み合わせて追撃性能が非常に高くなる。
はっぱカッターとつばめがえしの構成は,相手の懐に瞬時に入り込み,大ダメージを与えるのに特化している。ただし,ダメージを出せるかどうかは,はっぱカッターをどれだけ当てられるかにかかっている。相手に接近してからはっぱカッターを使い,戻ってくるはっぱカッターはつばめがえしやだっしゅつボタンを使って自身の位置を調整し,しっかり相手に当てていこう。
2つ目のわざセットは,「ソーラーブレード」と「リーフブレード」の組み合わせだ。ソーラーブレードは方向を指定し,発動するとチャージを開始する。そしてチャージ中に再使用することで指定方向にダメージを与えるわざだ。また,とくせいのようりょくそゲージが最大になっているときは,チャージ無しですぐ最大ダメージを出すことができ,わざの待ち時間も短縮される。その際,ゲージは消費してしまうが,かなり使い勝手が変わるので,ソーラーブレードを使うときは意識しておきたい。
リーフブレードは,指定方向にダッシュした後,周囲を葉っぱで斬りつけるわざだ。この周囲へのダメージは内側と外側に判定があり,外側のほうがダメージが高く,相手に命中するとようりょくそゲージが増加する効果もある。ただし,外側を当てるのは結構コツがいるので,無理をして狙って外すとダメージが出せなくなることも。HPの有利があるときや,相手から逃げるときは,単なるムーブわざと割り切って使おう。
ソーラーブレードとリーフブレードの組み合わせは,スピード型のポケモンらしくない中距離の戦闘を得意としている。通常攻撃を出すとようりょくそゲージを消費してしまうので,できるだけソーラーブレードを遠くから当ててHPの有利を作り,チャンスになったらリーフブレードや強化通常攻撃で接近してとどめを刺そう。ソーラーブレードは前方への射程が広く,一発のダメージも高いので,野生ポケモンにとどめを刺すのも得意だ。
リーフィアのユナイトわざは「エメラルドダブルビート」で,相手のポケモンめがけて突進しダメージを与えた後,高く跳び上がって相手のポケモンとその周囲にもう一度ダメージを与えるわざだ。シンプルなダメージわざだが,その分ダメージが高いので,できるだけ多くの相手に当てたい。
また,ブラッキーとリーフィアが追加されたタイミングで,ブイズが5匹になるが,チームがブイズのみの場合,全員のわざが少し強化される「チームアピール」が発動するという。強化効果自体はそこまで大きくないようだが,友人とプレイする際などに合わせて使いたくなるうれしい効果だ。
エブリバディブイブイフェスにはキョダイマックスイーブイが登場!
期間限定のゲームモード「エブリバディブイブイフェス」についても紹介しよう。エブリバディブイブイフェスは,イーブイのみが参加可能な対戦イベントで,4対4のクイックバトルの形式が採用されている。
本モードでは,「アピール」というコマンドが特別に用意されており,相手のポケモンをKOしたり,それをアシストしたりしたときにアピールができる。また,アピールミッションという専用のミッションがミニマップ下に表示され,アピールをしたり,アピールミッションを達成したりすることで,アピールレベルを上げられる。アピールレベルが上昇すると,一定時間ゴールまでの速度が上がるので,その効果を生かしてゴールスコアを稼いでいこう。
そして,ラストスパートではマップ中央にキョダイマックスイーブイが出現。キョダイマックスイーブイは,倒すと味方のアピールレベルが最大になり,一瞬でゴールが入れられるようになる。耐久力が高く時間がかかるので,必ずしも倒す必要があるわけではないが,モコモコしていてかわいいので一度は見てほしい。
新ポケモンの触り心地は上々。対戦会の模様をお届け
最後に,対戦会の模様をお伝えしていこう。対戦会は,TPC(ポケモンカンパニー)とメディア陣を織り交ぜた面々で,クイックバトルが3戦,スタンダードバトルが1戦行われた。今回筆者は,新ポケモンを存分に使おうということで,ブラッキーとリーフィアをそれぞれ2回ずつ使わせてもらった。
1戦目はリーフィアを使ったのだが,序盤のクレベースを絡めた戦闘で4連続キル+クレベースを獲得すると,そこで得た経験値で相手を終始圧倒。リーフィアはスピード型ということもあり,流れに乗ってしまえばあとは暴れ放題で,そのまま大差で勝利した。
2戦目はブラッキーを使い,終盤までは敵をKOしたタイミングでしっかりクレベースを倒し,集団で動くなど丁寧に有利を築いてゲームを進めていた。しかし,ラストスパートのタイミングで筆者が前に出すぎてKOされ,きれいに逆転負け。チームの皆さん,ごめんなさい……。
3戦目はリーフィアで,1戦目に活躍したわざ構成とは逆のわざを選択した。まず序盤,前方広範囲にダメージを出せるソーラーブレードをしっかり使い,クレベースのとどめを刺すことに成功。しかし,2匹目のクレベースは相手に取られてしまい,接戦でラストスパートを迎えることに。浮いた相手のリーフィアを捕まえると,そこから相手を3連続KOし,ガラ空きになったゴールに100点ゴール×2でバッチリ勝利した。
最終戦はスタンダードバトルで,ブラッキーを使わせてもらった。さらに,5対5ということで,このバトルでは公式チャンネルでおなじみの“たぶんポケモンユナイトに一番詳しい男”「タブンネ北田」さんもニンフィアを使って参戦していた。
そんな中,筆者はバトル前になんの計画もしていなかったので,なぜか空いた中央レーンに行くことに。しかし,ブラッキーは相手を捕まえる能力に長けているので,いい感じにサイドレーンにプレッシャーを掛けて序盤から有利を築くことに成功。その後,タブンネ北田さんが使うニンフィアが大活躍し,こちらが勝利した。
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(C)2021 Pokémon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.(C)2021 Tencent.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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