プレイレポート
「Pokémon UNITE」に,戦略を大きく変える新ポケモン“フーパ”が登場。新しいクイックバトルと合わせて先行プレイレポートをお届け
「Pokémon Dayイベント」では,新たに登場する幻のポケモン「フーパ」のレンタルライセンスを誰でも獲得できる。これだけでは,ランクバトルで使用できないが,期間限定のミッションをクリアしていくとユナイトライセンスも入手でき,制限なく使用できるようになる仕組みだ。
フーパは,味方をワープさせられる,これまでにない特殊なサポート型ポケモンとなっている。これからの本作の環境を大きく変えていくであろうポケモンだ。
また,27日からは期間限定の新しいクイックバトル「フルスロットルバトル」が遊べるようになる。今回は,フーパとフルスロットルバトルを先行プレイしてきたので,その内容をお届けする。
フーパは味方をワープさせられる上級者向けのサポート型
フーパは遠隔,特攻,サポート型で,味方に長距離ワープの手段を与えるという,これまでにない能力を持つ上級者向けのポケモンだ。味方との連携がしっかり取れていないと強みを活かすのは難しいが,パーティープレイではフーパを入れるかどうかで,試合の組み立て方が大きく変わってくるぐらい,影響力が強い。
最も特徴的なのが,レベル4で覚える「いじげんホール」だ。これは,味方や自身をワープさせられるわざで,好きな位置にホールを置くと,その中にいる味方を一定時間後にスタート地点へとワープさせる。さらに,スタート地点に戻った味方は,一定時間内にワープボタンを押すことで元いた場所へ瞬時に戻る。つまり,HPがピンチのポケモンをスタート地点で回復させて,即座に戦線復帰してもらえるのだ。
いじげんホールの効果はこれだけではない。味方のフロントゴールに配置した場合,反対側のフロントゴールにつながるワープゲートを作れる。例えば,下ルートのフロントゴールにいじげんホールを置けば,上ルートのフロントゴールにワープできる。これはもちろん味方のポケモンも使用でき,カジリガメを倒したあと即座に上に移動してロトムを倒す,反対側でゴールを入れようとしている相手を止めるなど,戦略的な使い方を考え始めればきりがない。
なお,フロントゴールが破壊されていた場合はミドルゴールに配置できるが,ミドルゴールも破壊された場合はこの効果が使えなくなる。一番相手側に近いゴールがつながるので,例えば下のフロントゴールだけ破壊されている状態では,上のフロントゴールと下のミドルゴールがいじげんホールでつながるといった具合だ。
このいじげんホール1つだけでも,フーパの強力さがわかると思うが,ユナイトわざの「ときはなたれし光輪」も,味方のポケモンをワープさせる効果を持っている。ときはなたれし光輪を使うと,フーパは指定した位置にリングを展開する。味方の画面にはワープボタンが表示され,これを押すとリングの位置にワープできるのだ。つまり,カジリガメやロトムといった重要な野生ポケモンを相手と取り合っているときに,味方が遠くにいても即座に全員呼び出せるのである。使い方は無限大といった感じで,チームとしての戦い方が一気に変わってくるだろう。
しかも,ときはなたれし光輪の効果はこれだけではない。フーパ自身も“ときはなたれしフーパ”となって,通常攻撃が複数の対象にヒットするようになり,わざは「いじげんラッシュ」と「サイケこうせん」に変化し,サポートとは思えないダメージが出せるようになるのだ。
とくせいやほかのわざも簡単に触れていこう。とくせいは「マジシャン」で,相手チーム側にあるきのみを1つフーパの前に持ってくるというものだ。どのきのみを持ってくるかはランダムだが,相手の回復手段を1つ減らして,こちらの回復にしてしまうのはシンプルに強い。
最初に覚えるわざは「ねんりき」と「おどろかす」で,ねんりきは指定方向に,おどろかすは指定した位置に攻撃する。どちらも射程が長いうえ,ダメージもあるため,最序盤でのとどめの取り合いでは強い部類に入るだろう。
ねんりきはレベル4で「いじげんホール」か「トリック」に派生できる。先行プレイではいじげんホールを選択したので,トリックは体験できていないのだが,こちらは味方のポケモンと自身をリンクさせて,効果時間中はわざや通常攻撃をその味方からも撃ち出せるという面白い効果となっている。味方と一緒に行動していないと使えないものの,攻撃的なサポートとして立ち回れそうだ。
おどろかすはレベル6で「ゴーストダイブ」か「シャドーボール」に派生できる。ゴーストダイブは前に飛び込んでいき,飛んだ先にダメージを与えるわざだ。さらにもう一度使用すると,発動前にいた場所に瞬時に戻れる。
シャドーボールは指定方向に弾を発射して,当たった相手にダメージと移動速度低下,特防ダウンの効果を与える。どちらも待ち時間が短いので,戦闘中は積極的に使っていきたい。
新しいクイックバトル「フルスロットルバトル」
わざの待ち時間がとても短いお祭りバトルモード
「Pokémon UNITE」のイベントで何度か行われている期間限定バトルだが,今回の「フルスロットルバトル」は特にお祭り色が強いものになっている。開催日は,2月27日以降の隔週の土,日,月曜日だ。
このバトルでは,すべてのポケモンのわざの待ち時間が極端に短く設定されており,わざの連打合戦になる。わざの待ち時間が一律の割合で短くなるわけではないそうだが,とにかくものすごい勢いでわざが使えるのだ。そのほかのルールはマールスタジアムと同じで,5分間で多くの点数を取ったチームが勝利となる。
今回,先行プレイできたのは1試合だけだったが,ゲッコウガが絶え間なくかげぶんしんしていたり,ジュナイパーが射程外からかげぬいを連射していたりと,かなりハチャメチャな試合だった。とはいえ,こういったお祭り的なバトルモードは,いつもと違う理不尽な部分を楽しんでいくのが醍醐味だろう。
全世界で7000万ダウンロード突破し,8月にはイギリス・ロンドンで世界大会も
「Pokémon UNITE」は2021年7月の配信から約7か月が経ち,2022年2月現在,全世界でのダウンロード数は7000万を突破した。8月にイギリス・ロンドンで行われる「ポケモンワールドチャンピオンシップス 2022」では世界大会が予定されており,「Pokémon UNITE」初の世界一が決まる。
ポケモンの数も,リリース時の20匹から,今回のフーパで32匹まで増えた。人気のあるポケモンだけでなく,「え,このポケモンが?」と思うような意外なチョイスもあり,ファンとしては嬉しく感じている。
「Pokémon Dayイベント」後も,1周年を迎える夏に向けてさまざまなアップデートを予定しているそうで,ますます盛り上がっていくことだろう。今後も進化し続ける「Pokémon UNITE」に注目していきたい。
「Pokémon UNITE」公式サイト
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(C)2021 Pokémon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.(C)2021 Tencent.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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