プレイレポート
「Pokémon UNITE」のジュナイパーは,超遠距離から攻撃できる晩成型のアタッカー
ジュナイパーはアタック型で,遠距離からの通常攻撃をメインにして戦うポケモンだ。加えて,超遠距離から攻撃できるわざを持っており,相手のポケモンが攻撃できない位置から攻撃する,ということに特化している。そのぶん機動力が低く,相手に距離を詰められると弱いので,味方のサポートが非常に重要になってくるポケモンでもある。
今回は,ジュナイパーの性能と使用感を詳しく見ていこう。
先述したとおり,ジュナイパーはアタック,遠隔型のポケモンだ。ジュナイパーは通常攻撃の射程がとても長く,攻撃わざも多く持っているものの,通常攻撃をメインに戦う性能になっている。わざの派生が7,8レベルと遅いため,レベルを早く上げることが非常に重要であり,ルートは中央が向いているように感じた。
試合ではモクローから始まり,レベル5でモクスロー,レベル7でジュナイパーに進化する。進化はさほど遅くないが,わざの派生が遅いので,序盤はレベル上げを中心に動いていこう。
モクローが最初に覚えるわざは「このは」と「おどろかす」だ。
このはは指定した方向に扇状に攻撃するわざで,少しの間,攻撃と攻撃の速度が上がる効果もついている。ダメージはそれほど高くないが,モクローは最後の一撃を狙えるわざがこれしかないので,野生ポケモンの取り合いになった際は温存しよう。
おどろかすは,相手のポケモン1匹にダメージと移動速度の低下を与えるわざだ。シンプルで地味だが,中央から上下のルートを攻めるときの足がかりとして,必ず当たるこのわざは結構ありがたかったりする。通常攻撃とあまり射程が変わらないので,通常攻撃の合間で使うことを意識しよう。
ジュナイパーに進化するレベル7で,このはを「はっぱカッター」か「かげぬい」に派生できる。
はっぱカッターは通常攻撃を強化するわざで,およそ5秒のあいだ,通常攻撃が射程内のすべてのポケモンに攻撃できるようになる。また,攻撃と攻撃の速度も上昇する。
ジュナイパーは特性で,連続して4回通常攻撃をするとそれ以降の通常攻撃がすべて強化され,DPS(秒間ダメージ)が飛躍的に上がる。それを全体攻撃化できるので,特に集団戦においては非常に強力なわざだ。しかし,いくらジュナイパーの通常攻撃射程が長いといっても,多くの相手を射程内に捉えることはリスクが高いため,味方のサポートがより重要になってくる。
わざの待ち時間は10秒だが,使用後にすぐカウントが始まるので,実質的な待ち時間は5秒ほどだ。アップグレード後は残りHPが高い相手に対してダメージが増加する効果がつく。戦闘が始まったら最初に使うという意識を持つといいかもしれない。
もう1つの派生のかげぬいは,ちからを溜めてから指定した方向へ攻撃するわざだ。ちからを溜める時間によって射程とダメージが増加し,最大まで溜めてから相手ポケモンに命中させると相手のポケモンの影を地面に縫い付ける。影を縫い付けられたポケモンは,そこから離れようとすると,追加でダメージと移動速度低下を受ける。
射程がかなり長く,ちからを溜めるとダメージも高くなるので,とどめの一撃を狙うときに重宝する。相手との距離が近い状況では,ちからを溜めるより通常攻撃をしたほうがダメージが出るので,通常攻撃の合間でちからを溜めずに使おう。あるいは,相手が逃げたときのために,あえて使わずに残しておくのもいいだろう。
サンダーやカジリガメといった重要な野生ポケモンが相手に取られそうなときでも,かげぬいなら遠くからスティール(相手が戦っている野生ポケモンの最後の一撃を奪うこと)が狙える。積極的に狙っていこう。
レベル8になると,おどろかすを「リーフストーム」か「かげうち」に派生できる。
リーフストームは,指定方向に攻撃してダメージと移動速度低下を与えるわざだ。至近距離で命中させると,相手のポケモンをつきとばす追加効果もついている。
ジュナイパーの「近寄られると弱い」という弱点を補うようなわざだが,つきとばせる範囲が狭く,射程もそれほど長くないので使いづらい印象を受けた。というのも,ジュナイパーが苦手とする機動力が高い相手,例としてはルカリオやゼラオラ,ファイアロー,アブソルのようなポケモンは,移動わざ自体に大きなダメージがあるからだ。リーフストームでつきとばしたところで,もうこちらは瀕死の状態ということが多く,もう一度距離を詰められてあっさり倒されることが多かった。
ただ,集団戦でしっかりと守ってくれる味方がいる場合であれば,もう1つの派生であるかげうちよりも有効な場面が多かった。味方や相手の構成を考慮して選択するといいだろう。
かげうちは,範囲内の相手のポケモン1匹にダメージを与えて,移動速度と防御を下げるわざだ。また,使用したときに自分の移動速度が上昇する。
非常に使い勝手がいいわざで,ダメージは低いものの射程範囲がかなり広い。具体的には,画面端から端くらいなら難なく当たる。自身の移動速度上昇もついているので,苦手な相手と遭遇したときに逃げる手段としてかなり使えた。
ただ,範囲の広さゆえ,思った相手に攻撃できないといった歯がゆさを感じることもあった。1匹にしか効果がないという点も含めて,集団戦では効果が薄いわざといえるだろう。
ユナイトわざは「矢継早連撃」で,レベル9で覚える。指定した方向へ矢羽根を連射し,継続的にダメージを与え続け,最後に大ダメージを与えるわざだ。わざを使っているあいだは移動ができなくなり,妨害効果も受けなくなる。効果中,もう一度使うことで途中でキャンセルが可能だ。
特筆すべきはその射程で,分かりやすく言うとルンパッパの位置からバッフロンを攻撃できるぐらいの射程がある。相手に近寄れない状況や,だっしゅつボタンなどで戦闘から離脱したあとに使うのが強力だ。
ダメージについては,もちものにもよるが通常攻撃のほうが高いことが多い。そのため,相手が通常攻撃できる範囲にいるのであれば,基本的には使わないほうが得策だろう。もちろん,おたすけバリアの発動などを目的として使うのはアリだ。
とくせいは「えんかく」で,遠くにいる相手のポケモンに与えるダメージが高くなるというもの。ジュナイパーは機動力が低く近寄られると弱いポケモンなので,とくせいを活かすためにも射程ギリギリを保ちながら戦うのが重要だ。
通常攻撃についても触れておくと,ジュナイパーの通常攻撃は3回目まで通常攻撃の速度が速くなっていき,4回目以降の攻撃はすべて強化攻撃になる。この強化効果は通常攻撃を続けている間は続くが,およそ2秒でリセットされるので注意したい。
ジュナイパーは序盤を凌げば,射程とダメージを活かして活躍ができるポケモンだ。近いタイプのポケモンだとエースバーンがいるが,エースバーンが移動や回避のスキルを1つ持っているぶん,ジュナイパーはより火力に特化した性能をしている。
集団戦で強力なのはもちろん,サンダーやカジリガメ,ロトムといった重要な野生ポケモンを倒す速度が早いので,連携が取れるパーティプレイ時に活躍しやすいポケモンだと感じた。ソロプレイ時でも,かげぬいや矢継早連撃でサンダーやカジリガメのスティールが狙えるのは大きな強みだ。
集団戦の立ち回りは,できるだけ孤立しないように,相手のポケモンが突っ込んできても止めてくれる味方と一緒に戦うのがいい。集団戦で孤立したジュナイパーがどうなるかは……一度使ってみればすぐに分かるはずだ。
ジュナイパーは,相手とギリギリの距離で戦う必要がある点や,操作が少し忙しいという点で,難度こそ高いがそれに見合った強さがあるように感じた。
「ゲームをプレイしていて一番楽しいとき」は人によって違うと思うが,ダメージを出して試合を決める活躍をしたときが一番楽しいという人が多いのではないだろうか。筆者はそういうタイプなので,圧倒的な火力と射程を持つジュナイパーは使っていてとても楽しい。ぜひ皆さんも,自身の活躍で試合を勝利に導いてほしい。
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