インタビュー
「千銃士:Rhodoknight」キャストインタビュー。公式ラジオ番組のMCを務める熊谷健太郎さんと八代 拓さんのインタビューをお届け
マーベラスがサービスを予定しているスマホアプリ「千銃士:Rhodoknight」(iOS / Android)にまつわるトークや最新情報が楽しめる公式ラジオ番組“千銃士:Rhodoknight〜BeRadio!〜”。2021年2月18日に配信開始となった本ラジオは,アニメイトタイムズのラジオページから聞くことが可能で,メインパーソナリティーはマークス役の熊谷健太郎さんとジョージ&ブラウン・ベス役の八代 拓さんが務めている。
本稿では,サービスを控えている本作への想いはもちろん,仲が良いお二人の気が合うところや正反対だと思うところなどを伺ったインタビューをお届けする。
「千銃士:Rhodoknight〜BeRadio!〜」を聞く
八代さんとは別の出会い方でも仲良しと語る
熊谷さんだけど……価値観は合わない!?
4Gamer:
「千銃士:Rhodoknight」の収録も進んでいることと思いますが,八代さんはジョージとブラウン・ベス,熊谷さんはマークスについて印象を教えてください。
ジョージ&ブラウン・ベス役・八代 拓さん(以下,八代さん):
ジョージはすごく明るくまっすぐでハッピー野郎に見えるけれど,意外と周りがちゃんと見えていたりとか。自分のなかでも新しいジョージの一面を知れて,そういったところはスタッフさんと話し合いながら作っていった印象があります。
4Gamer:
役作りで意識したところはありますか?
八代さん:
今作ではジョージを演じるとき以上に,ブラウン・ベスを演じるときのほうが,気を使う部分が多かったかなと思いますね。今作の彼は立ち位置がちょっと特殊といいますか,前作とは明らかに違う出方をするので,みなさんに対してどのように印象づけたいか,というところも頭に置きながら演じさせていただきました。
4Gamer:
熊谷さんはいかがでしょうか。
マークス役・熊谷健太郎さん(熊谷さん):
マークスはマスター(主人公)が一番最初に出会う貴銃士なんですが,前作で敵だった現代銃というところで,どこかピリピリとした雰囲気みたいなものは持っているのかなという印象でした。ただ,彼自身はマスターに愛情を持って接してもらったりとすごく大事にされていて,マスターへ返す愛情も重く深いものだったんです。
4Gamer:
最初とは印象が違ったのですね。
熊谷さん:
マスター第一のマークスですが,同じ現代銃,とくにライク・ツーに対しても,ともに戦う仲間だからこそだんだんと深まっていくものもあるようです。けれど,マスターとマスター以外に対する対応はきっちりと分けてやっていけたらなと思いましたし,彼自身「一番大好きで大事なのはマスターなんだぞ」という風に生きているなと感じたので,それはしっかりと表現できていたらなと思いながらやらせていただきました。
4Gamer:
どんなキャラクターになっているのか,ファンのみなさんもますます楽しみになったかと思います。
4Gamer:
ラジオが始まったことで,ファンのみなさまのアプリへの期待も高まっていると思います。新作アプリやプロジェクトへの想い,ラジオ開始に対してなど,今のお気持ちをお聞かせください。
八代さん:
非常に楽しいコンテンツに関わらせていただいていて,それがまた,完全新作アプリとして新たにスタートします。みなさんと一緒に楽しんでいけるこの機会を,個人的にも楽しむだけ楽しみ尽くしたいという思いはすごくありますし,こんなに幸せなことはないです。
「千銃士」はゲームだけでなく,前作でライブイベントもありましたし,いろいろな形で楽しめるコンテンツだと思うんです。応援してくれるみなさんへの恩返しと言ったら言葉が重いですけど,そんな気持ちも持っています。今作は,パワーアップしてリリースされると聞いているので,そのパワーアップ以上に,少しでも“楽しい”を提供できるように,やれることはできる限りやっていきたいなという志でいます。
熊谷さん:
キャラクターやキャスト,オープニングにラジオにPVと,1つ1つの発表があるたびにワクワクします。個人としては,ようやく貴銃士たちがマスターとともに過ごす日々が迎えられるんだなと,「いよいよ来たな」という感じがします。そのなかでも,マークスは今作からしっかりと出てきたところがあるので緊張しますが,そういうドキドキやワクワクは,みなさんと共有できそうですし,僕自身も楽しみたいですね。
ありがたいことに一緒にラジオをやらせていただいている拓さんはもちろん,「千銃士」には頼れる先輩方がいっぱいいらっしゃいますので,甘えさせていただけるところは甘えさせていただきながら,作品を盛り上げる一翼を担えたら嬉しく思います。
4Gamer:
ラジオ配信も始まりましたが,いかがですか?
八代さん:
熊ちゃんと1対1でラジオをやるのは初めてだったんですけれども,それ以前に彼の人柄は知っていましたし,関係性はもともとありました。ラジオのトークって「こっ恥ずかしい」ことも冗談っぽく言ったりしますけど,マイクに向かってもわりと普段そのままの感じでしたね。
4Gamer:
意外と自然体でやれているんですね。
八代さん:
実際,僕は熊ちゃんのことを信頼している部分がすごくあって,寄りかかりつつ楽しくやれています。真面目だけどユーモアがしっかりとあって,個々の話題が面白くて純粋に会話を楽しんでいる感覚です。あらためて,熊ちゃんの人柄が好きだなぁと実感しています。
熊谷さん:
拓さんもおっしゃっていたように,初めてお会いしてからは時間自体は経っていますけども,こうやって1対1でラジオをやらせていただけることはすごく嬉しかったです。いざラジオを録ってみると僕,結構話が長くなりがちなんですよ。簡潔にお話しするのが得意じゃなくて。そんななかでも拓さんはとっても気持ちよく話させてくれる,コントロールしてくださるというか。すごくおんぶにだっこでやらせてもらえている感じがあって。拓さんの懐の深さとやさしさに甘え通しでやらせていただいています……好き(笑)。
八代さん:
ありがとう(笑)。
4Gamer:
では現時点でお互いの印象として「こういうところは気が合う」や「まったく正反対」だと思うところがありましたら教えてください。
八代さん:
ラジオのコーナーのなかで,二択問題でどちらが幸せかを選ぶコーナーがあるんですけれども,その感覚はまぁ驚くほど合わないです! どっちも幸せな内容の二択なので,正解不正解はないんですけど……。
熊谷さん:
面白いくらい揃わなかったですね。
八代さん:
ねぇ。でも,「このへんでトーク終わりかな?」みたいな感覚は,目線で感じたり,感じてくれるということはあって,そのあたりはすごく合うなと思うんですけれども,ただ価値観は合わないですね。
熊谷さん:
でも,絶妙なラインをついてくるじゃないですか。
八代さん:
たしかに!
熊谷さん:
究極の選択を迫られたときに合わないんだなって。
八代さん:
それってやっぱあれなんだろうね……本当に合わないんだろうね(笑)。
熊谷さん:
そのコーナーでわりと真逆な回答を重ねてはいたんですけど,趣味というか好きなものはすごく似ている,近いところが多いんですよね。おこがましい話なんですけれども……八代 拓さんという方と出会って,今,こうやってお仕事を一緒にさせていただいてはいますけど,多分,出会い方が別の形だったとしても,なんか仲良くなれたんだろうなと。そんな勝手な印象があります。
八代さん:
えぇ嬉しい……!
4Gamer:
合わないけど合う……面白いですね。千銃士では,現代銃と古銃が登場します。お二人は新しいものと古いもの,どちらを使いたいと思いますか?
八代さん:
古いものが好きっていうわけじゃないですけど,自分は新しいものをそんなに取り入れることができない人間で。最近もあるじゃないですか,音声SNS。「流行ってるらしいぞ!」という噂は聞けども,何をすればそれが使用可能になるかも分からないし,人に聞くと「誘いみたいのが来たけどね」って……いや来てないけどみたいな。
熊谷さん:
「そもそも誘いとは?」というところですから。
八代さん:
そう! そういうのが結構分からなくて。でも,いろいろな新しいことに挑戦するのは素晴らしいことですし,例えばYouTuberをやったりとか,そういう活動を取り入れるのもすてきだなと思いつつ,自分がその波に乗っていくというイメージがあまりにも湧かなくてですね。古いものというか,文化とか風習的な意味で古いほうがなじむ。悪い言い方をすれば,新しいものについていけないということですけど(笑)。
熊谷さん:
たしかに,Instagramをやっている拓さんはイメージが湧かないですね。
八代さん:
Instagram,ダウンロードしたことないもん。Facebookすら……。疎くてそういうの,本当に。少し前だとmixiとかもみんなやってましたよね。
熊谷さん:
やってましたね。mixi,モバゲー,GREE。
八代さん:
僕は人の携帯を借りてモバゲーのゲームを遊んでました。「だったらやれよ!」って話ですよね(笑)。疎いのは,もしかしたら機械かもしれないです。最新のゲーム機器は分からないですけど,アナログゲームというか,けん玉とか昔の遊びとかは大好きなんです。
4Gamer:
アナログの良さもありますよね。熊谷さんはどうですか?
熊谷さん:
僕は,革製品が好きでお財布やポーチだったりとか,そういうものを購入して使っていくなかでの経年変化が大好きなタイプです。あとは,メンテナンスしながらずっと長く履ける靴だったりとか。僕は野球好きなんですが,グローブも革製品で使えば使うほど味が出てくるんですけど,そういう意味で言えば古いもののほうが好きなのかもしれないです。
4Gamer:
革などは古くなるほど味が出ますよね。
熊谷さん:
携帯だったら,極論使えればいいんですよね。どうしても仕事で使う電話とメール,SNSができれば良くて,超高画質のカメラであるとかそういう機能は自分の使い方としては必要ないです。今,使ってるものを買い替えなければいけないとなったら,型落ちのほうでもまったく問題がないですね。
その代わり,なかなか物を捨てられないんです。愛着が湧いていくので……そういう意味では,新しいものよりも古いもののほうが好みなのかもしれないです。
八代さん:
たしかに,新しいものよりもっていうのはあるかも。グローブ,わざと汚さなかった?
熊谷さん:
分かる! 使い込まれた風を装うために,意味もなくグローブの人差し指が当たるところをこすって黒ずみみたいのをつけたり……。
八代さん:
そうそうそう!
熊谷さん:
夜にグローブのオイルを数種類並べて,ブラシを持って……(グローブを磨くリアクション)。
八代さん:
伝わるかな,その動き(笑)。
熊谷さん:
たまらないものがありますね。それをやりながら酒飲みたいです。飲めないんですが(笑)。
4Gamer:
お二人の意見が合いましたね。それでは最後に読者へのメッセージをお願いします。
八代さん:
今まで「千銃士」を楽しんでくださってたみなさん,本当にありがとうございます。「千銃士:Rhodoknight」という形で新たにキャラクターたちが命を持って,みなさんと一緒に時間を共有できる。本当に僕自身,それがすごく嬉しいです。
まずは,みなさんに新しい物語,キャラクターたちを存分に楽しんでいただきたいです。そして,演じさせていただいている僕が言うのもなんなのですが,ゲームのクオリティやストーリー,キャラクターが,まだ「千銃士」に触れたことがない方にも楽しんでいただけると,胸を張って強く言えます。この機会に触れていただけたら嬉しく思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
熊谷さん:
僕自身,ありがたいことにラジオをメインパーソナリティーの1人としてやらせていただいているので,今後,さまざまな展開のなかでみなさまといろいろな情報や楽しみを共有できる瞬間がきっとあると思います。まずは自分自身が楽しみつつ,「千銃士」について勉強しながら,よりどっぷりと本作の世界に浸かっていきますので,前作から「千銃士」のことが大好きなみなさま,今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
4Gamer:
ありがとうございました。
「千銃士:Rhodoknight〜BeRadio!〜」を聞く
「千銃士:Rhodoknight」公式サイト
(C)Marvelous Inc.
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