［TGS 2020］バンダイナムコのコンシューマタイトル情報番組をレポート。「マキブON」や「ドラゴンボールZ KAKAROT」などのDLC＆アプデ情報が明らかに

　バンダイナムコエンターテインメントは2020年9月27日，「東京ゲームショウ2020 オンライン」に合わせて配信中の「バンダイナムコエンターテイメント Presents TGS2020 ONLINE バンナム8時間TV」内で，同社のコンシューマ機向けタイトルの新情報を公開した。

　情報公開は，お笑いコンビ，トータルテンボスの大村朋宏さんと藤田憲右さんがゲームを遊びながら，その魅力を伝えるパート1と，最新のDLCやアップデートの情報を公開するパート2に分けて行われた。本稿では，主にパート2の内容をお届けしたい。

「家庭用ゲーム インフォメーション パート１」では，トータルテンボスの2人が「プロ野球 ファミスタ2020」と「塊魂アンコール」をプレイし，ゲームの魅力を伝えた

バンダイナムコエンターテインメント 公式サイト

※画像は配信映像をキャプチャしたものです

機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON

　最初に取り上げられたのは，7月30日にリリースされたPS4版「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」だ。さまざまなガンダム作品から参戦した185機体から，自由に搭乗機体を選んで戦える，2on2のチームアクションゲームだ。


　番組内では，配信を予定している新機能「プレイヤーマッチ アリーナ」の情報が公開された。プレイヤーマッチ アリーナは，ホスト（ルームを作成したプレイヤー）が映像を仲介することで，待機中のプレイヤーが試合を観戦できるという新システムだ。


　プレイヤーマッチ アリーナのルーム作成の際には，（チームエントリー時に）勝ち残っているチームと対戦する「勝ち残り（フリー）」と，勝ち残っているプレイヤーと対戦する「勝ち残り（シャッフル）」，そしてホストが進行役となって順次対戦を行う「ホストが進行」の3つからを自由に選ぶことができるという。


　「ホストが進行」を選べば，ホストがチームを自由にエディットして試合を組むことも可能だ。観戦者に配信される対戦の模様は，通常のリプレイと同じように視点の切り替えも行えるので，この機能を活用すれば，有志による大会の進行も容易になるだろう。

　アップデートの配信日については後日発表予定とのことなので，多人数でのプレイヤーマッチを楽しむ機会がある人は，楽しみに待とう。

ドラゴンボール Z KAKAROT

　2つめのタイトルは，いわゆるフリーザ編からの「ドラゴンボールZ」の物語を，主人公・孫悟空の視点で体験できる悟空体験RPGこと「ドラゴンボール Z KAKAROT」だ。

　1月16日にリリースされて以来，現在までに世界累計の出荷本数が250万本を突破。追加DLCも次々にリリースされ，国内外を問わずに高い人気を獲得しているとのこと。番組内では，今秋の配信を予定している最新DLC「新たなる覚醒（後編）」に関する最新情報が公開された。

　現在配信されている「追加エピソード：新たなる覚醒（前編）」では，ウイスやビルスと出会い，悟空とベジータが超サイヤ人ゴッドに到達するという，劇場アニメ「ドラゴンボールZ 神と神」で描かれたシナリオが楽しめる。

　その後編となる新DLCでは，修業を重ねて強くなったフリーザが登場する劇場アニメ，「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の物語が展開する。ゲーム内にもゴールデンフリーザや，悟空とベジータの超サイヤ人ゴッドSSも登場するようだ。


　物語部分にはゲームならではのアレンジが加えられているようで，公開されたスライドには，死んだはずのギニュー特戦隊が復活した姿が映し出されている。なお，新エピソードでは悟空以外のZ戦士達が活躍するシーンも多数用意されるとのことなので，今のうちに彼らを鍛えておこう。


　また，今後の無料アップデートでミニゲーム，「ドラゴンボール カードウォリアーズ」が実装されることが明らかにされた。こちらはミニゲームでありながらオンライン対戦機能を搭載しており，かなりボリュームのある内容になっているようだ。発表に際して，ゲーム内の収集要素「Z大全集」のカードダスを集めておくといいことがあるとのこと。アップデートの詳細な時期は明かされていないが，今から収集を進めておくのもアリだろう。

JUMP FORCE

　続いては，週刊少年ジャンプの歴代キャラクターが集結し，3人でチームを組んで戦う対戦アクション「JUMP FORCE」が登場した。キャラクターを操作して戦う対戦要素はもちろん，登場キャラクター達と共に世界を救う物語が展開されるストーリーモードなど，1人で楽しめる要素が充実しているのも大きな特徴だ。

　現在は，今後リリースされるキャラクターを含む5体をまとめて購入できる「キャラクターパス2」が配信中で，次の追加キャラクターが，「HUNTER×HUNTER」のキメラ=アント編に登場したメルエムであることが明かされている。


　番組では，キャラクターパス2に含まれるキャラクターの情報として「幽☆遊☆白書」の飛影が参戦することが明らかにされた。飛影は速いアクションで敵を翻弄するスピードファイターで，刀や邪王炎殺拳といった，原作でおなじみの技を駆使して戦うことになるという。


　メルエムと飛影は，PS4/Xbox One版では2020年秋に，Switch版では2021年の配信を予定している。詳しい配信日については続報を待とう。

キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS

　最後に紹介されたのは，漫画「キャプテン翼」を題材としたゲーム作品としては約10年ぶりとなる「キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS」だ。

　本作で展開するストーリーは，TVアニメで描かれた中学生編を追体験できる「EPISODE OF TSUBASA」と，プレイヤー自身が打倒翼を目指して戦う「EPISODE OF NEW HERO」の二部構成になっており，「キャプテン翼」の知識に関わらず物語を楽しめる。


　本作のジャンルは通常のサッカーゲームではなく，サッカーアクションゲームと位置付けられており，読み合いの要素をキャラクターごとに設定された「スピリットゲージ」に集約させることで，誰でも遊びやすいゲームになっている。

PS4版で配信された緊急アップデートVer.1.02は，Switch版では10月中旬に配信予定とのこと

　番組では，DLCと無料アップデートのロードマップが公開されており，それによると，無料アップデートは2021年までに3回，2021年以降を含めて，追加キャラクターは合計9人が予定されているという。

　各DLCの詳細は語られなかったが，無料追加シナリオには反骨精神やネバーギブアップといったキーワードから連想できる物語が用意されるとのこと。「キャプテン翼」のファンであればピンと来る人もいるのではないだろうか。


　また，上記のアップデートに表記されていない内容として，EPISODE OF TSUBASAの難度を下げる「アシストモード」の開発も進行中であることが明らかにされた。アクションゲームと聞いて敬遠していた「キャプテン翼」ファンも，アシストモードの配信に合わせて遊んでみるのも良さそうだ。

アイドルマスター スターリットシーズン

　番組の最後には，2020年内に発売を予定している「アイドルマスター」シリーズの新作タイトル「アイドルマスター スターリットシーズン」についても少しだけ触れられた。


　「こちら」の記事でも紹介しているが，内容は，ゲームの最新情報を伝える生放送「スターリットレポート！」が，10月6日20：00から配信されるというもの。番組にはゲストとして双海亜美・真美役の下田麻美さんが出演し，配信中にはゲストも登場する予定とのことだ。

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