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「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」オンラインブリーフィングをレポート。デザインディレクターがメディアを通じてプレゼン
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印刷2020/10/08 09:00

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「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」オンラインブリーフィングをレポート。デザインディレクターがメディアを通じてプレゼン

 Riot Gamesの日本法人であるライアットゲームズは本日(2020年10月8日),スマートフォン向けアプリ「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」iOS / Android:以下,ワイルドリフト)のクローズドβテストを開始した。

画像集#014のサムネイル/「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」オンラインブリーフィングをレポート。デザインディレクターがメディアを通じてプレゼン

 本作は,PC向けMOBA「リーグ・オブ・レジェンド」(League of Legends,通称LoL)の面白さをスマホで味わえるようにしたタイトル。今回のCBT開始に先駆けてメディアを招いたオンラインブリーフィングが行われたので,その内容を本稿でレポートしよう。

 なお,このブリーフィングで公開されたスライドやスピーカー(登壇者)の撮影などは一切禁止だったため,記事に掲載していない。その点はご了承を。

「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」公式サイト



PC版「LoL」と似ているが,同一ではない


 オンラインブリーフィングでプレゼンを務めたのは,「ワイルドリフト」デザインディレクター Brian Feeney氏だ。Feeney氏によると「ワイルドリフト」は,「LoL」の奥深い5対5によるゲームプレイを,スマホとコンシューマ向け()に完全新規設計したタイトル。直感的なデュアルスティック操作を採用し,試合の展開速度に合わせて作り直されたマップ,ルーンテラの世界観に忠実な内容,そして長期的な運営に向けたデザインをテーマに,「LoL」ファンとその友達,新規プレイヤーのための作品に仕上げたとのこと。
 加えてスマホとコンシューマにおける競技水準を引き上げ,「LoL」の“マジック(魔法,魅力という意味に近いニュアンス)”を体験してもらうために新たな入口を提供することが使命だとしていた。

※「ワイルドリフト」はコンシューマにも対応することが過去発表されている(関連記事)。

画像集#001のサムネイル/「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」オンラインブリーフィングをレポート。デザインディレクターがメディアを通じてプレゼン

 また,新しいプラットフォームでも最高の“LoL体験”を生み出せるように,「ワイルドリフト」には150名以上のライアター(Riot Gamesのスタッフ)と,全世界にいる数百人のパートナーが関わっている。「LoL」を10年以上担当したベテラン開発者,スマホとコンシューマのゲームに精通した専門家,世界的なアーティストとアニメーターなどが,本作をコミュニティと共に作り上げられるよう願っているとのこと。

 「ワイルドリフト」のクローズドβテストは,9月16日から東南アジアの一部地域で順次スタートしているが,今回をもって初めて国内も対象に入っている。参加者となれる数には制限が設けられているものの(詳しくは「こちら」),可能な範囲で多くのプレイヤーがプレイできる環境を準備し,数週間にわたって実施する見込みだそうだ。

 さて「ワイルドリフト」ゲームプレイは,「LoL」とはどのような点が異なっているのか。まずレーンの呼称が「ソロ」「ミッド」「デュオ」に変更されている。これはチームのどちらで試合を開始しても,「ワイルドリフト」では視点が統一されるためだ。「LoL」経験者は担当レーンへと走り出してしまう前に,マップを開いて「バロン」や「ドラゴン」の位置を確認したほうがいいだろう。レッドチーム,ブルーチームのどちらも自チームの本拠地はマップの左下である。

視点の統一に伴い,ジャングルや本拠地を含むマップ全体の形状は調整されている
画像集#003のサムネイル/「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」オンラインブリーフィングをレポート。デザインディレクターがメディアを通じてプレゼン

 「バロン」については不明だが,「ドラゴン」を倒して得られる効果も「ワイルドリフト」ではちょっと違う。詳しくは以下のとおり。

オーシャンドレイク……物理&魔法ダメージで体力吸収。
インファーナルドレイク……ダメージに比例ボーナス。
マウンテンドレイク……非戦闘時に再生するシールド。
クラウドドレイク:移動速度が上昇,非戦闘時はさらに加速。

 この「ドラゴン」に関する変更は試合の早期決着を目的とされている。ちなみにFeeney氏いわく,「LoL」でも試合が長すぎるという点は指摘されることであり,Riot Games側も十分に承知している。ゲームの奥深さを損なわない形でどのように解決するかは議論が重ねられているようだった。

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 少し本題から逸れたが,話を戻そう。アイテムショップに関しても「ワイルドリフト」では独自の仕様となっている。まずジャングルとサポートの専用アイテムが存在しない。そしてまったくの新しいアイテムが登場するほか,クイック購入機能を搭載し,試合がよりテンポよく進行するように調整されている。
 ただし,その一方で「ラストヒット」と「ワードの設置」の重要性は「LoL」と同様で「ワイルドリフト」でも変わらないという。友達を誘って一緒にゲームを始めやすいように,丁寧なチュートリアルも用意しているとのこと。もちろんランク機能もあるので,とにかく腕を競い合いたいという人も楽しめるだろう。

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 気になる「チャンピオン」についても,Feeney氏から説明があった。「LoL」には150体以上の「チャンピオン」が存在するが,「ワイルドリフト」では一部がプレイアブルとなっている。そのうちの「アムム」「ドクター・ムンド」「シンジド」「ヴァルス」「ソナ」「ジャーヴァンIV」は,今回のCBTで新たにプレイアブル対応となったようだ。

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 続いてマネタイズに関しても説明された。「ワイルドリフト」は「LoL」と同様に基本プレイ無料のゲームとなる。「チャンピオン」を直接アンロックしたり,スキンを手に入れたりする方法をアプリ内課金でサポートする予定とのことだ。

 ブリーフィングの最後にはQ&Aタイムが設けられ,参加したメディアのいくつかの質問にFeeney氏が回答した。なかでも興味深かったのは,「ワイルドリフト」の競技化する可能性についてだったが,Feeney氏は前向きな姿勢を示しつつも,正式には未定としているという回答にとどめていた。

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 レポートは以上となる。4Gamer読者であれば未経験でも「LoL」というタイトルを聞いたことはあるだろう。そんな「LoL」の魅力を損なわず,手軽な端末で遊べるように落とし込まれた「ワイルドリフト」は2020年内のサービス開始が予定されている。CBTの動向をチェックしつつ,正式リリースを楽しみにしたい。

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「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」公式サイト

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