プレイレポート
本日配信開始のSwitch版「荒野行動」インプレッション。Joy-Con&ジャイロ操作と大画面でのプレイが魅力の一本
Switch版「荒野行動」ティザーサイト
「荒野行動」は,戦場に送り込まれた最大100人のプレイヤーが,最後の1人になるまで戦い続ける,いわゆる“バトロワ”ジャンルのタイトルだ。2017年にリリースされたiOSおよびAndroid版から始まって,翌2018年にはPC版も登場。そして満を持してのコンシューマゲーム機版が,今回のSwitch版というわけだ。
さっそくSwitch版を起動してみると,現時点では「嵐の半島」と「激戦野原」という,本作の定番マップが選択できるようになっていた。ほかのマップやゲームモードはまだ実装されていないようなので,今後のアップデートに期待したいところだ。
とはいえJoy-Conによる操作はなかなかに快適。メニューの一部などに,マウスを想定したカーソルを動かす操作が残ってはいるものの,基本的にはほかのコンシューマゲームと同じような操作で,違和感なくプレイできた。
面白さは既にスマホ版で証明済みの本作だが,Switchでもバトロワならではの緊張感は健在だ。時間の経過とともに安全地帯が狭まっていくなか,100人のプレイヤーの思惑が入り交じり,混沌とした戦場が展開される。
逃げ隠れする者がいれば,積極的に相手を倒そうとする者もいる。1人も倒さずに上位にランクインすることもあれば,パラシュートで降り立った場所でほかのプレイヤーと鉢合わせし,あっという間にやられてしまうなんてことも。といった具合で,Switchでも変わらぬスリリングさが楽しめた。
筆者がプレイしたのは,10月31日の配信直後の数時間であったが,平日昼間でありながら,マッチングに困ることもない。ゴールデンタイムなら,さらに賑わうことだろう。
Swtich版でとくに印象的だったのは,携帯モードでのプレイだ。インターネット回線さえあればどこでもプレイできるのはスマホ版も同じだが,スティックとボタンで操作できるので,コンシューマゲーム世代の筆者としては,より思いどおりにキャラクターを動かせる。
さらにジャイロ操作に対応していることから,細かなエイム調整も楽ちんだ。デフォルトではスコープをのぞき込んだときのみジャイロが有効になる設定だが,通常のエイムに反映させる設定も用意されている。「スプラトゥーン」などでジャイロ操作に慣れている人なら,思いどおりのプレイができることだろう。
またNintendo Switch Liteではできないが,従来型のSwitchであれば,本体をドックに差し込むだけでテレビの大画面で遊べるのも,実はポイントが高い。遠くの小さな標的を狙い撃つようなときには,やはり大画面のほうがありがたいものだ。スマホ版もテレビと接続することは可能だったが,その手間なども考えると,手軽なSwtich版のアドバンテージは大きいのではないだろうか。
というわけで,短いプレイ時間でのインプレッションではあったが,その満足度は総じて高いと感じた。バトロワの基本が詰まっているようなタイトルなので,すでにSwitchを持っているなら,試してみる価値のある一本なのではないだろうか。
なおスマホ版からのプレイヤーは,Swtich版とのマッチングやアカウントの扱いが気になるところだろう。この点,公式Twitterによれば,アカウントはSwitch版でもスマホ版と同一のものが使用できるそうだ。ただし,マッチングはプラットフォーム別に行われるので,基本的にプレイ環境の異なる者同士が入り交じることはない。例外は異なる環境のプレイヤーがチームを組んでいる場合で,この場合は環境が混在したチーム同士でのマッチングが行われるという。
一方で,これまでプレイしたことなかったSwitchユーザーは,この機会に挑戦してみるのもいいだろう。基本プレイ無料+アイテム課金のダウンロード専用タイトルなので,ソフトをダウンロードすればすぐにでも始められる。この記事で本作が気になった人は,さっそくニンテンドーeショップを覗いてみてはいかがだろうか。
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