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「TVアニメ『魔法使いの約束』第1・2話先行上映会」レポート。キャスト陣の“まほやく”愛が詰まったトークで,放送への期待が高まる
colyが手がける魔法使いと心を繋ぐ育成ゲーム「魔法使いの約束」(iOS / Android,以下「まほやく」)を原作としたTVアニメ「魔法使いの約束」の第1・2話先行上映会が,2024年12月10日に都内で開催された。出演者は,アーサー役の田丸篤志さん,カイン役の神原大地さん,ヒースクリフ役の河本啓佑さん,ムル役の仲村水希さん,シャイロック役の立花慎之介さん。
本稿では,キャスト陣の「まほやく」愛も垣間見えた,先行上映会の様子をお伝えしよう。記事にはアニメの内容に関する記述が含まれるので,ネタバレを避けたい人は注意してほしい。
なお,TVアニメ「魔法使いの約束」は,2025年1月6日に放送開始となる。放送スケジュールは,6日22:00にTOKYO MX,7日23:30にBS-TBS,7日27:30にMBSでオンエア予定だ。
また,DMM TVでは6日22:00に地上波同時配信・単独先行配信,11日22:00からは各種配信サービスにて順次配信が行われる。
原作アプリのメインストーリー
第1部の物語が待望のアニメ化!
まずは第1話・第2話の先行上映が行われた。TVアニメ「魔法使いの約束」は,原作アプリのメインストーリー第1部の物語が描かれているので,アプリ未プレイの人でも安心して楽しめる。
物語は,風が強く猫が騒ぐ満月の夜,主人公の真木 晶(CV:花守ゆみり)が,不思議なエレベーターで西の魔法使い“ムル”と出会うところから始まる。晶のことを「賢者様」と呼ぶムルに,世界を救う手伝いをしてほしいと頼まれる。
気がつくと晶は,魔法使いと人間が共存する異世界に迷い込んでいた。晶は,異世界から召喚された「賢者」として,世界を脅かす巨大な月〈大いなる厄災〉から世界を守るため,賢者の魔法使いたちをまとめる役目を担うことになる。
原作アプリでは,賢者の性別を選択できるが,アニメでは女性賢者の視点で物語が展開する。晶のリアクションは「魔法がある世界に行ったら,そう思うよね」と共感できるリアルなもので,筆者は親近感を覚えた。
第1話・第2話の先行上映を終えて,原作プレイヤーとしては,アプリをプレイして想像していた以上の光景がアニメで描かれていることに感動した。
賢者の魔法使いたちのカッコよさはもちろん,ムルの帽子やローブ,魔法の演出などの細部にわたるこだわりが素晴らしく,見ごたえがあった。本作で重要な意味を持つ〈大いなる厄災〉の存在感も,非常に印象的だった。
先行上映された第2話まででは,まだ登場していない魔法使いたちもいる。全員が揃った姿を早くオンエアで見たいという期待感を抱かせる,そんな先行上映だった。
収録の裏話や魔法使いへの
想いが語られたトークショー
上映会終了後,キャストが登壇し,田丸篤志さんによる司会でトークショーが行われた。アニメ化の話を聞いたときは,キャスト陣も驚きとともに大きな喜びを感じたと話す。
アフレコについては,原作アプリが5周年を迎え,魔法使いたちの成長を知ったうえで,あらためて賢者と出会ったばかりのころを演じる難しさがあったと語る。
また,ゲーム収録は基本的に1人ずつ行われるが,アニメでは複数人が集まって掛け合いで芝居をすることの良さについても触れられた。
掛け合いといえば,アプリ内でも一緒に話す機会が多いスノウ&ホワイトが思い浮かぶ。スノウ役の鈴木千尋さんとホワイト役の寺島拓篤さんが,マイクが隣り合っていなくても,自然に息の合った芝居をしていたという収録中の裏話が明かされた。
さらに,賢者である真木 晶を演じる花守ゆみりさんについても語られた。原作では賢者=プレイヤーの分身という難しい役柄であるため,とても丁寧なディレクションが行われ,人物像を作り上げていったという。
また,花守さん自身も作品に愛着を持っており,現場にマナ石のような見た目のお菓子を差し入れるなどのほんわかしたエピソードが披露された。
ほかにも,今後の見どころやアニメの魅力についてもたっぷり語られ,放送がますます楽しみになる内容だった。
最後に,河本啓佑さんが新米賢者のためにアプリのコツを指南する場面もあり,キャスト陣の作品への深い愛が伝わる挨拶で,イベントは幕を閉じた。
本イベントの配信チケットは,Streaming+にて12月17日22:00まで購入できる。価格は1800円(税込)。アーカイブ配信期間は,同日23:59までだ。気になる人はぜひチェックしてほしい。
TVアニメ「魔法使いの約束」公式サイト
(C)coly/アニメまほやく製作委員会