紹介記事
「BLUE PROTOCOL」クローズドβテスト開幕直前の今,改めて公式生放送や公式Twitterなどで公開された新情報をまとめよう
前回のクローズドαテスト(以下,CAT)が実施されたのが,2019年7月末のこと。新型コロナウイルスの影響で約1か月ほど日程が延びてしまったが,CBTを心待ちしていた読者も多いだろう。さて,そのCATが実施されて以降,公式Twitterアカウントや公式番組「ブルプロ通信」でCBTに関する情報がいくつか公開されている。本稿では,CBT直前というこのタイミングで,それらの情報を改めてまとめたいと思う。
キャラメイク関連
CBTでは,1アカウントにつき2キャラクターまで作成できる。名前に使える文字は英数字/ひらがな/カタカナ/第2水準までの漢字で,記号は使用できない。クラスはCATと同じく「イージスファイター」「ツインストライカー」「ブラストアーチャー」「スペルキャスター」の4種だ。
CATとの大きな違いは,体型にSタイプが追加され,身長の低いキャラクターが作りやすくなったことだろう。また,髪型が2種類増えたほか,アイメイクやリップ,チークといったフェイスのメイク項目が開放されている。
なお,同一アカウントのキャラ間でのアイテムの受け渡しはできないとのことだ(正式サービス時に,一部制限はあるものの受け渡しが可能になる機能の実装が予定されている)。
ストーリー関連
CBTでは,キャラ作成を終えてゲームをスタートするとカットシーンが始まり,ストーリーが展開していく。プレイヤーキャラクターは記憶を失った冒険者として活動することになる。また,カットシーンで出会った少女「フェステ」をはじめ,カットシーンに登場するストーリーに関わるNPCはフルボイスとなるようだ。
ストーリーはある程度まで進めることができ,そこまではソロでもクリアできる難度になっているとのこと。この方針は正式サービスでも引き継がれるという。
システム関連
●アステルリーズの街並み
冒険の拠点となるアステルリーズはグラフィックスのクオリティがアップし,看板や広告なども増えている。新登場となるNPCをはじめ,多数のNPCも配置されているほか,無愛想と評判(?)だったギルドのお姉さんも微笑んでくれるようになった。
街のNPCからはサブクエストが受けられるようになり,CATではグラフィックスだけだった闘技場もコンテンツとして実装されている。
●リキッドメモリ
CBTで追加されるシステムの1つで,特定の行動をしたり,プレイ時間が経過したりすると溜まるリキッドメモリを飲むと,様々なバフ効果が得られる。例えば,クラフトで溜まったリキッドメモリを飲むと,採集スピードアップのバフ効果が付与される。
●その他
CBTでは,CATにはなかったスクリーンショットの撮影機能が実装される。オートラン中にカメラを回すこともできるようになったため,ベストショットの撮影が捗りそうだ。
また,他プレイヤーについていく追従機能や他プレイヤーのHPゲージを非表示にできる機能,チャットをするトークモード中にも動けるようになるなど細かな部分でもプレイしやすいよう環境が整えられている。要望が大きかったというPS4用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK 4)にも対応したとのこと。その他の対応パッドは,公式サイトのFAQを確認しよう。
フィールド関連
●フィールドマップCATから新たなマップやダンジョンが追加され,行動範囲が大きく広がる。Twitterでいくつか公開されているので紹介しよう。
フィールドマップには探索を楽しめる要素が新たに追加されていて,マップ上に点在する「踏破ポイント」を発見するとマップにかかった雲が晴れていく。
●イマジン
生物の強い想いや想念などが具現化したイマジン。イマジンには戦闘中に呼び出せる「バトルイマジン」,装備することでパラメータが上がったり,アビリティがアップしたりする「インナーイマジン」(CATではアタッチメントイマジンと呼ばれていた),乗り物として活用できる「マウントイマジン」の3種類が存在する。CATではマウントイマジンは未実装だったが,CBTで実装されることになった。
バトルイマジンとインナーイマジンは,街にあるイマジン研究所で強化やクラフトができる。強化することでバトルイマジンを強くしたり,装備時のパラメータをアップさせられるが,キャラクターレベル以上には強化できないとのことだ。
バトルシステム/コンテンツ関連
CBTでプレイできるクラスは,前述のとおり「イージスファイター」「ツインストライカー」「ブラストアーチャー」「スペルキャスター」の4クラス。レベルキャップは35となっている。
●属性
CATからの大きな進化として「属性」が追加された。本作では「火」「氷」「土」「雷」「光」「闇」の6属性があり,エネミーそれぞれに弱点属性が設定されている。その弱点属性で攻撃すると,より高いダメージが与えられるというわけだ。
また,属性ごとに状態異常効果が付いていて,例えば火ならばドットダメージ,氷なら移動速度低下などといった状態異常を付与できる。さらに同じ属性の攻撃を与え続けることで状態異常を累積させ,最大時に同属性攻撃を行うことでバーストさせて大ダメージを与えることができる。なお,バーストさせると対象の状態異常はリセットされる。
エネミーからの攻撃でプレイヤーキャラクターも状態異常にかかることがあり,バーストを受けると味方にも被害が及んでしまうことも。対処方法としては,状態異常と対になる属性攻撃をプレイヤーにヒットさせることで,快復を早めるといった手段があるようだ。
イージスファイターは光属性,ツインストライカーは火属性,ブラストアーチャーは土属性,スペルキャスターは火,氷,雷の3属性のスキルを持つ。このほかに,作成した武器に属性が付与されることもあるらしく,戦う場所によっては装備を変更するといった戦術も考えられるだろう。
●スキル
CBTでは各クラスに新スキルが追加されている。CATではスキルの習得に選択の余地がなかったが,コマンドメニューの「スキルボード」で,ポイントを消費して任意のスキルを習得できるようだ。
スキルポイントはキャラクターのレベルアップ時に獲得できる。スキルポイントには,そのクラスでのみ使用できるポイントと,すべてのクラスで使えるボーナススキルポイントの2種類があるとのこと。
スキルリセットも可能だが,それにはメインストーリー終了時,もしくはGCショップで購入できるスキルリセットチケットが必要になる。GCはメインクエストクリア報酬,またはレイドボス撃破などで獲得可能だ。
スキルには通常攻撃にあたる「レギュラースキル」と,アクティブスキルにあたる「タクティカルスキル」,必殺技的な「UTスキル」,パッシブスキルにあたる「タクティカルアビリティ」と「パーマネント」の5種類がある。
タクティカルスキルは,各スキルツリー内に2種類あり,どちらかを選んでショートカットに登録して使用する。
タクティカルアビリティは装備することで効果を発揮,パーマネントは習得すれば効果を発揮するといったように,同じパッシブスキルでも発動条件が異なる。
配信で公開された各クラスのスキルや変更点などについても紹介しよう。
・イージスファイター
通常攻撃と方向キーによる派生攻撃のバリエーションが増加。相手を挑発して引き寄せる「ブロービート」や,シールドゲージの減少を抑える「フォートレス」,光属性の斬属性攻撃スキルなどを持つ。
・ツインストライカー
CBTからコンボゲージが追加され,攻撃をヒットし続けることでゲージが上がり,最大で攻撃力が30%アップする。さらに装備するタクティカルアビリティ次第で,攻撃力が最大35%上昇する。
イージスファイターと同様に,通常攻撃からの派生攻撃が増加したほか,攻撃したエネミーを中心に火属性フィールドを発生させ,その上にいるエネミーに継続ダメージを与える「ラーバインパクト」などのスキルが追加された。
・ブラストアーチャー
通常攻撃からの派生は,特定の弾数時に長押しすることで発生。1弾目だと自身に移動速度アップのバフ,2弾目だと5WAY攻撃,3弾目だと土属性の範囲攻撃となる。
対象を眠らせる「ヒュプノブラスト」や攻撃と同時に毒状態にさせる「ダストフォース」といった状態異常攻撃だけでなく,味方のスキルインターバルを早める「ハンタースピリット」や範囲内の味方のHPを回復させる「ヒールレイン」といったスキルも持っており,サポートに向いたクラスと言えそうだ。
・スペルキャスター
スペルキャスターはスキルのインターバルがなく,CAT時と同様にクラス専用の「EPゲージ」があればスキルを制限なく使用できる。通常攻撃の派生は方向キーとの組み合わせで発生し,移動速度ダウンやノックバック,魔法チャージ速度増加などの効果が発動する。
新スキル「フォローバレット」は,自身の左右に一定時間追従するエングラムバレットを付与。魔法を使うと,エングラムバレットから使用した魔法と同じ属性のホーミング弾が発射されるというもので,瞬間火力が大幅にアップする。
●闘技場
新コンテンツ「闘技場」は,名前だけを見るとPvPコンテンツかと思ってしまうが,制限時間内に次々と現れるエネミーを倒しきるWAVE型のバトルコンテンツだ。
最大参加人数は6人で,パーティを組んで参加できるほか,オートマッチングでメンバーを集めての参加もできるようだ。
入場したらまず控え室へ移動する。闘技場へのアイテムの持ち込みは不可で,控え室で支給されるアイテムのみ使用できる。準備が終わったら闘技場へ移動してバトルスタートだ。
バトル中は,円形の闘技場内に湧くエネミーをとにかく倒しまくる。配信でチャレンジしたのは,「闘技場・ランクC」で30分以内に25体のエネミーを倒すというもの。エネミーの出現は5WAVEに分かれていて,エネミーが少なくなると次のWAVEに移り,新たなエネミーが出現していた。イージスファイターが敵視を集め,他のクラスの範囲攻撃でまとめて攻撃できる状況を作れるかがポイントとなりそうだ。
「闘技場・ランクC」は,最後にボスらしいエネミーが登場。強敵のようだが,囲まれたり数で押されたりすることはないため,通常のWAVEよりも余裕を持って対処できそうだった。
ちょうど25体目となるボスを倒して,闘技場をクリア。クリアすると勝利ポーズのあとにリザルトが表示され,報酬として経験値やゲーム内マネー,GCが入手できる。製品版では,勝利ポーズ時にスタンプを押したり会話できたりと,コミュニケーションを取れるようにしたいとのことだった。
●自由探索
自由探索もCBTで初お目見えとなるコンテンツで,フィールドと同じようにダンジョンに挑むことができる。ダンジョン内ではエネミーとのバトルだけでなく,採集なども行える。
「ブルプロ通信」で公開されたのは,序盤のインスタンスダンジョン「巨竜の爪痕」の自由探索で,最大30人が入場できる。通常のインスタンスダンジョンとは違って,自由探索のダンジョンではエネミーを倒してもリポップする。リポップの速度がかなり速いので,緊張感のあるバトルが楽しめそうだ。
●レイド
最後に寄せられた質疑応答の中で,CATから仕様変更が行われたレイドについて説明があったので紹介しよう。
CATでは特定のフィールドに出現するレイドモンスターを,集まってきたプレイヤーたちが撃破するというものだったが,CBTではフィールドに入口ができて,そこから専用エリアに行って戦うという形に変更された。専用エリアへの人数制限は20人で,満員になったら別のチャンネルの専用エリアへと飛ばされる。途中入場は,一部制限はあるが可能とのこと。
レイドモンスターを撃破したら,戦闘不能かどうかにかかわらず,専用エリア内にいるプレイヤー全員に基本報酬が与えられる。さらに成績上位者のランキングが公開され,総合ランキングとクラス別ランキングの上位3名や,部門賞に選ばれたプレイヤーには追加報酬がもらえる。部門賞は最多ダメージや最多支援などといったものがあるという。
CATからの変更点や,CBTで実装される新コンテンツを中心に紹介してきたが,CATに比べていろいろと遊びの幅が増えているようで,早くCBTで遊びたい気持ちでいっぱいになる。すでにクライアントのダウンロードも始まっているので,CBTに当選した人は早めにダウンロードし,インストールしておくといいだろう。
「BLUE PROTOCOL」,4月23日からのクローズドβテストに先立ち,クライアントの事前DLが開始。プレイガイドの公開も
バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオが開発中のオンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL」。2020年4月23日に開始を予定しているクローズドβテストに先立ち,本日(4月20日)からゲームクライアントの事前ダウンロードを開始している。
CBTに直接関わりのある内容を抜き出して紹介してきたが,配信では視聴者からの質問と返答,正式サービスへ向けてのコメントなどが多数あるので,興味のある読者はアーカイブで視聴してみよう。
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「BLUE PROTOCOL」公式サイト
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