プレイレポート
年末年始も健康的に。ほどほどでもいい「DQウォーク」の遊び方
DQウォークは2019年9月12日にローンチされ(業界的には東京ゲームショウ2019の会期初日。非常に挑戦的だった),大きな反響をもたらし,非ゲーム界隈も沸かせ,Googleのベスト オブ 2019でベストゲーム(総合賞に相当)を受賞するなど,目覚ましい躍進を見せた。
そんな2019年下半期を代表するスマホゲーム,ないしゲーム業界における優秀作品だが,歩くゆえに「面倒かも」,RPGゆえに「複雑かも」と,一歩を踏み出せていない人たちもいるだろう。なので今回は“ほどほどでも全然遊べる”をテーマに,日常に沿った活用法をお届けする。
今年を代表するAndroid向けアプリは「ドラゴンクエストウォーク」。Googleが「ベスト オブ 2019」授与式を開催
Googleは本日(2019年12月6日),この1年を通して人気を博したAndroid向けアプリを表彰するイベント「ベスト オブ 2019」の授与式を,東京都内で開催した。今年のベストゲームとして選ばれたのは,スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストウォーク」だ。
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DQウォークってなんなんだ
DQウォークは“位置情報RPG”である。釈迦に説法と思うが,念のために説明を。位置情報ゲームでは「実際に現実で歩いた歩数,今いる場所」などがゲーム内に反映される。つまり本作は,歩いて戦って育って物語を進める,リアル体験型のドラゴンクエストなのである。
遊び方はとても簡単。「クエストを選び」「近くの行きたい(あるいは行ける)場所を決めて」「そこまで歩けばクエストクリア」するだけ。するとストーリーが進んで,冒険に役立つアイテムをもらえる。
冒険中は,周辺に現れる「まもの」を倒すことでレベルアップに近づく。倒せないまものを倒すために強くなろうとする,RPGの伝統芸もありだ。ストーリー上に現れるボスや,たくさんの人たちと挑むメガモンスター討伐など,ゲーム的なエッセンスも豊富で刺激的である。
時間を使わずフワッと楽しんじゃおう
DQウォークは遊ぼうと思えば“かなり”遊べる。そうび類の確保,強敵との死闘,都道府県の踏破など,やり応えは十分だ。ただそれゆえに「だから面倒」という手を出せていない人もいるんじゃないだろうか。もしくは「コントローラで操作しないなんて」,とか。
本稿における目標はシンプルだ。DQウォークがどれだけ奥深いのか,やり込めるのか,そういうやっていれば自然と「やりたくなる」要素の羅列はやらない人には不要だろうと思い,とりあえずそれほど時間を使わずフワッと遊んで嬉しくなる方法だけ考えた。
■とくぎ「ウォークモード。スキ」
なぜDQウォークが気軽に大勢に遊ばれているのか? その答えのほとんどがつまった機能こそ「ウォークモード」だ。これはほんのちょっとゲームを進めると開放され,メイン画面でアイコンを押すと「移動中に周囲のまものと自動で戦ってくれる」という便利システムである。
移動中にスマホを手に持ったり,いちいち立ち止まったりしなくていいので,仮にゲームのために歩くのが楽しめなくても,RPGらしいレベルアップの快感だけは得られる。快感と言っても,スマホゲームらしい希薄さではない。ドラゴンクエストならではの“嬉しさ”だ。
とはいえ,受注するクエストによってマップ上に出現する魔物が変わるので,基本はクエストを受注したうえで目的地まで歩く,その間の移動をウォークモードに切り替えておく,そうしていると遊びやすい。もちろん,クエストを受けずに周辺の魔物をひたすら倒してもいい。
なお,ウォークモード中は「スマホの画面を点けっぱなしで」という制約がかかる。アプリ内のバッテリーセーバー機能で多少なりとも軽減されるが,端末の充電と通信は気になるポイントである。影響の大きさはプレイ環境次第ではあるが,大切な用事の前などは注意しておこう。
■とくぎ「通勤通学かみ合ったら」
位置情報ゲームを知る人にあますところなく知られている技であり,知らない人でもすぐさま思いつく技である。DQウォークを立ち上げてみると分かるが,プレイ中に向かう目的地は,周囲のお店(Google マップに登録されている建造物など)を指定する仕組みだ。
ただ,厳密にはそこへ行く必要はない。オブジェクトは「半径50メートルまでタッチ可能なようだ」。なので,交差点の先でも,踏み切りの先でも,圏内に入っていれば行ったことにできる。だから肝心なのは,自身の生活圏の無理しなくていい範囲に,都合のいい場所があるかだ。
DQウォークなどが配信されてからというもの,外出の行き帰りに余裕をもって回り道する人が増えたが,そこまでしたくなるものかは最初に考えないでいい。もっとも大切なのは,自身の毎日の生活が“DQウォークであれば恵まれているか否か”を運試しすることである。
もし,仮に,周辺がサッパリしすぎている人がいたら,伏し目がちに「がんばって」と応援させていただこう。
■とくぎ「ここさ,ウチなんだよね」
小まめに遊ばずとも,お得に遊ぶには「自宅に帰ると得られるお出かけボーナス」が欠かせない。自宅はクエストをこなして冒険ランク3になると開放され,部屋作りを楽しめるようになる。家の中には家具やフィギュアを飾れるので,おしゃれにデコっちゃおう。
自宅はどこでも設置可能で,建てた場所はマップ上で公開される。マップにある誰かの家には自由に入れて,ハウジングの具合を見比べられるほか,タンスを漁ったり,ツボを割ったりこそできないが,ドラゴンクエストらしくアイテムを入手できたりする。DQウォークなりの探索だ。
そして自宅のさまざまな機能のなかでも,外出してから帰ってくるまでの歩数などが換算される「おでかけボーナス」がでかい。クエストを進めずとも,毎日の「いってきます」から「ただいま」までを計上しているだけでも冒険ランクが上がり,気づけばプレイの幅も広がっていく。
なお,注意点もある。実際の自宅の場所などを知られたくない人は,設定で「ぼかして公開する」(位置が数キロずれる),「公開しない」(文字どおり)のいずれかを選ぼう。どちらにしても自身のゲーム内容にはまったく影響がないので,プライバシーのしゅび力だけ高められる。
■とくぎ「本当にあったエビルな待ち合わせ」
冬のある日,横浜へ遊びにいった,2人の女の子がいたそうな。彼女たちのうち1人は,自他ともに認める方向音痴。待ち合わせの場所がどこにあるのか,マップを眺めてみてもどうしても分からない。そんなとき――「エビプリ(エビルプリースト)のいるカフェの前で!」。
DQウォークを遊び続け,冒険ランク10に到達すると,最大8人のプレイヤーと巨大なまものに挑む「メガモンスター」が出現するようになる。メガモンスターとして登場するのはドラゴン,ゴーレム,りゅうおう,デスピサロなど,歴代シリーズ作品に現れた強敵たちだ。
そしてメガモンスターがマップ上に出現すると,その居場所は全プレイヤーに共有される。つまり,外出時や待ち合わせで困ったときは「メガモンスターを目印にするといいですよ」というわけだ。視野やマップで対処できそうにないときは,メガモンスターで一発逆転を狙おう。
ちなみにメガモンスターのいる場所には大体,「歴戦のゆうしゃ」たちも集っている。不自然な多数の集団を目印にするのも,分かりやすくていい。それにメガモンスターを倒すなら,自身の育成が足りなかろうと「周囲の誰か」に相乗りすれば,おいしい感じになる。
■とくぎ「紹介しとかなきゃな義務」
ここまでオススメそうびだの,強敵攻略だの,最強リセマラランキングだの,スマホ向けRPGの華に触れていないのだが,このあたりはやっていれば自然と気になるだろうから,やはり今回はなしだ。代わりに知っておくと愉快になれるいくつかの要素をピックアップしよう。
「DQウォークマイレージ」。これは歩いたり戦ったりしているだけでたまり,ふくびきチケットなどと交換できる,ゲーム内のマイレージポイントサービスだ。ものすごく重要なわけではないけれど,あると「なんか嬉しい」の絶妙なお得感がある。塩加減がいい。
「ご当地クエスト」。これは各都道府県に存在する4つのランドマーク付近で発生し,クリアすると各所にちなんだ「おみやげ」を手に入れられる(ときどき不思議な物品も見かける)。ゲーム的な意味はとくにないが,友だちにプレゼントもできる。処世術を養おう。
「モンスター図鑑」。これは倒したまものを記録してくれる図鑑で,同じまものを倒したぶんだけボーナスをもらえる。また,ARを利用したカメラ撮影にも対応しており,スライムと並んだり,ラーメンの横にホークブリザードを置いたりできる。私流の“映え”を狙おう。
【必読】位置情報ゲームの注意点
さすがに「プレイの指針がなさすぎる」と思われたら大変なので,最初に覚えておきたいことを簡単に羅列した。それではどうぞ。
・クエストやらなくてもいいけど,できればやろう
・そうび関連は普通に遊んで集めるくらいでもいい
・そうび強化は「ぶき」を優先していると序盤が楽
・モンスターのこころは「あっ落ちてた」くらいで
・デイリーミッションは調べて,覚えて,こなそう
・1日1回限定のゴールド獲得クエストなどをこなそう
・イベントがやってたら楽しそうなのをこなそう
などなどである。これ以上は先んじて詰め込んでも仕方ないので,ワクワクをもってゲーム内要素を知りたくなったら「公式Twitter」を,細かいシステム面を知りたくなったらゲーム内の「あそびかた」を活用するといい。それと最後に,必ず目をとおしてほしい動画をひとつ。
位置情報ゲームは夢中になるならないに関わらず,思わず「やってはいけないこと」をしてしまう可能性がある。不意のながらスマホも,場合によっては取り返しがつかなくなる。遊び慣れている人も含めてだ。なんて恐ろしき警鐘を鳴らしてばかりじゃ,エンタメを提供すべきウチの仕事にならないので,この機会にばっちり叩き込んでいってほしい。
年末年始はいろいろと歩き回ることが多い。いや,あくまのこたつのさそうおどりに屈し,いっさい身動きがとれなくなる人もいるだろうが,それに甘んじず「私を動かす理由を与えてみろ」といった,なにか,導きのちからに頼りたくなる場面があるはずだ。そういうときこそ,こういうものをきっかけにすればいい。なんて締めるとよい塩梅で。
まぁ,仮にここで“はかぶさの剣”を振るうならば,「正月太りの対策にはもってこい」であるが。
「ドラゴンクエストウォーク」公式サイト
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