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[JAEPO2020]東方仗助役の小野友樹さんも登壇!「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」公式大会をレポート
実況,解説として登壇したゲームキャスターの岸 大河氏(写真左)と,本作のプロデューサーを務めるバンダイナムコアミューズメントの正路千暁氏(写真右) |
大会は,抽選で選ばれた21名の来場者が3つのブロックにわかれて予選を実施し,各ブロックの上位2名が決勝戦へと進む。
選考方法的に,そしてJAEPO自体が大会色が強いイベントではないこともありエキシビションに近い試合内容になるのでは,と思ったのだが,全国ランカー,キャラ別全一,全国勝利数1位といった肩書を持つ強豪プレイヤーたちがJAEPOの会場に集結。予選から非常にハイレベルな戦いが展開された。
本大会のルール。予選,決勝ともに3回試合を行い,順位に応じて得た勝ち点によって勝敗が決定 |
大会中に公開された「稼働2か月でのキャラクター使用率と勝率」。いわゆる近距離パワー型のスタンドを持つキャラクターの勝率が高めで,その中でもアルティメットスキルで時間を止められる空条承太郎とDIOが人気のようだ |
公開された使用率に反し,予選には全キャラクターが登場。使用率の低い広瀬康一や岸辺露伴の活躍も見られた |
大会モードならではのカメラ切り替え機能がお披露目されたのも,今大会のポイントのひとつ。注目選手への視点切り替えや,バトルが発生したポイントへ即座にカメラが移動するなど,観戦に特化した機能が本作に搭載されていることがわかった |
オープニングマッチとなった予選Aブロックは,序〜中盤は堅実に立ち回りつつ,最後はアルティメットスキルの「奥の手・剣針飛ばし」でタイマンを制した,ポルナレフ使いのカワウソのピロ選手が,2連続でラストサバイバー(勝者)となり,早々に決勝戦への進出を決めた。
残る1枠は,予選3戦を通じて「ロデオ・ショット」を活用した索敵と遠距離からの狙撃で活躍していた“ミスタ全一”のおがたつ選手が獲得した。
全国対戦のデータ上ではレアキャラとされる「ポルナレフ」「ミスタ」の使い手が,両キャラクターの秘められたポテンシャルを見せつける形で決勝へ進出 |
Bブロックは,複数のキャラクターを高いレベルで使いこなすつんドラ選手が大暴れ。1戦目は広瀬康一を使用して中〜遠距離戦中心の戦いでラストサバイバーを獲得したのだが,続く2戦目ではジョルノ・ジョバーナを選択。樹を生やすスキル「オーバー・グロウ」を使った移動と,アルティメットスキル「ゴールド・E・レクイエム」(効果発動中は完全無敵)を使ってエリアダメージを無効化するといった,ジョルノならではの戦法で勝利し1位抜けを決めた。
そして,つんドラ選手の活躍の裏で2位,2位,1位と安定した成績を残していた空条承太郎使いの陸奥九十九選手が次に決勝戦へと進んだ。
「広瀬康一」「ジョルノ・ジョバーナ」「東方仗助」と,予選すべてで異なるキャラクターを操作しながら決勝へ進んだつんドラ選手 |
最後の予選となったCブロックは,3試合ともラストサバイバーが異なる混戦模様に。1戦目はDIOを使ったJKD選手が近距離戦での強さを見せつけて勝利すると,2戦目はともりん選手が岸辺露伴を使用し,建物内からの遠距離攻撃やスキル「ピンクダークの少年」(トラップを壁や床に設置する)によるトリッキーな攻めで近距離パワー型のスタンド使いたちを封殺してラストサバイバーを獲得,決勝進出へ大きく前進する。
しかし,Cブロックを1位で抜けたのは,1・2戦目で2位につけ,3戦目を制したブチャラティ使いのまる選手であった。また,2位通過は,3戦目でともりん選手より長く生存して勝ち点を獲得したJKD選手だ。
<2020年2月12日15:50 修正>
Cブロックの3試合目,ともりん選手を倒した選手がJKD選手とありましたが,正しくはまる選手となります。お詫びして訂正します
予選と同様に全3戦の合計勝ち点で競う形式で行われた決勝戦。第1戦は,ゲストの小野さんに合わせたかのように東方仗助を投入したつんドラ選手と,つんドラ選手を狙いつつ,ほかの選手も的確に牽制していたおがたつ選手のミスタに注目が集まる。しかし,最後はまる選手のブチャラティが冷静にタイマンを制してラストサバイバーを獲得した。
2戦目は,陸奥九十九選手(空条承太郎)と,JKD選手(DIO)の激しいチェイスをカメラが追う中,他方ではカワウソのピロ選手(ポルナレフ)や,おがたつ選手(ミスタ),そして花京院典明にキャラクターをチェンジしたつんドラ選手が熱いバトルを繰り広げた。
近距離パワータイプの使い手が集まり,さらに時止めの応酬が繰り広げられる中,建物の中に潜んで花京院のアルティメットスキル「半径20mエメラルドスプラッシュ」を発動したつんドラ選手が勝利した。
そして参加者全員に優勝の可能性が残ったまま最終戦へと突入するのことに。なお,勝ち点が並んだ場合は3戦目でラストサバイバーになった選手が優勝となる。
遠隔操作で安全を確保しつつ,必殺の「半径20mエメラルドスプラッシュ」を放ちラストサバイバーを獲得 |
最終戦は,行動可能範囲エリアが狭まる前から各所でバトルが勃発。陸奥九十九選手がJKD選手,つんドラ選手がカワウソのピロ選手を脱落させると,残る4選手が極小のエリアで互いを牽制しあう展開になった。
このバトルロイヤルを制したのは,最後までアルティメットスキルを温存し「スタープラチナ・ザ・ワールド」で時を止めた陸奥九十九選手だったのだが,総合優勝を果たしたのは,この試合はDIOにキャラクターを変更していたつんドラ選手だった。
つんドラ選手は,陸奥九十九選手に先んじてアルティメットスキル「ザ・ワールド」を発動し,時間が停止している間にライバルのまる選手をしとめて勝ち点を獲得,そのクレバーな立ち回りで総合優勝を手にした。
「いろいろなキャラを使ってこのゲームの素敵なところがアピールできたのがよかったです」と謙虚にコメントしつつ,最後は「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」とカーズのセリフで締めたつんドラ選手(写真中央) |
大会終了後には,新キャラクターの「ホル・ホース」が3月4日に追加されることも発表された。正路プロデューサーいわく,「あつかいやすい射撃タイプ」だそうで,拳銃型スタンド「皇帝(エンペラー)を象徴する“曲がる弾丸”」は敵を自動追尾するそうだ。
ミスタの「セックス・ピストルズ」ほど小回りは効かないものの,手軽に遮蔽物を無視しての遠距離攻撃が可能で,攻撃を受けるとダッシュ速度が上昇するパッシブスキル「逃げ足」とあわせて,高い生存能力を持つキャラクターになりそうだ。
なお,大会の模様はYouTubeのバンダイナムコアミューズメント公式チャンネルの配信アーカイブにて視聴が可能だ(試合は3:11あたりから)。大会動画にはキャラクター個別の高度なテクニックはもちろん,試合を通じての立ち回りかたが見て取れる。
「ジャンプ下降中に窓を割ると着地の硬直を軽減しつつ建物に入れる」といった全キャラ共通の移動テクニックなど,漠然とソロプレイをくり返しているだけでは気が付きにくい攻略のヒントが詰まっているので,今回のJAEPO2020で本作に興味を持った人,すでにプレイ済みでさらに勝率を上げたい人はぜひチェックしてみてほしい。
「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」公式サイト
- 関連タイトル:
ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー
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(C)荒木飛呂彦 &LUCKY LAND COMMUNICATIONS/ 集英社 ・ ジョジョの奇妙な冒険 THE ANIMATION PROJECT
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