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“フリースタイルアクションRPG”「DarkAvenger X」の体験会をレポート。勧善懲悪の英雄譚にはない生々しさがあるストーリーも魅力的
「DarkAvenger X」公式サイト
本作は,韓国のデベロッパ,BOOLEAN GAMES(ブリアン・ゲームズ)が手がける,全世界で高い人気を誇るDarkAvengerシリーズの最新作だ。同シリーズの特徴であるリッチなグラフィックスと多彩な演出,そして家庭用ゲーム顔負けのアクションは,さらに磨きがかかっている。
“フリースタイルアクションRPG”を謳うDarkAvenger Xは,実際どんな仕上がりになっているのか。メディア先行体験会で行われた,開発チーム ディレクター,ムン・ホ・ファン氏のプレゼンテーションの内容から紹介していこう。
プレイアブルキャラを全面的に差し替えるなど
日本向けカルチャライズを徹底
プレゼンでは最初に,韓国版「DarkAvenger 3」(2017年7月リリース)とグローバル版「Darkness Rises」を経て,日本版「DarkAvenger X」の開発が行われたという経緯が明かされた。「DarkAvenger 3」と「Darkness Rises」のそれぞれで確認された問題点を改善したうえで,日本向けの”カルチャライズ”を施したとムン氏は説明した。
ストーリーは,ダークファンタジーな世界観で,大切なものを失ってしまったキャラクター達の“復讐”を描くという。
詳しいところは,実際にプレイして確認してもらいたいが,どこか闇を抱えた登場人物達が織りなすドラマは,勧善懲悪の英雄譚にはない生々しさがあり,物語を読み進めることを目標にプレイするのも面白そうだった。
システム面においては,「スピーディ&爽快なアクション」「白熱のオンラインマルチバトル」「個性的なキャラクター」「自由度の高いカスタマイズシステム」という4つの特長に注目してほしいとのこと。
本作では,スマホのアクションゲームで採用されやすいクォータービューではなく,背後からの視点となっている。視点がキャラクターに近くなることで没入感が増し,加えてこだわって開発したというアクションのスピード感もより強く体験できるという。
また,特定の条件を満たすとモンスターを一撃で倒せる「フィニッシュスキル」や,特定のモンスターを支配して騎乗して強力な攻撃を行う「モンスターライド」,モンスターの所持していた武器を再利用できる「武器強奪」といったバトルシステムが盛り込まれている。プレイヤーのアイデア次第でさまざまな攻略法が生み出せる,まさに”フリースタイル”なアクションが魅力となっているのだ。
DarkAvenger Xには,ほかのプレイヤーとリアルタイムに共闘/競争できる多種多様なコンテンツが完備されているという。
共闘コンテンツには,最大4人のプレイヤーで強力な大型モンスターと対峙するおなじみの「レイド」も用意されている。レイドで戦うボスは,フェイズごとに違った動きをする強敵であり,敵の部位を破壊したり,ギミックを使ってダメージを与えるなど,通常のバトルとは違った攻略が必要となるだろう。
2人のプレイヤーが協力し,さまざまな組み合わせのモンスター達と戦う「パーティダンジョン」は,ボーナス目標が設定されており,その目標を達成できると,キャラクターの育成に役立つアイテムを手に入れることができるとのことだ。
ソロプレイでストーリーを進めてキャラクターを強化しながら,その合間に共闘コンテンツをプレイするというのが,基本的なプレイサイクルになりそうだ。
競争コンテンツは,リアルタイムに対戦するPvPモードとして,3対3のチーム戦と1対1の個人戦が用意されている。これらのPvPモードでは,自動戦闘は使えないので,キャラクターの強化だけでなく,プレイヤースキルを磨くことも大事になりそうだ。
プレイアブルキャラクターは,「ウォーリア」「ウィザード」「バーサーカー」「アーチャー」の4人で,日本向けに起用された有名声優陣によるフルボイスにも注目したい。
ウォーリアは,長剣を操る近距離型の戦士。曲がったことが大嫌いで己の正義に反することは許さない。CVは河西健吾さんが担当している。
松井恵理子さんがCVを担当したウィザードは,強力な魔法を駆使して戦う中距離型のアタッカー。物静かで一見クールだが,情に厚い一面も持っている。
巨大な斧を軽々と振り回す,近距離型のバーサーカーは,竹内良太さんがCVを担当。普段は温厚な性格だが,戦闘時は怒り狂ったように暴れ回る。
小さな体に大きな弓を持つアーチャーは,遠距離型の射手。見た目に反し,冷静に物事を考えるところがあり本心を表に出すことは少ない。CVは高野麻里佳さん。
ムン氏から,DarkAvenger Xは徹底した日本向けカルチャライズを行っていることが明かされ,その一例としてキャラクター周りの変更点が説明された。
シナリオの会話シーン等に登場する2Dキャラクターは,すべてアニメ調にアレンジして描き下ろしたとのこと。
また,実際にゲーム内で操作するプレイアブルキャラも完全に日本の市場を意識して,基本デザインから,体格や表情など細かい部分まで調整が加えられている。
ちなみに,アーチャーは海外版では初期段階ではプレイできないキャラクターだが,日本ではアーチャー職の人気が高いとの分析から,初期プレイアブルキャラにしたとのことだ。「小さな身体で巨大な弓を駆使して戦う見た目のギャップを楽しいでほしい」とムン氏はコメント。
最後にムン氏は「リリース後に『クロスレイド』という最高難度のコンテンツをアップデートで提供する予定です。レイドコンテンツよりも難しいですが,共闘要素を強化し,もっと楽しめるように準備しています。また,キャラクターを飾れるアバターも持続的に追加していく予定です」と,リリース後もDarkAvenger Xが進化を続けていくことを強調してプレゼンを締めくくった。
こだわりのバトルシステムをベースに
多種多様なコンテンツを用意
ここからは,実際に体験会で得た情報をまとめて公開していこう。
キャラメイクは先のプレゼンでも言及されていたとおり,パーツの組み合わせで大まかな外見を決めることになるが,体型についてはスライダーで微調整することも可能となっている。現地ではウィザードのキャラメイクを行ったが,肌の質感やら衣装の光沢具合やらに,こだわりがあるのが見て取れた。
バトル時の操作方法は,画面左のバーチャルパッドでキャラクターを動かし,画面右下のアクションボタンをタップして,攻撃や回避,スキルの発動を行うといったオーソドックスなもの。走るモーション,派手なエフェクトを伴う連撃での攻撃のどちらもスタイリッシュで,最小限の操作で小気味良いバトルが楽しめる。
ソロ用のコンテンツ「冒険モード」は,マップ踏破型のモードとなっており,基本的にはこのモードでマップを周回してキャラクターを育成していくことになりそうだ。
マップはロケーションによってさまざまな演出があり,ザコ敵を範囲攻撃でなぎ倒したり,強力な敵単体との熾烈なバトルがあったりとメリハリが効いていて,プレイヤーを飽きさせないレベルデザインになっている印象だ。周回を前提としていることもあって,このモードではオート戦闘を活用できる。
体験会では基本的なコンテンツを一通りプレイしてみたが,4人でプレイする「レイド」はカジュアルに楽しめるものになっていると感じた。
初見のプレイでは,ステージのギミックに悪戦苦闘することもあるかもしれないが,何度か繰り返して遊ぶうちに効率良く倒すことができるようになり,「なんかうまくなってきたかも」と思わせてくれる絶妙なバランスだと感じられた。
もちろん,何度も通うことになるのでどうしても作業感が出てきてしまうが,最後に敵に与えたダメージによって順位が表示される仕組みとなっており,この順位を気にしながら戦うことで,また違った面白さがあるだろう。
PvPのチーム戦と個人戦も試してみたが,こちらはオート戦闘が使えないガチな対戦コンテンツとなっている。こちらはクォータービューとなっており,普段とは違った赴きのバトルが展開される。
相手のスキルの範囲を覚えて攻撃を誘い,空振りさせたところを踏み込んで攻撃……といった差し合いが面白く,多少の能力差はプレイヤースキルでなんとかなりそうな雰囲気だ。
リッチなグラフィックスで描かれるスピーディで爽快なバトルを主軸に,リアルタイムに共闘/競争できるコンテンツを充実させることで,従来のアクションRPGとの差別化を目指す「DarkAvenger X」。短い体験会中も,バトルシステムに並々ならぬこだわりをもっていることが実感できた。そのバトルシステムを使って構築されたコンテンツ群がプレイヤーにどん体験を与えてくれるのか。2月13日のリリースを待ち,自分の目で確かめてほしい。
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