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[TGS 2019]新作RPG「The Outer World」について,Obsidian Entertainmentのプロデューサーに話を聞いた
「The Outer Worlds」公式サイト
まずSingh氏は,本作の世界観について語ってくれた。
The Outer Worldは地球から遠く離れた銀河の最果て,「ハルシオン」コロニーが舞台になる。そこは,10の大企業からなる企業連合が支配しており,各社から評議員が送り込まれて,彼らによる評議会が星系の運営を行っているという。
技術全般はレトロな雰囲気だが,未来的な要素も取り入れられており,アナログな機械がありつつも進んだAIが存在しているなど,独自の雰囲気を持っている。
Singh氏によれば,ゲームの背景となる時代では,人類が地球を飛び出して居住に適した惑星を見つけてはテラフォーミングを行っている。ハルシオンコロニーは惑星TERRA2とその衛星モナークが地球化されており,その2か所が冒険の舞台になるという。そのほか,宇宙ステーションなども存在するとのことで,ロケーションはかなり多彩であるらしい。
プレイヤーはそうした場所で,どう振る舞っても構わないという。非常に自由度の高いゲームシステムが採用されており,企業連合に協力して秩序を守ってもいいし,反体制派に協力して権力に抗うこともできるそうだ。善悪の概念は主観的であり,すべてプレイヤーの選択にすべて委ねられる。
例えば,あるクエストを解決するために街を1つ壊滅させるという選択肢もあり得るし,反対に,1人も殺さずにプレイすることも可能だととSingh氏は言う。
9月14日に本作のプレイレポートを掲載しているが,プレイ中に仕組みが気になったルートシステムについても尋ねてみた。
Singh氏によれば,本作のルートシステムは「敵が装備しているものを奪う」のではなく,倒したときにドロップアイテムがランダムに選ばれる仕様とのことだ。リアリティは少し失われるが,より良いゲームバランスのためにそのシステムを採用したという。
冒険を共にするコンパニオンだが,パーティという形でプレイヤーについてくる。コンパニオンは数多く存在するが,プレイヤーが連れて歩けるのは2人までで,そのほかは冒険の途中で手に入れる宇宙船で待機するという。
ただ,待機中のコンパニオンも活動しているという設定で,しばらく放っておくと勝手に能力が上昇するなどの要素もあるという。
MODについて質問したところ,今のところMODをサポートする予定はないという。しかし,今後の展開次第では行う可能性もあるとのこと。DLCについても同様で,今のところゲームの開発に力を入れており,発売後の展開については,とくに予定していないとのことだった。
ゲームのボリュームについては,プレイヤーがどのようにプレイしたかによって大きく変わるものの,Obsidian Entertainmentが2004年にリリースした「Star Wars Knights of the Old Republic II: The Sith Lords」ぐらいのボリュームは用意しているとのことだった。
最後にSingh氏は「ぜひ本作を楽しんでほしいです。あなた自身でストーリーを作り上げてください」と日本のプレイヤーにコメントしてくれた。
「東京ゲームショウ2019」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2019」特設ページ
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