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印刷2018/12/07 16:49

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「マジック:ザ・ギャザリング」の競技シーンに大きな変化が。「マジック・プロリーグ」設立,eスポーツと卓上マジックを融合させる方向に

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「マジック:ザ・ギャザリング」の競技シーンに大きな変化が。「マジック・プロリーグ」設立,eスポーツと卓上マジックを融合させる方向に
 「マジック:ザ・ギャザリング」(Magic: The Gathering。以下,マジック)の公式サイトで本日(2018年12月7日),マジックの今後,とくにeスポーツやプロ競技の展開についての新たな発表が行われた(関連リンク)。

 発表によれば,マジックの新たな“プロ・プレイ”の舞台として「マジック・プロリーグ」(MPL)が設立される。その第1シーズンは世界中から集めた一流のマジック・プレイヤー32名によって行われるもので,オファーを受けたプレイヤーや配信者は報酬金額7万5000ドルの契約を結ぶことになるという。
 参加プレイヤーはシーズンを通して毎週,デジタルカードゲーム「Magic: The Gathering Arena」(以下,MTGアリーナ)で戦う。MTGアリーナと“卓上”マジックの両方で行われる「ミシック・イベント」にも参加するという。
 なおMTGアリーナについては,時期は未発表ながら,日本語版のリリースも予定しているそうだ。


 この新たな取り組みは,2019年3月28から31日にかけてボストンで開催される「PAX East」から始まる予定で,そこでは「MTGアリーナ ミシックインビテーショナル/MTG Arena Mythic Invitational」が開催される。賞金総額100万ドルという特別なイベントである。ここではMPLの参加プレイヤーが勢揃いし,彼らが「挑戦者」を迎えて対戦する予定であるという。

 その後は新たなイベントシリーズとして,MTGアリーナと卓上マジックの両方を使用したイベント「ミシックチャンピオンシップ/Mythic Championships」が行われる。やはり高額な賞金を用意した大会で,参加の権利は,自宅でMTGアリーナをプレイするこによる獲得することが可能であるとのこと。ゲーム内で「GameAwards」を入力すれば,「eスポーツ・スーターキット」を受け取れるそうだ。

 卓上マジック側の動きについても簡単にまとめておくと,「プロツアー」の名称は,MTGアリーナの大会と同様に「ミシックチャンピオンシップ」へと変更される。賞金額は増える予定で,2019年開催のミシックチャンピオンシップは各大会とも賞金総額50万ドルになるという。
 マジック・プロリーグの導入は「マジックの『プロ』そのものについて考え直す機会」になったそうだ。そして発表されているプロツアー(名称変更後のミシックチャンピオンシップ)の内容に関しては,以下の点を含むいくつかの変更が発表されている。


  • 卓上マジックの主力イベントは年4回に戻す
  • 参加者全員に賞金が出るがトラベル賞は廃止
  • 2019年は国別選手権は行わない
  • 2019年はワールド・マジック・カップを行わない
  • 2018-2019年度のプロツアー・チームシリーズをもって,チームシリーズを終了
ほか

 今回の発表は,MTGアリーナと卓上マジックを融合させる包括プログラムを告知するものとして位置付けられている。新プログラムが開始となる2019年の賞金総額は,1000万ドル(約11億円)となるそうだ。2019年のマジックシーンがどのようなものとなるのか,今後の発表にも注目しておこう。

「マジック:ザ・ギャザリング」公式サイトの「新時代へ――マジックとeスポーツ」ページ

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    マジック:ザ・ギャザリング アリーナ

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