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    [TGS 2019]「電脳戦機バーチャロン」ステージイベントをレポート。タニタ社長が自社製ツインスティックでPS4版「オラタン」に先行出撃
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    印刷2019/09/14 13:49

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    [TGS 2019]「電脳戦機バーチャロン」ステージイベントをレポート。タニタ社長が自社製ツインスティックでPS4版「オラタン」に先行出撃

     東京ゲームショウ2019のビジネスデイ2日目(2019年9月13日)にセガ/アトラスブースで実施された,「電脳戦機バーチャロン」ステージの模様をお届けする。

     まず登壇したのは,セガゲームスのプロデューサーである亙 重郎氏。氏は,初代「電脳戦機バーチャロン」を開発していた1993年頃は「ロボットゲームなんてありえないでしょ」「(稼働しても)もって3か月」などと言われていたことを振り返りつつ,初代のリリースから20年以上を経た今,旧作のPS4移植版をリリースできることが嬉しいと語った。

    トークの中で,「バーチャロンがすごいのではなく,バーチャロンを愛してくれる皆さんがすごい」と語る亙氏。確かにバーチャロンのプレイヤーは,家庭用での対戦会などはもちろん,アーケード筐体を購入して対戦を楽しめる場を作る人がいるなど,ディープなファンが多い印象だ
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     亙氏に続いて,PS4用のツインスティック「VCO-18-C 18式コントロールデバイス ツインスティック」を開発したタニタから,代表取締役社長の谷田千里氏と,ツインスティック・プロジェクト担当の久保彬子氏が登場した。

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     タニタ製ツインスティックの情報と共に知れ渡ったことだが,谷田氏はバリバリのセガファンであり,チャロナー(バーチャロンのプレイヤー)でもある。セガ・マークIIIの頃からのセガファンで,今でもメガドライブ用ソフトを集めたりしているそうだ。亙氏はタニタを訪れたとき,セガに関する話を振るまでもなく谷田氏がセガ関連のコレクションをアピールしてきたので,「“本物”なんだ!」と感じたという。

     そんな谷田氏だが,タニタがセガとの関係を持ったのはバーチャロンやゲームからではなく,セガゲームスの“シュミカツ!”(シニア世代の趣味活動を応援するWebサイト)がタニタの子会社とのコラボレーションを持ちかけてきたことにあったそうだ。

     最初はそのコラボレーションを断るつもりだったが,セガゲームスの社長・松原健二氏との会食を条件として,交渉および契約締結の場を設けたという谷田氏。ただ,会食は契約を脇に置いてゲームの話で盛り上がり,PS4用ソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」(以下,「とある魔術の電脳戦機」)や,PS4用ツインスティックは出す予定がないことにまで話が及んだそうだ。そこで谷田氏は,タニタでツインスティックを作らせてもらえるよう頼み込んだという。

     しかしPS4用ツインスティックは,セガゲームスも検討してはいたが,さまざまな問題から諦めたデバイス。亙氏は,諦める要因となった“地雷”をタニタが再び踏むのを見つつ,やはり無理なのではないかと思っていたとか。そのため,困難を乗り越えて製品化にこぎつけたタニタに対し,感服している様子だった。

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     ツインスティックによる操作の実演として,まずは亙氏が「とある魔術の電脳戦機」をプレイ。ここでは後日追加される,ツインスティック向けの設定メニューも披露された。ボタンアサインは,幅広い対応が可能なように設計されているとのことだ。

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     「とある魔術の電脳戦機」に続き,次は谷田氏が「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」(以下,「オラタン」)をプレイ。谷田氏は自社製のツインスティックでPS4版「オラタン」をプレイすることについて,「社長をやっていて『役得だ』と思ったのはこれが2度め」とコメントした。

     機体選択で時間オーバーし,不慣れなバル・バドスを使うことになるというハプニングもあったが,谷田氏はツインスティックでの操作を披露する。ゲームスピードの速い「オラタン」で不慣れな機体を使っているにも関わらず,谷田氏はけっこう戦えていたので,ツインスティックの出来の良さが察せられるところだ。

    ビジュアルメモリなどをじっくり眺めていたら,ただでさえ特殊な操作が多くて扱いが難しいバル・バドスで強制出撃となってしまった谷田氏。しばらくプレイした後,テムジンを使って再スタートした
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     このツインスティックは「一生モノ」というテーマで作られていて,メンテナンスがしやすく,「とある魔術の電脳戦機」や旧作も遊びやすいように設計されているそうだ。


     ステージの終盤には,PS4版「バーチャロン」移植作品について,3タイトルをセットにした「電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001」のリリースが発表された。特別な追加要素などはないオーソドックスな移植となっていて,オンライン対戦は「ルーム内でのトーナメント」や「総当たり戦」,「チーム戦」といったさまざまなルールに対応しており,対戦ツールとしての部分が重視されているという。


     「VCO-18-C 18式コントロールデバイス ツインスティック」の発送は11月末から開始される予定だ。ちなみに筆者は出資者なので,いずれ手にすることとなる。届いたあかつきには,「オラタン」を中心として久々の熱闘に浸りたい。

    「電脳戦機バーチャロン」シリーズ公式サイト

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