Metaは米国時間2022年10月11日に開催したイベント・Meta Connect 2022で,Project Cambriaのコードネームで開発を明らかにしていた(
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2),「Meta Quest」シリーズのハイエンドVRヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)
「Meta Quest Pro」(以下,Quest Pro)を正式発表した。発売予定日は日本時間10月26日で,日本を含むMeta Quest製品サポート地域のすべての
Metaストアのオンラインサイト(※外部リンク)で予約受付が始まっている。価格はHMD,
「Meta Quest Touch Proコントローラー」(以下,Touch Proコントローラー),スタイラスペン先,部分遮光ブロッカー,充電器を含めて,
22万6800円(税込)。
Meta Quest Pro。薄型パンケーキレンズ(後述)とヘッドセットの後部に配置された流線型モバイルバッテリーの採用により,スリムでバランスのとれたデバイスに仕上がっているという
![画像集 No.002のサムネイル画像 / ハイエンドVR HMD「Meta Quest Pro」正式発表。薄型パンケーキレンズ採用でスリム化,10月26日に22万6800円(税込)で発売](/games/436/G043602/20221012020/TN/002.jpg) |
Meta Quest Touch Proコントローラー
![画像集 No.003のサムネイル画像 / ハイエンドVR HMD「Meta Quest Pro」正式発表。薄型パンケーキレンズ採用でスリム化,10月26日に22万6800円(税込)で発売](/games/436/G043602/20221012020/TN/003.jpg) |
Quest Proは,SoC(System-on-a-Chip)に,VR用に最適化された
Qualcomm Snapdragon XR2+を搭載し,
「Meta Quest 2」(以下,Quest 2)の1.5倍の高い動作性があり,放熱性も改善されているため性能は大幅に向上したとされている。メインメモリは12GB,ストレージは256GBで,10個の高解像度センサー(ヘッドセットの内側に5個,外側に5個)を搭載しているという。
光学系では,Quest 2のフレネルレンズを
薄型パンケーキレンズに置き換えてモジュールの奥行きを40%削減したほか,液晶ディスプレイは
「ローカルディミング技術」と
「量子ドット技術」を採用することで,より豊かで鮮やかな色彩を実現したとされている。Quest ProはQuest 2と比較して1インチあたりの画素数が137%,1度あたりの画素数が110%に向上。全視野の視覚的な鮮明さは中央部分で125%,周辺部で150%に向上し,色域はQuest 2の1.3倍に拡大したそうだ。
なおQuest 2でパススルーを使ってデバイスの外の世界を見た場合は白黒だが,Quest Proでは物理的な環境を
フルカラーで見ることができるようになるという。
Touch Proコントローラーは,各コントローラに内蔵された3つのセンサーにより,ヘッドセットとは無関係に
コントローラ単体でのトラッキングを実現している。“広範囲に正確なフィードバックを提供する一歩上のハプティクス(触感)”を実現するという
「TruTouchハプティクス」システムを搭載する点も特徴となっている。Quest 2でも使用可能だというTouch Proコントローラーは年内に,3万7180円(税込)での単品発売を行う予定とのことだ。
アバターの表情をより自然にする「アイトラッキング」と「自然な表情機能」も搭載するが,いずれもプライバシーに配慮し,デフォルトではオフであるという
![画像集 No.010のサムネイル画像 / ハイエンドVR HMD「Meta Quest Pro」正式発表。薄型パンケーキレンズ採用でスリム化,10月26日に22万6800円(税込)で発売](/games/436/G043602/20221012020/TN/010.jpg) |
Meta Quest Proのアクセサリー
![画像集 No.007のサムネイル画像 / ハイエンドVR HMD「Meta Quest Pro」正式発表。薄型パンケーキレンズ採用でスリム化,10月26日に22万6800円(税込)で発売](/games/436/G043602/20221012020/TN/007.jpg) |