［TGS 2019］「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON2 TGS特別大会」フォトレポート。ヨダソウマ選手が優勝を果たし，賞金200万円を獲得

　東京ゲームショウ2019の最終日（2019年9月15日），e-Sports X BLUESTAGEにて「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON2 TGS特別大会」が実施された。優勝賞金200万円をかけて，トッププロがしのぎを削りあった大会の模様をフォトレポートでお届けしていく。

「ぷよぷよeスポーツ」公式サイト

国内のトッププロに加え，海外の強豪選手が集結

　本大会は，「ぷよぷよeスポーツ」（PS4/Switch）の「ぷよぷよ通」ルールを使用したセガゲームス公式となるeスポーツ大会。前回大会となる「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON2 6月大会」でベスト8となった選手に，予選大会で出場権を獲得した8人，さらに海外大会で優秀な成績を収めた2人を加えた18人で大会は実施された。

司会進行を担当した椿 彩菜さん（写真左），スペシャルサポーターの橘 ゆりかさん（写真右）

トーナメントは，前回大会のトップ8の選手同士が1回戦で当たらないように各ブロックに振り分けられ，その状態で残り10人の選手による組み合わせ抽選が行われた

18人という人数の都合上，ほかの選手よりも1度多く対戦する必要があるブロックが2つできることになり，大会はその2試合からスタート。いずれも日本人選手対海外招待選手の組み合わせとなった

1回戦は，やなせ選手とわっふる選手がそれぞれ勝利。海外からの招待選手2名は健闘したもののここで敗退となった。なお，本大会は2セット先取制のシングルエリミネーションで実施された。1セット獲得の条件は2試合先取のため，最短で4試合で勝敗が決するルールとなっている

試合の実況解説は，ぷよぷよのプロゲーマーである，飛車ちゅう選手（写真左）とTom選手（写真右）が交代で担当した

優勝候補3人＋ヨダソウマ選手が残ったトップ4

　3位タイまでに賞金が授与されるということで，トップ4に残ったdelta選手，レイン選手，ヨダソウマ選手，マッキー選手の4人には賞金が確定した。この中でヨダソウマ選手は，「トップ4のメンバーに自分がいることはかなり異様な光景なんです」と壇上でコメント。自身がダークホースであると宣言し，このままの勢いで優勝して異様な大会にしますと自信を覗かせた。

delta選手

レイン選手

ヨダソウマ選手

マッキー選手

準決勝1試合目は，昨年の年間王者delta選手と最近プロになったばかなりのレイン選手という組み合わせに。プロのキャリアはdelta選手に軍配が上がるも，実力は拮抗している2人の対戦となったが，レイン選手が2セット連取で勝利を決め，決勝戦へ駒を進めた

新しいぷよの組み方で大会に臨んだdelta選手だったが，レイン選手の状況判断力が上回り，3位タイの成績で大会を終えた

準決勝もう1つの組み合わせは，ヨダソウマ選手対マッキー選手。下馬評ではマッキー選手が優勢だが，フルセットフルカウントまでもつれる展開に

勝負が決まる最終試合，先に仕掛けたヨダソウマ選手に対し，マッキー選手が大連鎖を返そうとするも，狙いのぷよが引けず決着。ヨダソウマ選手がレイン選手の待つ決勝戦に進出した

優勝賞金200万がかかった決勝戦。この試合は下馬評通りにレイン選手が優勢に進めると予想されていたが，速攻を仕掛けたヨダソウマが1セットを瞬く間に先取する

追い詰められたレイン選手だったが，ヨダソウマ選手に負けじと速攻を仕掛けると，こちらも瞬く間に1セット取り返し，勝負の行方は最終セットに委ねられた

ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON2 TGS特別大会の優勝は，ヨダソウマ選手。最終セットでは，本日何度も見せた速攻を仕掛けると，対処に手間取るレイン選手にさらに追い打ちを掛け，見事優勝を決めた

優勝したヨダソウマ選手には，賞金200万円と副賞が贈られた。ヨダソウマ選手は優勝した感想を聞かれ，「優勝トロフィーに刻まれているレジェンド級プレイヤーに名前を並べることができて誇りに思います。優勝賞金は親孝行に使います」とコメントを残した

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