プレイレポート
[E3 2019]ルイージの次なる冒険の舞台はホテル。新アクションが楽しい「ルイージマンション3」をプレイ
不気味な洋館を探索した1作め,さまざまな土地や建物をめぐった2作めに続く本作の舞台は“豪華なホテル”だ。ある日,マリオ,ピーチ姫,キノピオたちと一緒にこのホテルに宿泊しにやってきたルイージとオバ犬。しかし,またまたそこはオバケ屋敷で,ルイージは暗くて怖いオバケのすみかを探検しなければならなくなるのだ。
仲間たちと夢のような時間を過ごす。そんなルイージの願いは一転して悪夢に……マリオやピーチ姫,キノピオたちはどうなったのか? とても気になるところだが,イベントの際に行われたゲーム説明でも「そこはまだお楽しみ」ということだった。
オバケのいるところにオヤ・マー博士あり。オバケ研究家で科学者のオヤ・マーは,新機能が付いた最新のオバキュームをルイージのために用意してくれる。
新型のオバキュームには,「敵を吸っている状態から床に叩きつける」「オバキュームの排気(?)の力で広範囲を攻撃する」などの新たなアクションが加わっているが,一番面白かったのが、いわゆる“トイレのスッポン”みたいな吸盤を発射する「キューバンショット」だ。
試遊では,スッポンを射出して壁にくっつけ,それを吸って壁を倒すことで隠れたアイテムを見つけ出すという,謎解き用途でこの新機能の出番があった。オバケの倒し方はこれまでと同様に,「光を当てて驚いたところを吸いあげる」というのが基本。実態のないオバケに直接スッポンを当てて攻撃はできないだろうが,間接的にスッポンを利用したオバケ退治の方法もあるはず。ともあれ,このスッポンの使い道を考えるだけでも楽しい。
ホテルの探索は,“ドールハウス”を覗き込んでいるようなおなじみのユニークな視点で進んでいく。ホテルの部屋にあるさまざまな謎を解いたり,部屋にいるオバケを全部退治したりすると閉ざされた道が開くのもこれまでと同じだが,もちろんいままでにないギミックや,一筋縄ではいかない個性的なオバケがたくさん待っている。そんなホテル探索で役立つ“相棒”がグーイージだ。
グーイージは,2018年11月に発売された3DSリメイク版「ルイージマンション」の協力プレイ用に登場した,全身緑色のルイージの形をした“なにか”で,その身体は,床からトゲトゲが飛び出す危険なトラップや柵,排水溝といった,ルイージが通れないような場所をすり抜けられる。一人プレイではルイージとグーイージを切り替えながら,二人プレイならJoy-Conのおすそ分けで協力しながら,ルイージ一人では解けない謎を解く手助けをするのだ。
ルイージが主役のシリーズ第1作が帰ってきた。ニンテンドー3DS向けにリメイクされた「ルイージマンション」を紹介
任天堂は本日(2018年11月8日),ニンテンドー3DS用ソフト「ルイージマンション」を発売する。ルイージを主人公とした本作は,2001年9月にニンテンドー ゲームキューブ用ソフトとして登場した同名シリーズ第1作のリメイク作品だ。アクションや謎解きといったゲームの魅力や,協力プレイが楽しめる3DS版の新要素を紹介していこう。
マルチプレイについても紹介があった。最大8人で遊べるマルチプレイは,ホテルの各階に潜むオバケをすべて捕まえると次の階に進めるという,「ルイージマンション2」のハンタータワーのようなルールだった。
もちろん全員グーイージも使えて,全員グーイージを出してルイージ+グーイージの総重量で床のボタンを押し扉を開く……といった,本作ならではの要素を生かした謎解きも用意されている。ほかにどんなルールの協力プレイがあるか不明だが,続報に期待したい。
アクションと謎解きの絶妙なバランスや,怖いけれど妙なコミカルさもある独特の雰囲気という魅力はそのままに,新要素やSwitchならではの操作感で「ルイージマンション」シリーズの面白さがより大きくなっていた。
2019年内の発売ということでまだ不明な部分も多いが,今後の展開や発売日の発表が楽しみだ。
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