プレイレポート
[TGS 2019]カレシをひとりに絞れない。さまざまなシチュエーションを楽しめる「VRカレシTGS2019バージョン」を体験
東京ゲームショウ2019のIVRブースに,スマートフォンアプリ「VRカレシ」(iOS / Android)が出展されていた。2018年に続いて2度めの出展となるが,その規模は10倍にもなっているのこと。ホール9の中でも,ひと際大きく目立つブースとなっている。本作は,同社が2020年初頭に配信予定のスマホ向け恋愛ゲームアプリだ。アプリ内にはキャラメイクが搭載され,自分好みの彼との恋愛を楽しめるだけでなく,コミュニケーションやコーディネイトの要素も用意されている。今回の出展では,舞台「喫茶はるかぜ」をイメージした特設体験ブースが用意され,キャラクターごとに異なるVRシーンを楽しめる「VRカレシTGS2019バージョン」が体験できた。
選べるキャラクターは穂波アキト(CV:細谷佳正),白川奏摩(CV:森久保祥太郎),楠木ゆう(CV:鈴木千尋),山城洋介(CV:藤原啓治)の4人。筆者は全員とのVRシーンを体験したが,いずれも甲乙付けがたい魅力的なカレシ達だった。
以下,ネタバレにならない範囲で,筆者の体験レポートをお届けしよう。
1人めのカレシ:穂波アキト(CV:細谷佳正)
「ハルオのせいで…」
ハルオとは,喫茶店「はるかぜ」の看板犬だ。アキトとのシチュエーションでは,このハルオのせいで……いや,むしろ“ハルオのおかげで”と言ったほうがいいかもしれない。ハルオのやんちゃな行動で,プレイヤーとアキトの間にちょっぴりドキッとするようなハプニングが起こるのだ。
2人めのカレシ:白川奏摩(CV:森久保祥太郎)
「ピアノで祝福」
奏摩とのシチュエーションは,喫茶店ではなく,部屋でのひとときを体験できる。その内容は,シャンパンで乾杯して,プレイヤーのためにピアノを弾いてくれるというロマンチックなもの。少々キザな感じもするが,それでも嬉しくなってしまう。乙女心をくすぐってくる。
3人めのカレシ:楠木ゆう(CV:鈴木千尋)
「おもてなし誕生日」
プレイヤーの誕生日のために,料理を振る舞ってくれる優しいカレシ。少年のようなかわいらしさを持つゆうに,とても癒やされたが,しっかりとドキドキさせてくるサプライズも……。筆者の誕生日が間近に迫っているせいもあってか,心に響く。
4人めのカレシ:山城洋介(CV:藤原啓治)
「二人っきりの診察」
洋介は,プレイヤーの体調を気遣ってくれる大人の男性だ。個人的に髭は好みでないのだが,このカレシの髭ならいいかもしれないと心境に変化が出るほどの魔性の魅力を持つダンディさだった。途中,とある選択が発生するのだが,ここはぜひ「YES」を選んでほしい。
これは全体的に言えることだが,キャラクタービジュアルやボイスはもちろん,背景の細かいところまでこだわりが感じられた。とくに洋介は,オジさまということもあって,どうしてもシワを表現しないといけない。シワが少ないと若く見えるし,ありすぎても女性に刺さらない可能性があるだろう。そんな中,洋介のシワはリアルに,かつイケメンを損なわない絶妙なバランスだったのだ。しかも身体を鍛えているのか,腕の筋がとてもよい。……とてもよい。
今回出展されたVRシーンを体験して気になったのは,奏摩のシチュエーションだ。なぜなら部屋の中にあるテレビの前に,ゲームソフトが散らばっていたからだ。思わず身を乗り出してタイトルを確認しようとしてしまったが,危ないのでマネしないでほしい。また,キャラクターによっては,「YES」か「NO」の選択肢が発生することも。どちらかを選べば起こる行動と,起きない行動があるので,よく考えて選ぼう。
なお,体験者には「新型ハコスコ」「大型ショッパーバッグ」「ハルオコースター」がプレゼントされるので,気になる人はぜひ寄ってほしい。一般公開日は混雑が見込まれるが,だいたい15人ほどが同時にプレイできるようなので,回転率は良さそうだ。
また,今回4Gamerでは,IVRの代表取締役であり,「VRカレシ」のプロデューサーでもある持田規実彰氏にお話を聞く機会を得た。後日掲載予定なので,そちらもお楽しみに。
「VRカレシ」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2019」記事一覧
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