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「アズールレーン クロスウェーブ」は随所に原作愛が感じられる仕上がりに。3Dシューティングバトルやフルボイス演出など,ゲームの見どころを紹介
今回,マスターアップ直前の開発バージョンに触れる機会を得たので,さっそくその内容を紹介していこう。
「アズールレーン クロスウェーブ」公式サイト
多数の艦船(KAN-SEN)が3Dモデルとフルボイスに!
新キャラ「島風」「駿河」を軸にしたオリジナルストーリー
本作の舞台となるのは,原作と同じく謎の勢力「セイレーン」の脅威にさらされている世界。メインストーリーでは,4大陣営が共同開催する合同大演習を通じて,本作で初登場となる新キャラ「島風」と「駿河」が,ベテランぞろいの先輩達に揉まれながら成長していく姿が描かれる。
島風 |
駿河 |
味方の艦船は誰でも「秘書艦」に設定することができ,メニュー画面でフルボイスでガイドを務めてくれるのが嬉しいところ。ちなみに,メニュー画面だけでも,ボイス数は全キャラ合計500種類前後におよぶという大ボリュームだ。
ゲーム中で条件を満たすと,艦船達とのさまざまな専用イベントが発生し,「エピソード」モードで鑑賞できるようになる。イベントはもちろんフルボイスで,それぞれの艦船の人となりや,普段は見せない一面が描かれるという。
また,艦船には好感度があり,MAXまで上げて条件を満たすと「ケッコン」も可能だ。なお,ゲーム中に登場するすべての艦船とケッコンを行える。
バトルは迫力満点の3Dシューティングに
難度「HARD」は腕に覚えがあっても苦戦する?
全8章で構成される「ストーリー」モードでは,アイテムやイベント発生ポイントが配置された海域マップを探索しつつ,バトルやイベントをこなしていく。シナリオの展開によって複数のイベント発生ポイントが配置され,メインイベントだけを選ぶのも,ほかのイベントを見るのも自由だ。
バトルが発生するポイントでは,まず島風と駿河を中心とした会話イベントがあり,それに続けて出撃する艦船を編成することに。出撃メンバーは,プレイヤーが操作する最大3隻の「主力艦隊」と,戦闘支援キャラとなる,こちらも最大3隻の「支援艦隊」を自由に組み合わせて選択できる。
支援専任の艦船を主力艦隊に組み込むことはできないが,主力艦隊に組み込める艦船は,主力艦隊・支援艦隊のどちらにも入れることが可能で,このときに「黒髪のキャラを○隻」「けもの耳のキャラを○隻」といったように特定の組み合わせを揃えると,ボーナス効果が発動する。これらのボーナス効果は重複するので,うまく組み合わせてバトルを有利に進めよう。
3Dシューティングで展開するバトルは,「ボス撃破」などの条件を満たすことでクリアとなる。適正レベルであれば,1バトルあたり2〜3分でクリアできるようになっている。これは原作に合わせた設計だ。
基本的な操作方法は,左スティックで移動しつつ,右スティックで照準を合わせて敵を狙い撃つというシンプルなもの。プレイヤーが操作するのは主力艦隊の1隻で,残りの2隻はオートで行動するが,方向キーの左右で操作キャラを変更することも可能だ。
通常攻撃のほか,ゲージがMAXになるとロックオン攻撃などを発動でき,状況や操作に合わせたボイス演出がバトルに華をそえる。支援艦隊の援護が入ると,カットインによる演出が挿入されるのも大きな見どころだ。
各艦船の射撃性能は装備に基づいており,連射性能の高いものを選ぶか,一撃が重い装備を選ぶかはプレイヤー次第。また,空母は多数の航空機を使った攻撃が可能で,戦艦はバリアを張れるといった特徴がある。さらに,同じ艦種であってもスキルの内容は艦船によって異なるので,それぞれの使いどころを見つけるのも楽しみ方の1つだ。
本作は“進撃海戦RPG”と銘打たれているとおり,艦船自身のレベルアップはもちろん,装備の変更やスキルの強化など,RPGらしい育成要素も備えている。各バトルには,一度クリアしたあとも経験値や報酬を求めて繰り返し挑戦できるので,欲しい装備を手に入れるためにハック&スラッシュ的に楽しむこともできる。
会話イベントをスキップせずに進めると,クリアまで約25時間とボリュームたっぷりで,ストーリーモードには「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階の難度が用意されている。ちなみに,HARDでは敵の強さがNORMALの7倍になり,2〜3回被弾しただけで味方キャラが行動不能に陥るそうだ。ゲーム難度はプレイ中にいつでも変更可能なので,腕に覚えのあるプレイヤーは挑戦してみよう。
やり込み要素の「エクストリームバトル」と
原作ファン必見の「フォト」モード
本作のやり込み要素となる「エクストリームバトル」は,プレイヤー側と同様,主力艦隊と支援艦隊の最大6隻で構成された敵チームと戦うモードだ。このモードでは,ゲーム内で条件を満たすことで登場する特別なチームも含め,100チームを撃破することが目標となる。
プレイヤーのやることは基本的にストーリーモードのバトルと変わらないが,敵味方合わせて,最大12隻の艦船によるボイス演出が入るので,より賑やかなバトルが楽しめるのがポイント。各バトルをクリアすると,報酬として素材や,研究所で強力な装備を購入できるようになるアイテムなどを入手できる。
また「フォト」モードは,その名のとおり,艦船のスクリーンショットを撮影するモードである。このモードでは,ステージと参加する艦船を選び,立ち位置や表情,ポーズなどを変更して,自由な撮影を行える。PS4のシェア機能を使えば,撮影したスクリーンショットをSNSなどに投稿することも可能だ。
実際に本作をプレイしてみると,まずキャラクターの3Dモデルが非常に丁寧に作られていることに気づく。これは原作のデベロッパであるManjuu監修のもと,1隻ずつ作り込んでいった結果だという。またバトルも,ロードの快適さや派手なエフェクトがもたらす爽快さにより,ストレスを感じさせない仕上がりとなっている。そして何より,ゲーム全編を通じて披露されるフルボイス演出は,原作を大きく超える本作ならではの特徴で,「アズールレーン」ファンにはたまらないものだろう。
原作を手がけたManjuuと,国内でのパブリッシングを行うYostarの全面協力を受け,キャラクターゲームに定評のあるコンパイルハートが開発する「アズールレーン クロスウェーブ」。リリースまでに公開される,残りの新情報にも期待が高まるところだ。
「アズールレーン クロスウェーブ」公式サイト
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アズールレーン クロスウェーブ
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