このゲームの読者の評価
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正に侍道 80 - 投稿者:call(男性/50代)
- 投稿日:2019/07/10
- 良い点
- 一撃(大斬り)の重さが勝敗を決めていくので、「人読み」が重要な格闘ゲームとなっています。他ゲームにはない緊張感が楽しいです。
ボタン一つで相手の体力を6,7割減らす事もあります。格闘ゲーム初心者でも、読み合いが当たればプロ相手でも勝利が可能です。
一太刀に全てを賭ける・・・その刹那はサムライ道そのものです。
コンボ重視の格闘ゲームとは違い、さくっとシンプルな読み合いを楽しみたい人にはお勧めできます。
「ジャストガード」「はじき返し」「崩し」「一閃」「武器飛ばし」などのシステムもあり、中・上級者向けにも練習しがいのある要素があります。
とくに、はじきと崩しをいかにして上手く使いこなすかで、1ランク上の戦いができるようになります。経験者の人達には腕の見せ所となるでしょう。
今夏より、全国アーケード展開も予定されており、8月2日にはEvo(格闘ゲームの世界大会)が開催。初代サムスピ王者が決まります。プロモーションも非常によく、大会以降の本格展開に期待が持てます。
昨今はコンボゲームが溢れていますので、一撃の重さに比重をおいたコンセプトは新鮮であり、今の時期だからこそ発売する意味があると感じます。 - 悪い点
- ・一部キャラクターの技判定が強すぎでバランス調整が不足しています。
・カジュアルマッチルームの観戦ですが、試合が始まる前に最初からセットしておかないと観戦ができません。ルームに集まった他メンバーさんは暇になってしまいます。
・格闘ゲームは「見せ」てなんぼだと思います。しかし、PS4版ではシェアプレイに対応していないので、友人知人に紹介ができません。
・国内のプレイヤー相手でも通信ラグが発生する事があります。
・新機能に「機械学習」を採用したAI「ゴースト」がありますが、現状は意味不明な動きを繰り返しており機能していません。 - 総評
- 概ね楽しく遊ばせてもらっています。基本的には26年前のゲームシステムに味付けをした範囲の格闘ゲームですが「今だから出す意味」があると感じます。著名人の作品で例えるなら、宮崎駿監督の「魔女の宅急便」や「風立ちぬ」があります。ご本人も述べられていますが、作品自体の構想は、何年、何十年も前に出来ていたんです。でわ何故、出来た時に世に出さなかったのか?
その時その時の、時代のニーズに合わないなら出す意味がないからです。
サムライスピリッツは、一瞬でも判断を誤ったら勝負がきまります。
何だかよくわからないコンボに負けた・・・
昨今のコンボ重視の格闘ゲームにおいて、初心者さんなら「あるある」です。
ですが本作は、大ぶりな一撃を食らって「しまったー!!」と誰が見ても解るシンプルな攻防となっています。
格闘ゲーム初心者の人にも「読み合い」からの「緊張感」と、決まった時の「爽快感」を楽しめるように作られています。 これは、対戦格闘ゲームが本来持つ特徴です。
昨今の格闘ゲームは、プロゲーマー達が日々研鑽して積み上げ、常人の限界反応を超えた正確無比なキー入力操作から繰り出される超絶なコンボが花となっています。これらが敷居が高いと言われる所以にもなっています。
本作品は、その敷居の高さを出来るだけ取っ払った真逆の位置にあると感じます。
初心者や格闘ゲーム未経験の人にこそ手に取ってほしい作品だと感じました。
格闘ゲーム本来の楽しさを、世界中の未経験の方に届けたい。
現世代のサムライスピリッツからはそのような想いを感じました。
※ 懸念点のバランスについては、どの格闘ゲームでも最初は似たようなものですし、新AIについても、前例のないことに挑んでいるので、後のヴァージョンアップでブラッシュアップされていくだろうと期待をこめて点数をつけました。どうしてもごまかせない点は通信ラグだと思います。もう少し安定すれば満点をつけていたところです。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 4 5 4 -
令和のゲームとは思えない大味なゲーム 40 - 投稿者:炭黒(男性/20代)
- 投稿日:2019/07/05
- 良い点
- ・大技一発通った時の爽快感
- 悪い点
- ・バッタゲー
ジャンプが空中判定になるのが早い上碌な対空技がないキャラはジャンプにリスクが与えづらいため、バッタ行動が強い。
・武器飛ばし
武器飛ばしを当てられると素手状態になり大幅弱体化する訳だが、この武器飛ばしを決める機会が多い。ほとんどのキャラは防御崩しから決められる上、更に一部のキャラは対空や暴れで使えるため1試合に1回どころか2、3回決まることもざら。
素手になった側はまともな攻撃が出来なくなるためテンポが悪くなる上、落ちた武器を画面外に移動されると回収すら不能になりほぼどうしようもなくなる。
・一閃の逆転性の高さ
全キャラ共通で怒り爆発中に使える一閃。生で決まると5〜7割ほど持ってくわけだが、これが発生が速く無敵もあるため安易に動くと硬直に刺さって一気に体力が消し飛ぶ。
怒り爆発が地上喰らいをキャンセルで出せるため発動させないで倒すことは厳しく、発動すれば下手に動けず、相手のぶっ放しと噛み合えばほとんどの体力リードや追い込みも虚しく一瞬で消し飛ぶという苦痛の時間となる。
・キャラ格差
ちゃんとバランスを考えて性能を決めたのか疑わしいほど強すぎたり、逆に弱すぎたり昔のノリで決めたような性能格差。
・ネット環境
マッチングの問題か通信の問題か、速度4を指定しても4未満と普通に当たる。ただし4未満でもラグがなく対戦できたりするが、5割ぐらいはラグい。更に最初はラグくなくても何故か徐々にラグくなることも。 - 総評
- 有名タイトルの復活ということで注目された本作だが、正直期待はずれである。
20年程前なら笑って受け入れられたかもしれないが、esportsと呼ばれる昨今、時代錯誤もいいところなゲームバランス。
強攻撃一発でごっそり減る爽快感からライトに楽しむ分にはいいが、ガチでやるには酷すぎる格差とゲーム性で真面目にやるのが馬鹿馬鹿しくなる。
更に熱帯も5割はラグく、ラグくない試合も対戦を重ねるとラグくなっていくというストレス仕様。
早急に調整してくれればいいが、対戦バランスに関しては8月のEVOまで「致命的なものでなければ調整しない」と宣言されたため絶望的で、一月もすればほぼ過疎ることが目に見えている。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 1 2 2
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