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「SAMURAI SPIRITS」の発売直前体験会をレポート。最新バージョンでは体験版で生じていた入力遅延が大幅に改善!
大幅に改善されたプレイフィールと新たな戦略
ここからは体験会バージョンのプレイフィールをお届けしていく。筆者もこれまでレビュー用ROMや体験版で本作を触ってきたが,ファーストタッチで今回のバージョンとの違いに気づくことができた。踏み込みからの停止やジャンプ動作はキビキビと動き,強斬りもボタンを押した瞬間,キャラクターに動きが伝わっているのが体感できる。
そこで,以下に遅延改善によりとくに恩恵が得られるシステムや戦術を紹介する。これまでのバージョンを触っていたという人はぜひ目を通してほしい。
・見極め
とくに大きく変化したと感じたのは直前ガードである“見極め”だ。これまでのバージョンでは難度が高いとされていたシステムだが,遅延改善により大幅に易化。ギリギリまで攻撃を引き付けてから直前ガードできるようになった。飛び道具によるけん制や発生の遅い強斬りに対して見極める機会が増えたことにより,新たな戦略が生まれることは必至だろう。
・弾き返し
これまでは実戦投入が難しかった“見てから弾き返し”も集中すれば現実的なレベルに変化した。対象となる攻撃は発生が遅く,大振りな強斬りなど。遅延が改善された最新バージョンでも非常に難度の高いテクニックだが,上級者にとっては腕の見せ所となるポイントとなりそうだ。
・対空精度
これまでのバージョンではジャンプ軌道の低いキャラのジャンプ攻撃への対処が難しかったが,こちらも対空難度が易化したことで相応のリスクを与えられるようになった。発生の遅い地上対空技や昇りジャンプ攻撃で対空を取るキャラは如実にその差が現れるだろう。
・ガード精度
また,見極めと近い要素ではあるが,しゃがみガードのできない中段攻撃やガード方向を揺さぶるめくり攻撃に対する防御の切り替えもやりやすくなっている。「今ガード切り換えたよ!」という“格闘ゲーマーあるあるな叫び”がこれにより減少しそうだ。
・避け
強斬りなど硬直の大きい攻撃に合わせることで反撃できる“避け”も可能性を感じられるように。これまでは無敵時間が短く,攻撃に合わせるのも一苦労といった感じだったが,引き付けて避けられるようになったことで,見てから攻撃を回避できるシーンが増えた。
フレーム単位の真剣勝負を楽しめる神アプデ
遅延改善による実戦で得られる恩恵をざっくりと紹介したが,筆者としては入力遅延によるストレスが大幅に減少していることが何よりもうれしく感じられた。これまでは見極めを狙ったのに飛び道具に当たってしまったり,ダッシュからガードが間に合っていなかったシーンが少なからずあったのだが,それらの事象が確実に減少していることは間違いない。
遅延改善が図られるデイワンパッチは,発売日の当日に配信されることが決定している。多くのプレイヤーが気にしていた入力遅延が改善され,いよいよ真剣勝負の舞台が整ってきた新生「SAMURAI SPIRITS」。いざ,尋常に! その日が来るのを楽しみに待つべし!
「SAMURAI SPIRITS」公式サイト
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