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[TGS 2018]仲間と協力するほど勝利に近づく3人チームのレースゲーム「チームソニックレーシング」プレイレポート
なお,4Gamerでは本作のステージイベントのレポートも掲載しているので,興味がある人は合わせてチェックしてほしい。
ゲームがスタートしたら,まずは自分のキャラクターを選ぶことになる。今回はソニック達が自分の足で走るのではなく,それぞれのマシンを駆って勝負することになる。試遊では「ウィスプサーキット」と「アイスマウンテン」の2種類から,走るコースを選ぶことができた。
本作最大の特徴は,レースが個人戦ではなくチーム戦が前提となっている点だ。プレイヤーは3人1組のチームを組んでレースに参加し,最終的な順位から得られるポイントをチームごとに合算した数値で競うことになる。たとえ出遅れてしまっても,近くの敵チームを妨害して順位を落としたり,味方を支援する行動を取ったりすれば,勝利に貢献できるというわけだ。
試遊でのチームは4種類で,選択したキャラクターが所属するチームでレースに参加する。キャラクターは,その特性に合わせて「スピード」「テクニック」「パワー」の3タイプが存在し,それぞれのチームには各タイプが1人ずつ所属している。誰を選んでもバランスは崩れないので,使いたいタイプのキャラクターを選べばOKだ。タイプごとの性能差については,のちほどまとめて紹介する。
基本的な操作方法は非常にオーソドックスで,PS4版はR2ボタンがアクセル,L2ボタンがブレーキという構成になっている。また,コース中で拾える「ウィスプ」と呼ばれるアイテムは,×ボタンで使用可能だ。どのタイプを選んでも難しい操作は要求されず,アクセルを踏めばグイグイ走り回れる。カジュアルなタイプのレースゲームをプレイしたことがある人なら,すぐに操作に馴染めるだろう。
しかし,本作がチームを前提にしたゲームであることを忘れてはならない。筆者は見事にそれを忘れてドーンと独走を決め込んでみたが,個人成績すら最下位に近い有様となった。
そこで登場するのが,仲間同士が助け合うことで発動する4種類の「チームアクション」である。2回目のプレイでは,このチームアクションの活用を目指してみたところ,なんとか2位に滑り込むことができた。
これらのアクションを用いると「アルティメットゲージ」が溜まり(ライバルテイクダウンは増加量が多い),このゲージを使って「アルティメットブースト」で超加速ができる。チームアクションを積極的に活用すればゲージの回転率も上がり,アルティメットブーストの使用可能回数も増えるというわけだ。
そして,マシンごとに存在するブーストゲージの活用も,地味ながら非常に重要なテクニックだ。このゲージは,ドリフトを一定時間成功させたり,ジャンプ中に右スティックを動かして「空中スタント」を決めたりすることで上昇する。ゲージが一定以上になると自動でブーストがかかるので,うまく使えばジャンプの着地時やドリフトによる減速を防げるのだ。
さて,ここで改めて各タイプの特徴と役割を見ていこう。ここまでに登場した各要素の使い方は,タイプによって分かれている。チームにおける位置付けを理解すると,動きにメリハリが生まれてくるのも面白いポイントだ。
●スピードタイプ
もともとのスピードが高いだけでなく,ドリフト時にブーストゲージが溜まりやすいのも大きな特徴。あらゆる場面で自動ブーストによる加速を狙い,チームの先駆けとしてラインブーストを振りまくのが最大の役目だ。
●パワータイプ
敵チームに直接ぶつかることでスピンさせたり,障害物を叩き壊しながら前進したりできるパワフルな能力を持つ。ライバルテイクダウンを狙うにはピッタリのタイプと言える。また,パワータイプから転送されたウィスプは使用回数や効果が上昇するため,積極的にウィスプを取りに行くのも重要。
●テクニックタイプ
ハンドリング性能が高く,芝生などの不整地でもある程度の制御が可能なので,複雑なコースではとくに力を発揮する。パワータイプが取ろうとしたアイテムを横取りしたり,スピンした味方をタッチダッシュで助けたりするのもテクニックタイプの得意分野。
これらの要素を理解したうえで,もう一度挑戦したところ,ついに1位を取ることができた。長い戦いだった……。
本作は単純なドライビング技術以上に“協力”に比重を置いており,協力アクションを活用するほどチーム全体の成績が上がっていく仕組みになっている。
今回はCPU戦オンリーでの試遊となったが,それでも本作のコンセプトは十二分に感じ取ることができた。気の合う仲間と遊べば,楽しさが倍増することだろう。発売後は,ぜひ友達と一緒にプレイしてみてほしい。
「チームソニックレーシング」公式サイト
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