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MMORPG「Ashes of Creation」でUnreal Engine 5への移行が発表に。1画面で1300体のキャラクター同時表示が可能
「Ashes of Creation」公式サイト
「Ashes of Creation」は,「EverQuest」の開発に携わっていた経験を持つメンバーが設立したIntrepid Studiosが2017年にクラウドファンディングキャンペーンを成功させ,開発を進めてきたMMORPGだ。「マッシブリーマルチプレイに,“マッシブ”を呼び戻す」として,さまざまな政治的意図が混在する広大なゲーム世界を実現し,プレイヤー1人1人の行動がゲーム世界に何かしらの影響を与えていくという「ノードシステム」が搭載されている。現在は2度めのαテストが進行中だ。
プレビュートレイラーが公開される数日前,Intrepid Studiosは過去のアップデートをTwitchのライブ配信で振り返ったが,その中で,今後数か月のうちに「Unreal Engine 5」へ移行すると発表した。MMORPGという特性上,本作向けには独自のネットワークエンジンが開発されており,移行するのは,仮想化ジオメトリの「Nanite」や,グローバルイルミネーション/反射機能である「Lumin」といったグラフィックス部分のみの移行であるため,開発スケジュールにそれほどの遅延は起こさないという。
また,これまでのαテストでは230人対230人という攻城戦を実現していたが,「Unreal Engine 5」の採用によって,これを1300人,つまり650人対650人の大規模なクラン戦争に引き上げることが可能になるという。数々のパーティクル効果や,城の倒壊といった環境オブジェクトの破壊,そして1体ごとに異なる装備やより高度なアニメーションの実現なども予定されており,壮大なゲームに進化しそうだ。
「Ashes of Creation」の正式サービス開始については,「完成時」というざっくりしたスタンスはそのままで,ローカライズ情報なども公開されていない。日本人プレイヤーにとってハードルの高い作品になりそうだが,気になる人は,公式サイトでメンバー登録をしたりしておこう。
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Ashes of Creation
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