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[TGS 2019]8.9インチ液晶搭載で650gのGPD Pocket 2 Maxは触るととても欲しくなる
8.9インチサイズの液晶ディスプレイを搭載したサイズ感が魅力
GPD Pocket 2 Maxは,8.9インチサイズの液晶ディスプレイを搭載した,クラムシェルタイプの極小モバイルノートPCだ。213(W)×149.5(D)×5.5〜14.2(H)mmの本体サイズと,約650gの重量は,「GPD WIN 2」や「GPD Pocket 2」といった既存のGPD製品と比べると,大きくなっているのだが,片手で楽に持てる。
GPD Pocket 2 Maxを持つと,このサイズの製品でもGPD WIN 2のように,ゲームパッドが搭載してあるとよさそうだと感じた。
左側面。フルサイズのUSB 3.0ポートと3.5mmミニピン端子を備える |
右側面。フルサイズのUSB 3.0ポートと,USB Type-Cポート,microHDMIを配置する。USB Type-Cポートの仕様については確認がとれていない |
天板はロゴなどがないシンプルなものだ |
底面からファンを確認できたが,会場の騒音により,駆動音がどの程度かは不明 |
GPD Pocket 2 Maxでは,メインメモリの容量が最大16GBに増量したほか,ストレージはPCIe接続の高速SSDとなり,一般的な薄型ノートPCクラスのスペックになったといえる。
GPD Pocket 2 Maxは,上位モデルと下位モデルの2製品をラインナップしており,上位モデルは,CPUにCore m3-8100Yを採用するほか,容量16GBのメインメモリと,容量512GBのNVMe SSDを搭載する。
一方,下位モデルは,CPUがCeleron 3965Y,メインメモリの容量は8GB,ストレージの容量が256GBとなる。
このうち,9月21日に発売するのは上位モデルのみで,価格は9万2300円(税込9万9684円)だ。下位モデルの発売時期や価格は未定とのことだ。
モデル | 上位モデル | 下位モデル |
SoC | Core m3-8100Y | Celeron 3965Y |
メインメモリ | LPDDR3 1866MHz 16GB | LPDDR3 1866MHz 8GB |
ストレージ | 512GB M.2 SSD(PCIe接続) | 256GB M.2 SSD(PCIe接続) |
本体カラー | グレー | シルバー |
発売日 | 9月21日 | 未公開 |
価格 | 9万2300円 (税込9万9684円) |
未公開 |
液晶パネルの解像度は,2560×1600ドットで,視野角と発色傾向からIPS方式のパネルを採用していると思われる。
バッテリー容量は9200mAhで,ShenZhen GPDの販売代理店である リンクスインターナショナルが,バッテリー駆動時間を検証中だが,それによると9〜10時間は期待できそうとのことだ。
ゲームをプレイするとなると,それより短い駆動時間になるはずなので,短い移動中にバッテリー残量を気にせず遊べるくらいの認識でいたほうがいいだろう。
小さいのになぜか打ちやすいキーボード
キーボードは変則レイアウトで,キートップもやや小さいが,GPD WIN 2や,GPD Pocket 2と比べると無理をしている部分が少ないので,文字入力に問題はなく,打ちやすい。短文でもいいので入力してみると,身体の内底で物欲の活性化を体感できるはずだ。
会場でのチェックだけでは,判断できない点があるものの,スペックを考えれば,2D中心のゲームタイトルや,マインクラフトなどの負荷が比較的軽い3Dゲームは遊べそうである。
8.9インチサイズの液晶ディスプレイを搭載したことで,GPD Pocket 2よりも大きくはなったものの,その大きさを生かしてスペックアップを実現しており,出先での軽い作業用PCとしても活用しやすくなった。ハンズオン直後から,物欲と戦っている。欲しい。
Shenzhen GPD TechnologyのGPD Pocket 2 Max製品ページ(英語)
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