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ヴェイン参戦が発表。既存キャラクターの大幅な調整“リフレッシュ”の実施も明かされた「ディシディアFF」シリーズ公式生放送をレポート
生放送には,両作品のプロデューサーの間 一朗氏や,同じくディレクターの鯨岡武生氏らが登場。本稿では,放送の中で明かされたアップデート情報を中心に,生放送の様子をお伝えしていく。
「DISSIDIA FINAL FANTASY NT」公式サイト
「ディシディア ファイナルファンタジー」公式サイト
では,放送内で公開された新情報を順に見ていこう。最初に明かされたのは,3月22日に予定されている「DFF NT」のアップデート情報だ。
生放送に出演したのは,MCの郡正夫氏(手前左),プロデューサーの間 一朗氏(中央),ディレクターの鯨岡武生氏(右),ライターのブンブン丸氏(奥左) |
まずは,2月22日にDFF向けに追加された新ステージ「オーボンヌ修道院」が実装されるほか,現在のアーケード版と同様のキャラクターバランス調整がDFF NTに適用される。
これらの詳細については,DFF公式プレイヤーズサイト「SANCTUARI」のアップデート告知から確認できる。ゲームバランスの変化が気になる人は,先んじてチェックしておこう。
また,DFF NT独自のアップデート内容として「コマンドリストの追加」と「キャラクター紹介文の変更」が挙げられていた。
アップデート以降は,実際に使ってみなければ分からなかったキャラクター個別コマンドがゲーム内で一覧できるようになるほか,キャラクターセレクト時に表示される紹介文が,よりキャラクター性能を簡潔に表現した文章に変更される。使用するキャラクターに悩んでいる人は,これらの情報を参考にしてみよう。
さらに,4月以降に行われるアップデートについても少しだけ触れられた。今後のアップデートでは,パーティーを組んだ状態での“連戦”や,パーティを組んだ状態でのキャラクターカスタマイズが可能になるようだ。
鯨岡氏は今回発表したアップデート内容について「ゲームプレイ環境を快適化するアップデートについては,今後も積極的に行っていく予定です」とコメント。今後の改善に期待しよう。
新キャラクターはFF XIIのヴェイン
変幻自在の打撃で敵を追い詰めろ
続いては,お待ちかねの新キャラクターの情報だ。生放送ではバトルムービーが上映され,追加キャラクターが「FINAL FANTASY XII」のヴェイン・カルダス・ソリドールである事が明らかにされた。
ヴェインのバトルスタイルは,原作でのバトルと同様の格闘タイプ。ゲーム内の分類としては“ヘヴィ”に相当する攻撃特化のキャラクターだ。
最大の特徴はシリーズ初となるブレイブ攻撃の“横派生”を持つという点にある。ヴェインのブレイブ攻撃「地頸撃([II]>[II])」と「天頸撃(空中[II]>[II])」は↑入力[II],↓入力[II]に加え,←入力[II],→入力[II]にそれぞれ派生技が用意されており,入力した方向に応じて相手の吹き飛ぶ方向が変化するのだ。
マップの位置関係をしっかりと把握する必要はあるものの,敵を壁に激突させることが大きなアドバンテージになるDFFシリーズにおいては,非常に強力な特性と言える。ただし,ヘヴィならではの移動速度の低さは他のキャラクターと同様なので,いかに敵を捕まえるかが戦いのカギになるだろう。
EXスキル「親征の檄」(リキャスト90秒)は,自分を中心とした球状範囲の味方にバフを掛ける能力だ。最大2段階までタメが可能で,タメ無しで防御とEX上昇,2段階で移動速度上昇とブレイブリジェネ付与,最終段階で攻撃力上昇とHPリジェネ付与が行われる。
キャラクター紹介の後には,ヴェインを用いての対戦も実施された。
対戦の中で目についたのは,機動力の低さを補う各種の突進技だ。空中↓[II]や空中↑[II]などのブレイブ攻撃は一瞬で上下に大きく移動するために捉えにくく,空中↑[II]はかなりの高度を稼ぐことができる。高低差のあるステージで本領を発揮してくれそうだ。
そんなヴェインは,DFFでは本日3月14日から使用可能,DFF NTでは4月下旬に登場予定となっている。DFFでは全プレイヤー向けに自動開放されるとのことなので,DFF NTに実装される前にヴェインを使ってみたいという人は,ゲームセンターに足を運んでみよう。
「神々の闘争」のマッチング仕様が変更
報酬獲得ラインも引き下げに
DFFでは,3月14日のヴェインの実装に合わせて,プレイヤーが2勢力に別れて戦う「神々の闘争」の第11節が開始される。また,今回からはいくつかの仕様が変更されるようだ。
とくに大きな変更点は,これまで行われていた勢力別のマッチング廃止と,基礎的な貢献ポイント獲得量の増加だ。こちらは,よりスムーズなマッチングを実現するための措置だという。
以降のマッチングは勢力に関わらずチーム振り分けが行われるが,偶然勢力ごとに分かれたマッチングになった場合は“勢力戦ボーナス”として追加ポイントが得られるようになる。
また,報酬が得られるポイントの上限も,従来の3万ポイントから1万ポイントへと引き下げられている。上限に至るまでの期間で得られる報酬にも調整が加えられており,ギルボーナスの倍率が上昇しているようだ。
「神々の闘争」に関する詳細な情報は,公式サイトの告知ページ(https://cache.sqex-bridge.jp/guest/information/37947)からも確認できる。イベントで得られた報酬はDFF NTに引き継ぐ事も可能なので,ヴェインの体験ついでに闘争に参加してみるのも良さそうだ。
放送の最後には,今後の調整方針について鯨岡氏から語られることになった。
鯨岡氏は,DFFがリリースされてからすでに2年が経過し,対戦環境と開発環境の両面が非常に成熟し“後発のキャラクターほど際立った個性を持つ”という「制作環境のインフレ」が発生していることに触れ,それを是正するための施策として,キャラクターの「リフレッシュ」と呼ばれる調整を実施することを発表した。
ここで言う「リフレッシュ」とは,キャラクター間のクオリティに関する齟齬を発生させないための調整であり,内部データの仕様や,技自体の変更,演出の調整までを含めての変更を検討するという。場合によっては“キャラクター作り変え”に近い調整になることもありそうだ。
今までのようなキャラクターの性能調整は変わらず行い,リフレッシュは月ごとに1〜3体程度を目安として実施される。早ければ4月からリフレッシュがスタートするとの事なので,既存キャラクターの使い手は,今後の発表を期待して待っておこう。
以上で,今回の放送は終了となった。放送の様子はタイムシフト等で確認できるので,放送内容が気になる人はそちらもチェックしてみよう。
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