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Need for Speed Payback

Need for Speed Payback
公式サイト https://www.needforspeed.com/ja_JP
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発売日 2017/11/10
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このゲームの読者の評価
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  • NFS:Payback 全体的な感想 60
    • 投稿者:Joe Steel(男性/20代)
    • 投稿日:2018/12/29
    良い点
    ・カスタマイズ
    カスタマイズの幅はかなり広くて満足。細かい点では今一つなところはあるが、GTA等のカスタムの幅が限られているゲームをプレイしてきたので、細かいカスタムが出来る点は評価できる。アンダーネオンやニトロカラー、ホーン等のカスタムでユニークにカスタム出来る。

    ・昼夜の概念
    NFSシリーズは昼夜の概念があまりないケースが多く、NFS2015も夜〜明け方のみしか時間が存在して居なかったことを考えると、しっかりとした時間経過の概念があるのはこの手のゲームではプラスポイントかと思う。
    無論、Forza HorizonシリーズやThe Crew等の同じオープンワールドレースゲームでは当たり前にあるところでもあるので、ここは賛否あるか。

    ・車種
    幅広いジャンルの車が好きなので幅広い選択肢があるのは良い所。
    コンパクトカーはもちろん、オフロード特化のマシンにエキゾチックなスーパーカーまで、幅広い選択肢はプラスポイント。2015が2ドアのマシンに限定されていた事を考えると大分改善された気がする。

    ・ストーリー
    どこかB級映画感はある物の、タイトルのPaybackはそういうことなのかな、と思わされるストーリーは見ていて飽きない。

    ・カーチェイス
    特定の状況に限定される物の、ハウスの手下や警察とのカーチェイスは楽しめる。アクションが多めでショートムービーが入る点も臨場感があり、評価できる。派手なアクションを楽しみたい時にはオススメ。
    悪い点
    ・グラフィック
    グラフィックは2015と比べると昼夜の概念の影響か、少ししょぼくなったと感じる他、街を走るタクシーやトラック、バンがまとっている広告の解像度の粗さが昼間の時間の存在で浮き彫りになっており、少々萎える。
    PS4の平均位のグラフィックだと思うのだが、そのグラフィックが故なのか、砂埃の舞うオフロードのレースではコースが見辛い欠点がある。

    ・ミュージック
    この手のレースゲームには爽快感のあるミュージックが大事だと思うのだが、どうもパッとしない選曲ばかりでイマイチ乗れない。もっとハードなロックを増やしても良かったのではないかと思う。

    ・キャラクター
    申し訳ないが、主人公のタイラーが見ていて不愉快にしかならなかった。
    自己中心的でマックやジェスを振り回している感じしかせず、全キャラクター共通でレース中に一々しゃべるまでは良いのだが、タイラーの場合それがずば抜けてイラつかせてくる。逆にタイラーをとりまくキャラクターたちは好感を持てる場面が多いのだが、そもそもでムービーが多い部類ではないので、あまり深く掘り下げられない。

    ・挙動
    車の挙動がどうもふわふわしているかと思えばもっさりしていたり、正直The Crew以上の違和感が付き纏う。
    NFS特有の挙動ではあるのかもしれないが、ちょっとした段差で急にマシンが吹き飛んだり、かと思えば訳の分からない横転をしたり、補正を強く感じる挙動でイマイチコツが掴みづらい。

    ・爽快感の少なさ
    おそらくバーンアウトシリーズで知られるCriterionのNFSシリーズ(MW2012やHP)を意識したのだろうが、補正たっぷりの挙動が故に逆にストレスに。

    やたらカーアクションのところが多いので、爽快感を目指していたのはわかるのだが、パトカーや敵車両のテイクダウンの条件がどうも甘く、いくらぶつけてもクラッシュしてくれないと思いきや、逆にちょっとした衝撃でクラッシュしたりと、基準がわからないだけに、せっかくカーチェイスが楽しいのにここが残念。また、警察との追いかけっこもアクティビティやミッションに限られてしまう点も残念。

    プレイヤーのクラッシュ判定もお世辞にも良いとは言えず、クラッシュしたかと思えば、ただひっかかるだけだったり、逆に大したクラッシュをしていない、セーフでしょと思える場面でクラッシュ判定が出てスポーンしたりと、爽快感が非常に欠ける。後述のマップの自由度の低さも相まってストレスが溜まることは間違いなし。

    極め付けはスポーン場所が先ほどぶつかった壁の前だったり、確実にコースアウトする位置だったりと、理不尽な事が結構な頻度であり、詰めが甘いと感じる。

    また、一般車両が邪魔なことが多い。
    一部のアクティビティ、とくにドリフトスプリントなんかは一般車が沸かないようにした方が良かったのでは。運が絡んできてしまっては元も子もないと感じる。前述の挙動と相まって避け辛いのもマイナス点である。

    ・マップの自由度の低さ
    オープンワールドタイプのゲームではマップは重要だと思うのだが、どうも砂漠地帯の作りこみが甘いような気がする。
    見えない壁の存在や、わかり辛い壁と同等の扱いの、中くらいの岩が無数に存在し、不親切にもそれらが壁であることは一見では確実にわからないので、オフロードレースでは事故は多発し、なんどもやり直す羽目になる。車で行ける範囲を限定するならもう少しわかりやすい構造にして欲しい。


    総評
    NFSシリーズはMW(2005)、アンダーカバー以来のプレイになる。

    プレイ前にある程度の情報は集めていたので、過度な期待はせず、でもそこそこの期待はしていただけにいざプレイしてみたら、どうにもこうにも、The Crewを横目で見ながら、自分たちらしさを出そうとしたような感じがにじみ出ていて正直可もなく不可もなくというところ。MW(2005)が今でも面白いと言われ続けるのも少し納得してしまう。やっぱり警察との追いかけっこを楽しみたいので、その追いかけっこの場面が限られてしまうのは残念。

    とは言え、全体的にはそこそこ満足は出来る部類であり、不満こそ多いが、楽しめなくはないので派手なカーアクションを弄り倒したマイマシンで楽しみたいという人にはオススメ出来る。次回作はこの路線を続けつつも、今作での欠点や不十分な要素を改善して欲しい。

    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 2 1 3 4
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