ニュース
AMD,最大64コア128スレッド対応のサーバー向けCPU「EPYC 7002」を発表。Ryzen 3000と同じZen 2コアを採用
第2世代EPYCは,Ryzen Desktop 3000シリーズと同じ「Zen 2」マイクロアーキテクチャのCPUコアを採用し,1パッケージで最大64コア128スレッドを実現するのが特徴だ。
第2世代EPYCの詳細は,2018年11月に行われたイベントで詳しく報じているので,詳細はレポート記事を参照してもらうとして,ここでは簡単におさらいしておこう。
EPYC 7002シリーズは,CPUパッケージの中央にメモリコントローラやI/O機能をまとめたI/Oダイを1基配置し,その周囲に1基あたり8基のCPUコアを統合したCPUダイが最大で8基並ぶという構造を採用している。CPUダイが1基で8コアなので,最大64コアを実現できる計算だ。
CPUパッケージ1基あたり,PCI Express 4.0インタフェースを128レーン分備えるほか,8チャネルのDDR4-3200メモリに対応する点もポイントだろう。
発表となった19製品の主な仕様は以下のとおり。
EPYC 7002シリーズ自体は,ゲーマーが直接購入するCPUではない。しかし,同CPUをベースとしたHEDT(High End DeskTop)市場向けCPUであるRyzen Threadripperの第3世代モデルが登場すれば,選択肢の1つとなるかもしれない。
西川善司の3DGE:驚異の64コア128スレッド対応。AMDの次世代モンスターCPU「Rome」はどんな構造になっているのか
北米時間2018年11月6日にAMDは,7nmプロセス技術を採用して64コア128スレッドに対応する次世代EPYCプロセッサ「Rome」(開発コードネーム)を予告したが,果たしてこれはどんな構造で,次世代Ryzenとはどう絡むのだろう? 連載「西川善司の3Dエクスタシー」,今回は,現時点で明らかになっている情報をまとめてみたい。
AMDによる当該プレスリリース(英語)
- 関連タイトル:
EPYC
- この記事のURL: