最初の話題は,Microsoftの持つ将来的なビジョンとProject xCloudについて。チャーラ氏は,Microsoftにとってゲーム事業が「重要な位置づけ」にあり,“世界最強のコンソール”であるXbox One Xと,Xbox OneプラットフォームでXboxやXbox360のゲームを遊べる後方互換機能について「誇りを持っている」とコメント。さらに「引き続きコンソールに力を入れていく」とゲーム重視の姿勢を改めて強調した。
ここで,同プログラムを利用する日本のデベロッパとして,White OwlsのSWERY(末弘秀孝)氏が登場。開発中の新作「The Good Life」についてのプレゼンテーションを行った。
White OwlsのSwery(末弘秀孝)氏
The Good Lifeは,借金まみれの写真家・ナオミが,イギリスの田舎町で写真を撮りつつ,殺人事件の真相や町の秘密に迫っていくという物語。町の住人達は夜になると犬や猫といった動物に変身し,ナオミ自身も変身能力を得る。犬は優れたスタミナを持ち,猫は壁を登ることができるなど,変身がプレイにも影響を及ぼすという。現在はα版を開発している段階であり,「2019年のどこかで体験版以上のものを見せられる」(SWERY氏)とのことだ。
会場では,開発バージョンの動画が披露された
ID@Xboxでの開発に関し,SWERY氏は「The Good Life はUnityで制作しているが,Xbox Oneは親和性が高く,PCからの移植もやりやすい。また,担当者からのサポートも受けやすい」と評価。2018年11月10日にメキシコで行われたXboxのイベント「X018」で同作のXbox One版を発表したことに関しても,「大きな反響があった」と満足げに語った。