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ターン制タクティカルアクション「Necromunda: Underhive Wars」のプレイアブルデモが初公開
“ネクロムンダ”については馴染みのないゲーマーも多いだろうが,1995年から「Warhammer 40,000」のスピンオフタイトルとしてリリースされているミニチュアゲームで,2017年には「Necromunda: Underhive」として改訂版がリリースされたばかり。
Rogue Factorは過去は「Mordheim: City of the Damned」を手掛けた経験を持つ開発チームだ。
「Necromunda: Underhive Wars」は,何万年にもわたって増築が繰り返されたインぺリウム勢力下にある巨大工業惑星Hive Primeの,最下層部に巣食う住人たちにスポットライトを当てている。何百・何千階もあるような超高層ビルの上層には,権力者や裕福な企業家が住んでいるが,最下層部は日も当たらない金属と錆びだらけの場所だ。
そんな場所に法や権力が及ぶはずもなく,モヒカン頭にタトゥーだらけのギャングが跋扈し,様々な思惑で徒党を組んだ派閥が存在している。映画「マッドマックス」を連想させるヒャッハーな世界観になっているのだ。
「Necromunda: Underhive Wars」が,「Mordheim: City of the Damned」と異なるのは1人のプレイヤーが1キャラクターを操作するのではなく,複数のキャラクターを動かしている点だ。少なくとも今回のデモでは,1人のプレイヤーが5人のキャラクターを動かしていた。
筋肉ムキムキでパワーを重視するHouse Goliath(ゴライアス家)と,女性メンバーばかりで構成されるHouse Escher(エッシャー家)に分かれて戦い,それぞれのキャラクターに指定されているアクションポイントが許すだけの範囲で,移動やアクションを繰り返していくという,「XCOM」などでお馴染みのシステムだ。
先に相手チームの5人を全て葬り去ったほうが勝利するという単純明快なルールになっている。ちなみに操作しているキャラクターがキルされても復活(リスポーン)はできない。
基本的なカメラ視点は見下ろしではなく,それぞれのキャラクターの背中越しに見ているようなアクションよりのゲームプレイになっており,ストラテジーよりはアクションゲームに近い雰囲気だ。
今回,House Goliathの視点で見た限りでは,「Deadeye」,「Heavy」,「Saboteur」といったキャラクタークラスを確認できたが,それぞれのキャラクタークラスに,原作にはないキャリアシステムが採用されていたのは面白い。マッチに勝利すれば経験値を得て,スキルの取得などのキャラクターカスタマイズを行えるようになっているという。
今回のデモでは詳しく紹介されなかったが,「Necromunda: Underhive Wars」にはシングルプレイキャンペーンや,コンクエストモードも用意されているとのこと。原作である“ネクロムンダ”自体が2017年に改定されたばかりということもあり,Game Workshopと緊密に連絡を取り合いつつも,かなりの権限を与えられてデザインしているとのことで,この作品そのものが”ネクロムンダ“の定番ゲームの1つとして認められていく可能性は十分にありそうだ。発売時期はまだ明確にされていないものの,チェスをしているような駆け引きが楽しそうで,続報を楽しみにしておきたいところである。
「Necromunda: Underhive Wars」公式サイト
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Necromunda: Underhive Wars
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Necromunda: Underhive Wars(C)Games Workshop Limited 2020. Necromunda: Underhive Wars, Games Workshop and their associated logos are either(R)or TM and/or(C)Games Workshop Limited.