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「Wasteland 3」の開発者ビデオダイアリー第1回が公開。素手で戦うオプションも楽しそうなキャラクターカスタマイズ機能に期待
1988年に発売された「Wasteland」は,のちに「フォールアウト」オリジナル作品を作り上げていくことになったInterplay Productionsにとっての,「核戦争後のアポカリプス世界」というテーマにしたRPGの雛形とも言える作品だ。版権を手放していたことで長らくシリーズ化は行われていなかったが,Interplay ProductionsのCEOだったブライアン・ファーゴ(Brian Fargo)氏が「Wasteland 2」をリリースしたのが2014年のことで,本作はその直系シリーズ第3弾となる。
「Wasteland 3」のストーリーは,文明を破壊した核戦争から100年以上経ったアメリカ南西部が舞台。治安維持のために活動していたデザートレンジャーの最後の生き残りである“チームノヴェンバー“の隊員が,救難信号を受けてロッキー山脈を頂くコロラド州へと旅することになる。この極寒の地域の救済者となるのか,それとも最悪の悪夢になるのかはプレイヤーの選択次第という自由度の高いゲームになっており,6人の隊員で構成されるチームを成長させていく。
「フォールアウト」と同様に,さまざまなスキルやアトリビュートで各キャラクターをカスタマイズしていくのが楽しそうな本作には,コマンダー,エンフォーサー,スナイパー,メカニック,トレーダー,発明家などのキャラクタークラスが存在する。資源管理が非常にシビアなゲームになるようで,それぞれのキャラクターに同じ系統の武器を持たせていると,ミッション中に弾丸が尽きてしまうということも起こり得る。ピストル系,ライフル系,エネルギー系。そしてメレー系といった異なる武器に振り分けるのが良いようだ。
その中でも気になるのがブロウラー(暴漢)というキャラクタークラス。素手で戦うキャラクタークラスなので序盤は苦労するが,そのうちにコンボ技を習得したり,クリティカルヒットの成功率を高めたりできる。スピードやインテリジェンスを高めることで,後方に走り込んで厄介な敵を敵に仕留めることもできそうで,成長が楽しみなクラスになるだろう。
「Wasteland 3」のアクションはターン制ながらも,敵軍と味方は複数のキャラクターを同時に移動させたり,アクションを起こすといったコーディネートもできるようになっているのは目新しいところである。すでに公開されているSteamのストアページによると,日本語化されていないのが残念であり,inXile Entertainmentらしいウィットにとんだストーリーや会話を満喫するのは難しそうだが,この夏の期待作として今後の開発者ビデオダイアリーも期待しておきたいところだ。
「Wasteland 3」公式サイト
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