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[E3 2016]低ポリゴンのアートが冴えるSFアドベンチャー「State of Mind」,2017年第1四半期発売予定
State of Mindは,2048年のベルリンで,生身の人間とロボット,そして人間がロボットか判別のつかないアンドロイドが共存する近未来世界が舞台だ。
本作では,人口爆発や気象変化によって食糧資源の枯渇が現実となり,徐々に人類の繁栄にも限界が見え始めるなか,政府公認のバーチャルリアリティプログラム「City 5」の中に人間の意識そのものを移植して仮想現実の中で生活することが奨励され始めるというディストピアが描かれている。主人公はジャーナリストであるリチャード・ノーランだが,ある日,彼の妻と子供が「VR世界への移住を決心した」と,失踪してしまう。そこから,リチャードがCity 5の現実と陰謀を解き明かしていくというストーリーだ。
そんなState of Mindのストーリーは,ドイツの有名なSF作家マーティン・ガンテフォッハー(Martin Gantefohr)氏が書き下ろしたオリジナルとのこと。今回,Daedalic Entertainmentのブースでは,ゲーム冒頭のライブデモが公開中だったが,そこでは,妻と子が失踪したばかりなのに締め切り直前で部屋に缶詰にされた主人公が,なんとか脱出しようとするシーンが描かれている。
デモは,特定のホットスポットの前に立つと,「会話する」「窓の外を見る」「アイテムを調べる」といった複数のオプションが登場するという仕組みで,完全3Dの世界ながらもDaedalic Entertainmentらしいクラシカルなアドベンチャーゲームが楽しめるようだった。最終的には20時間ほどのゲームプレイを楽しめるようになるという。
Unreal Engine 4を利用しながらも,キャラクターはローポリゴン風なアートワークに抑えられており,そこに本格的な照明効果が上乗せられているという,非常に味のあるアートスタイルになっているのも特筆すべき部分だ。
ロボット工学やバーチャルリアリティといった未来的なテーマが散りばめられたState of Mindは,こうした世界観が好物なゲーマーにはたまらない魅力があるはずだ。Daedalic Entertainmentの作品はあまり日本語化されることがないのだが,徐々に台頭してきているメーカーの新作だけに,今後の続報を楽しみにしたいところである。
「State of Mind」公式サイト
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(c)2016 Daedalic Entertainment GmbH
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