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「タイタンフォール 2」のRespawn Entertainmentが,サーバーテクノロジーに関してMultiplayと提携を発表。グローバル規模での快適プレイ実現を目指す
前作の「タイタンフォール」は,バックエンドサービスを「Microsoft Azure」クラウドサーバーに依存していたのだが,リードエンジニアのJon Shiring(ジョン・シャーリング)氏によると,今作はマルチプラットフォームとしてリリースされるため,さらに「Google Compute Platform」および,「Amazon Web Services」も併用するという。加えてMultiplayで運営される“ベアメタル・ボックス”と呼ばれるデータセンターを「タイタンフォール 2」がリリースされる主要地域に設置し,AIや物理効果,プレイヤーキャラクターの移動などに関する処理を行うとのことだ。
こうした各種サーバーをスムーズにハイブリッド運用するために,Respawn Entertainmentは,「Auto-Scaling Hybrid-Cloud Technology」を開発したという。これにより,プレイヤーが最も快適にプレイできるサーバーに常時アクセスでき,もし各社のクラウドサーバーが一時的にダウンした場合でも,ベアメタル・ボックスで代用サービスが行われるそうだ。Shiring氏は公式ブログで公開したビデオダイアリーにおいて「サーバーコストではなく,プレイ体験を重視した結果」であることを強調している。
異なるクラウドサーバーのハイブリッド的な運用は,これまでElectronic Artsはもちろん,ほかのゲームパブリッシャも挑戦したことのない目新しいものになりそうだ。
前作のローンチ時には,Microsoft Azureへの極度の依存により,ログインやマッチメイキングなどの不安定さがゲーマーの不評を買うこともあった。そうした問題が生じてもElectronic ArtsやRespawn Entertainmentは,Microsoftの対処を待つしかなかったわけで,今回のサーバーテクノロジーは,そうした苦い経験から生まれてきたとも言えるだろう。
Shiring氏は,発売前に「マルチプレイヤー・テクノロジーテスト」を行う予定であると公言しており,大規模なオープンβテストが開催されるのは間違いなさそう。すでにE3 2016でもプレイアブルデモが公開されているだけに,10月28日の北米ローンチを前に,何らかの動きがあるのではないだろうか。
「タイタンフォール 2」公式サイト
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