イベント
「遊戯王」3タイトルの世界最強デュエリストが決定。Yu-Gi-Oh! World Championship 決勝大会レポート
),「遊戯王 マスターデュエル」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One / iOS / Android),「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」の世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship 2023」が開催された。本稿では,大会2日目に行なわれた3タイトルの決勝戦をレポートする。
KONAMI「遊戯王」総合サイト
Yu-Gi-Oh! World Championship(WCS)は2003年より開催されている,遊戯王のオフィシャルカードゲームによる世界選手権だ。新型コロナウイルスの影響により,2019年のベルリン大会以来の開催となった今年の大会は「遊戯王 デュエルリンクス」「遊戯王 マスターデュエル」「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」が採用された。
各タイトルの予選を突破したプレイヤーが東京ビッグサイトに集結し,初日はスイスドロー(デュエルリンクスの部,オフィシャルカードゲームの部)やリーグ戦(マスターデュエルの部)が行われた。その結果,2日目の決勝戦に進むデュエリストが決定している。
最初に行なわれた決勝戦は「遊戯王 デュエルリンクス」部門。東アジア代表として勝ち上がってきたYukoo選手と,KCCPランク4位のTakagi選手が激突した。
試合はドラゴン主体のデッキで戦うYukoo選手に対し,Takagi選手はヒーローデッキの活用で第1戦を制すると,2戦目は序盤2ターンをかけて整えた盤面から3ターン目に猛攻をかけ,Yukoo選手のトラップをかいくぐって勝利。勢いに乗ったTakagi選手は3戦目も安定した立ち回りを見せ,ストレートの勝利でデュエルリンクス部門の王者に輝いた。
続いては,WCS2023で初採用となる3on3形式の「遊戯王 マスターデュエル」部門だ。ドイツのプレイヤー,Josh選手がリーダーを務めるsnipehuntersと,アメリカとカナダの選手たちによるTeam 7の対決となった。
第1セットは,メインモニターで大映しになっていたリーダー同士の戦いをTeam 7のRaya選手が制するも,残る2試合はsnipehuntersのQuantalThink選手,Emre選手が勝利を収めた。全勝すれば次戦で優勝という形を作り出したsnipehuntersだったが,第2セットはTeam 7が2勝を挙げる。両チーム,五分の状況となり,決着は最終戦に持ち越された。
勝ち越したチームが優勝となる第3セット,まずはsnipehuntersのEmre選手が躍動する。相手のKarmano選手を妨害しながら,自身の盤面を整えると,いち早く勝利を上げた。
次に勝負が決まったのは,QuantalThink選手とRaya選手の対戦。QuantalThink選手は相手のカードをほぼすべて除去し,無防備になったところへアタックを仕掛けて勝負あり。この瞬間,snipehuntersの優勝が決定した。
WCS2023のトリを飾る「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」部門。決勝の舞台に立ったのは,アメリカ代表のPaulie Aronson選手と,ペルーのJuan Mateo Augusto Renteria Pastor選手だ。
初戦,大きな動きを先に見せたのはJuan選手。【拮抗勝負】のカードを同一ターンに2枚使用して,Paulie選手のカードを除去していく。これでペースを握ったかに見えたが,最終的に勝利したのはPaulie選手だった。ドロー,特殊召喚などで早期に状況を立て直して,逆転に成功する。
初戦の内容を踏まえて,調整されたデッキでのデュエルとなる第2戦。先に優位な状況を作り出したのは,またもJuan選手だ。大型モンスターを先んじて召喚すると,Paulie選手のLPを大きく削り,6000近いLP差を作り出す。追い詰められたPaulie選手だったが,ここでも冷静に対処する。
その後,Juan選手の【原始生命態ニビル】で場のモンスターカードを墓地に送られるも,デッキに入れていた【天球の聖刻印】の効果により再び盤面を構築。最終的には1ターンでJuan選手を倒し切れるモンスターたちを召喚し,鮮やかな逆転勝利を見せた。ストレートの勝利で,Paulie選手が「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」部門の頂点に駆け上がった。
WCS2023の模様はYouTubeの遊戯王OCGチャンネルでアーカイブが公開されている。試合の詳細,各タイトルの決勝戦に至るまでの道のりを確認したい人は,ぜひチェックしてみよう。
YouTube「遊戯王OCGチャンネル」
「Yu-Gi-Oh! World Championship 2023」優勝者コメント
Takagi選手:
今までの努力が報われて嬉しいです。優勝はデッキと環境の分析,そして友達との練習が実を結んだ結果だと思っています。とくにチームメイトには感謝しています。
この2日間を振り返ると,今回の大会の環境に適した安定して勝てるデッキを作れたのが勝因になったかと思います。今日の決勝も,1日目と同様に落ち着いて戦えました。
個人的にはオフラインで開催されたことで,東京に来られたのも嬉しかったです。来年も今年以上に分析と実戦,デュエルをたくさんこなすことで優勝を目指したいです。
Juan選手:
普段のデュエルとは違ったルール(使用禁止のカードが存在する)でも勝てるように,大会向きのデッキ構築を考え抜き,チームメンバーそれぞれが汎用性の高いデッキと,やや特殊なデッキを用意して戦えたのが良かったですね。やはり「遊戯王」で強くなるための秘訣は,練習あるのみ。簡単なデッキだけではなく,ときにはあえて難しいデッキを使ってスキルを磨くのも重要だと思っています。
私はドイツに住んでいますが,「遊戯王」はヨーロッパで大きなイベントを積極的に開いてくれます。いろいろな国の大会に参加するのが好きです。
QuantalThink選手:
決勝はエクソシスターデッキがハマり,勝利を重ねてチームに貢献できたと思います。自分もデッキ構築にはこだわりがある方で,大会前は同じレベルの人と対戦を重ねたうえでデッキの構築とテストを繰り返し,ときに相手の意見を取り入れて,デッキをブラッシュアップさせました。負けたときの原因を運のせいにしないことも重要ですね。
「遊戯王」はライフスタイルの一部になっていて,そのうえで自分は競技シーンへの志向も高いと思います。マスターデュエルだけでなく,フィジカル(オフィシャルカードゲーム)でもベストであり続けたい。そこがモチベーションにつながっています。
Emre選手:
予選を勝ち抜くまでは(プレイ時間的に)かなり過酷でしたが,優勝できて嬉しいです。大会前は仕事終わりの夜などに,チームメイトや他の仲間とビデオチャットで議論して,ゲームへの理解を高めていきました。大会用に構築したデッキをパーフェクトにプレイできるまで練習しています。
「遊戯王」は自分が,とくに愛しているホビーのひとつ。「遊戯王」がきっかけでいろいろな人に出会い,今回のようにいろいろな場所に行けるのが楽しい。日本に来られて良かったです。
Paulie選手:
今大会のルールだと,17種類ぐらいの強い,勝てるデッキがあったと思うので,どのデッキを使うべきかと迷いました。最終的には一番,手に馴染んでいるドラゴンリンクデッキで挑むことにして,毎日練習してきました。実はWCSの2日後が誕生日なので,友達からは「今年はどんなパーティーにする?」と聞かれていたのですが,誘いを断って練習しました(笑)。
練習の甲斐もあってか,この2日間の試合ではサイドデッキに入れたカードのほぼすべてが何かしらの役に立った。完璧なデッキなどは存在しないけれど,結果にはすごく満足しています。自分は10歳の頃から「遊戯王」をプレイしていて,大会のために遠征するようになったのはコロナ禍以降。リモートデュエルの大きな大会では優勝経験がありましたが,今回のようなオフラインの大会で優勝できたのも嬉しいです。
フィジカルカードの「遊戯王」は,プレイヤーが1か所に集まらないと成立しないことが逆に大きな魅力です。ショップや大会に行って,友達が増えるのがいいところ。これから「遊戯王」を始める人,すでにデュエリストとしてプレイしている人に言いたいのは,相手を尊重してフレンドリーに接してほしいということです。対面にいるときは敵かもしれないけれど,デュエルが終わったあとなら友達になれるはず。ルールシャーク,ルールの穴を突くプレイは控えて,勝つこと以上に学ぶ,楽しむことを重視してほしいですね。
KONAMI「遊戯王」総合サイト
「遊戯王 デュエルリンクス」公式サイト
「遊戯王 デュエルリンクス」ダウンロードページ
「遊戯王 デュエルリンクス」ダウンロードページ
「遊戯王 マスターデュエル」公式サイト
「遊戯王 マスターデュエル」ダウンロードページ
「遊戯王 マスターデュエル」ダウンロードページ
「遊戯王オフィシャルカードゲーム」公式サイト
- 関連タイトル:
遊戯王 デュエルリンクス
- 関連タイトル:
遊戯王 デュエルリンクス
- 関連タイトル:
遊戯王 デュエルリンクス
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王 マスターデュエル
- 関連タイトル:
遊戯王オフィシャルカードゲーム
- この記事のURL:
キーワード
- PC
- PS5
- Xbox Series X|S
- Nintendo Switch
- PS4
- Xbox One
- iPhone
- iPad
- Android
- カードゲーム
- KONAMI
- アニメ/コミック
- カード
- 基本プレイ無料
- 原作モノ
- 対戦プレイ
- 日本
- iPhone/iPad:遊戯王 デュエルリンクス
- Android:遊戯王 デュエルリンクス
- 無料
- PC:遊戯王 デュエルリンクス
- PC:遊戯王 マスターデュエル
- CERO B:12歳以上対象
- ストラテジー
- KONAMI
- PS5:遊戯王 マスターデュエル
- Xbox Series X|S:遊戯王 マスターデュエル
- Nintendo Switch:遊戯王 マスターデュエル
- PS4:遊戯王 マスターデュエル
- Xbox One:遊戯王 マスターデュエル
- iPhone/iPad:遊戯王 マスターデュエル
- Android:遊戯王 マスターデュエル
- ANALOG:遊戯王オフィシャルカードゲーム
- ANALOG
- イベント
- ライター:丸谷健太
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
(C)Konami Digital Entertainment
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
(C)Konami Digital Entertainment
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
(C)Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)2022 Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)2022 Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)2022 Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)2022 Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)2022 Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)2022 Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)Konami Digital Entertainment
(C)スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
(C)Konami Digital Entertainment
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社 企画・制作/KONAMI