攻略
[GGXrdR攻略]EVO2016の楽しみ方,教えます。7月16日朝8:00にスタートする「GGXrdR」部門の見どころを,最新キャラランクと共にお届け
そこで今回の攻略記事は少し趣向を変え,EVO2016のGGXrdR部門を観戦するにあたってのガイドをお届けしてみたい。現在のキャラクターバランスや出場選手を理解すれば,応援にも熱が入るというもの。現行Ver.での簡単なキャラクターランクも合わせて掲載しているので,ぜひチェックしてみよう。
「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」公式サイト
4Gamerによる簡易キャラランク
まず,現行Ver.でのキャラクターランクについて,解説していこう。
ランク | キャラクター |
---|---|
Sランク | ジョニー / シン / ミリア / エルフェルト |
Aランク | ジャック・オー / ベッドマン / ソル / カイ / ザトー / チップ / ファウスト |
Bランク | イノ / レオ / メイ / ヴェノム / アクセル / ラムレザル / スレイヤー / レイヴン / 琴(クム) |
Cランク | ポチョムキン / 紗夢 |
上の表は,攻略チームの筆者が,現在の情勢を元に作成した簡易キャラランクだ。なお制作にあたっては攻略チームのメンバーを始めとした複数のプレイヤーから意見を募ったものの,基本的には筆者の独断によるランク付けであることをお断りしておく。
表の補足をしていこう。
まずはSランクキャラだが,筆頭として挙がるのはジョニーとシン。この2キャラは守りに強く,かつ火力にも優れるため安定感が高く,Sランクの中でも一歩リードしているといっていい。それにエルフェルト,ミリアが続く形となっている。
続くAランクはSランクに比べると一段落ちるものの,攻守のバランスが高レベルで安定しており,主導権さえ握ればSランクのキャラに対抗できる存在といえる。
中堅のBランクは不利なキャラクターが多いものの,1回のチャンスから流れを変えられる可能性は十分にある。ただし何らかの欠点を持っていることが多いため,的確に弱点を突いてくる相手には厳しい戦いを迫られる。
残念ながらCランクとなってしまったポチョムキンと紗夢は,勝つために相当な時間や技量を要するため,この評価とした。これらのキャラクターで勝ち上がる選手がいたならば,かなりの職人芸が見られることは間違いない。上位ランクのキャラクターとの試合が配信に乗った場合は,ぜひ応援してもらいたい。
今回のキャラランクの制作にあたって行ったプレイヤーへのヒアリングでは,下位こそ多少の意見のブレがあったものの,上位陣についてはほぼ一致した見解となっていた。このランクと照らし合わせて観戦すれば,試合におけるパワーバランスは一目瞭然。観戦のお供に,ぜひ役立ててもらえたら幸いだ。
ここに注目! 「GGXrdR」部門の観戦ポイント
GGXrdRといえば,攻め側がとにかく強いゲームバランスと,ロマンキャンセルやサイクバーストといった自由度の高いゲームシステムによる高い逆転性がその持ち味だ。試合の展開が最後まで予測できないので,観戦時もそうしたギリギリの駆け引きが楽しめる。
例えキャラ相性で不利とされる組み合わせであっても,一度の読み勝ちから攻めに転じれば,試合がひっくり返ることも少なくない。ここでは勝負の分かれ目になりやすいポイントを,3つに絞って解説していこう。
オフェンス編――勝負を決める“起き攻め”に注目
本作において最もダメージのやり取りが起きる場面は,なんと言っても“起き攻め”の局面だろう。GGXrdRでダウンを取られた相手は,その場で起き上がることしかできないため,攻める側はそこに中段と下段の択一攻撃やめくりを絡めたガードの表裏,さらに投げといった豊富な選択肢で相手を崩しに行ける。加えてジョニーやエルフェルトなど一部キャラクターは,起き攻めにガード不能の連係を組み込めるため,起き攻めがループすれば一方的に試合が終わってしまうことも。大きく試合が動くポイントなので,観戦時は見逃さないようにしよう。
ディフェンス編――劣勢を覆す防御テクニックを見よ
多彩な防御手段が存在する本作では,劣勢であっても一発逆転の可能性が残されている。相手の固めに対して直前ガードを成功させれば,通常は割り込めない連係であっても切り返しが可能。さらに無敵時間が長い覚醒必殺技で割り込めば,起死回生の一手となる。直前ガードが成功するとキャラクターが白く光るので,上位プレイヤー達の防御テクニックにも注目だ。
新システム編――ブリッツシールドで流れをひっくり返す
昨年の「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」から「REVELATOR」へとバージョンアップが行われた本作。その新要素の一つであるブリッツシールド・チャージアタックは,今大会の鍵となるゲームシステムといえる。
ブリッツシールドで相手の攻撃を弾きつつ,チャージアタックで攻撃するこの共通システムは,相手の攻撃を読んでさえいれば,ダウンから一気にペースを握ることができる。ただしブリッツシールドはテンションゲージを25%使う上に,チャージアタックの硬直が被カウンター扱いなので,相手に読まれた場合のリスクも少なくない。勝負どころでブリッツシールドを出す胆力――プレイヤーの度胸とやり込みが試されることになるだろう。なお,より詳細なゲームシステムについては,下のリンクから公式攻略サイトを確認してほしい。
「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」公式攻略サイト
EVO2016「GGXrdR」部門の注目選手は?
どんなプレイヤーが出場しているかが分かれば,観戦もより楽しくなる。ここでは,攻略ライター陣の注目プレイヤーをピックアップして紹介しよう。彼らが登場する試合では,世界最高峰の戦いを見られるはずだ。
※選手名横のリンクは,その選手が登場するブラケットを示している。
■本命
まちゃぼー選手(C307 / 使用キャラクター:シン)
ギルティ界の先生こと「Mr.最適解」の異名を持つプレイヤー。メインキャラをカイからシンに変更しての参戦だが,すでに弱点を見つけることが難しいほどの高いレベルに仕上がっている。EVO2016「GGXrdR」部門の優勝に最も近いプレイヤーと言えるだろう。おみと選手(D310 / 使用キャラクター:ジョニー)
関西最強のジョニーがEVO2016に参戦。相手の技に対する差し込みや,意表を突いたダッシュ投げをはじめとした,老獪な立ち回りに定評がある。ジョニーと対等に戦えるシンや,ダウン後の起き攻めが強力なイノといったキャラクターとの対戦に注目だ。まちゃぼー選手 |
おみと選手 |
■対抗
小川選手(A301 / 使用キャラクター:ザトー)
もはや説明不要の有名プレイヤー。昨年,EVO2015のGGXrd部門では,圧倒的なやり込みで優勝を勝ち取った。ザトーの苦手キャラでもあるチップやイノをうまくさばければ,二連覇への道も見えてくるだろう。どぐら選手(B303 / 使用キャラクター:シン)
堅実なプレイが持ち味の「第1回 日本eスポーツ選手権大会」覇者。本作特有の激しい攻めに対し,どう対処するかが勝ち進むための鍵になるだろう。まちゃぼー選手や壁際のDC選手とのシン同キャラ戦を制することができれば,優勝を狙えるポジションにある。ナゲ選手(B304 / 使用キャラクター:ファウスト)
EVO2015準優勝者。ファウストで安定した結果を残している。凡事徹底を地で行く,ともすれば作業的とすらいえるスタイルで,今大会でも上位に食い込む可能性は少なくない。キャラ対策にもぬかりはないが,ファウストというキャラクターの特性上,「何が出るかな?」で出るランダムアイテムの“引き”がカギを握る。どぐら選手 |
ナゲ選手 |
■攻略ライターのイチオシ選手
サミット選手(E312 / 使用キャラクター:チップ)
世界に5人しかいない“スーパーチップ”と呼ばれる強豪の1人。龍柳を駆使した,見てからでは回避不能な起き攻めを武器に,どこまで上位に食い込めるかに期待が集まる。とくに苦手キャラはいないようだが,むしろサイクバーストの出しどころをミスしがちなのが玉に瑕。そういう意味では,自分自身が最大の敵といえるかもしれない。壁際のDC選手(D309 / 使用キャラクター:シン)
とにかく力強いスタイルがウリのプレイヤー。そのスタイルがシンという火力の高いキャラクターと相まって,殴り合いに持ち込んだときに真価が発揮される。シンの苦手キャラクターであるベッドマンとの対戦に注目だ。ふも選手(C304 / 使用キャラクター:エルフェルト)
「第1回 日本eスポーツ選手権大会」準優勝のエルフェルト使い。「ふもスペ」と呼ばれるコンボ〜ガード不能連係を,あらゆる状況から決める精度を誇る。EVO初参加ではあるが,キャラパワーを出し切ることができれば,上位はおのずと見えるてくる。アクセルやファウストなど,リーチで負けているキャラクターへの対策がポイントだろう。Lost Soul選手(E311 / 使用キャラクター:エルフェルト)
今春,アトランタで開催された大会「FinalRound19」のGGXrd部門前夜祭にて,どぐら選手を倒して優勝したことで名を知らしめたアメリカの強豪エルフェルト使い。日本からは動画でしか情報が得られない選手だが,日本のエルフェルトには見られない動きをしてくるため,要注意プレイヤーといえる。サミット選手 |
ふも選手 |
間もなく開幕するEVO2016。予選は16日の朝8:00から!
以上,駆け足でEVO2016「GGXrdR」部門の見どころを解説してきたが,今回の記事が観戦時の参考になれば幸いだ。シリーズを通してEVOの種目に選ばれてきた本作だが,対戦環境や情報共有などの面から,日本のプレイヤーが一歩リードしているのが現状だ。しかし北米をはじめとした海外からも強いプレイヤーは出てきており,新規キャラクターである琴(クム)やレイヴンをやり込んだ海外勢が,対策不足を突いて活躍する可能性は十分あり得る。日本の上位プレイヤーも油断はできないだろう。
「GGXrdR」部門の戦いは,予選が7月16日(土)の日本時間8:00にスタート,そしてTOP8による決勝トーナメントが7月18日(月)の日本時間の5:00からとなっている。いずれも早朝の時間帯ではあるが,約束された熱い戦いを見逃さないようにしてほしい。
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