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重低音サウンドが観客を大熱狂させた「Rock on 2Night GUILTY GEAR LIVE 2016」レポート。東京会場の模様を写真多めでお届け
シリーズのファンならご存じだろうが,「GUILTY GEAR」シリーズといえば重厚なロックサウンドも魅力の一つ。その人気曲の数々が,実際にゲーム内で使用されている音源を手がけた面々によって演奏されるということもあり,ファンにとっては待望のイベントとなった。本稿ではその公演の模様を,写真多めでお届けする。ライブに参加できなかった人も,臨場感たっぷりの写真で会場の雰囲気を感じてもらえたら幸いだ。
※文中略記:「GUILTY GEAR」=GG,「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」=Xrd S,「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」=Xrd R,「GUILTY GEAR Vastedge」=GGV
「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」公式サイト
出演アーティスト
Let's Rock !
待ちきれないオーディエンスの熱気が会場内に渦巻く中,「Let's Rock !」の掛け声とともにライブはスタート。つい先日コンシューマ機版が発売されたばかりの「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」(PS4 / PS3 / ACE)のオープニング曲“Safe Intoxication”が大音量で鳴り響くと,負けじとオーディエンスも拳を突き上げて歓声を飛ばすという熱狂状態に。
立て続けに,スリリングな疾走感がたまらない“SHOTGUN&HEAD”,Xrd Rのエンディング曲にオンボーカルした“Sky Should be High -Vocal Version-”,伸びやかなボーカルと切なげな歌詞が印象的なバラード“Birthday Train”と,ボーカル曲を一挙に披露。場内の温度をさらに高めた。
MCで一呼吸置いたあとには,“Original Bet”“Juno”“Bao Babel Nose”と,キャラクターのテーマを披露。いずれもインストゥルメンタル曲だが,オーディエンスのテンションは下がることなく,拳を上げ,身体を揺らして思い思いに盛り上がっていた。
続いては,“TSUKI NO SHIHAI”“Wanna be Crazy”“Storyteller”と,激しいテンポのボーカル曲を立て続けに演奏。HASHIMOTOさんのパワフルなボーカルがさらに冴えわたり,「オイ! オイ!」と拳を振り上げて応えるオーディエンスに対して「まだまだ元気そうだね」と煽る一幕も。
ちなみにMCでは,ベースの長谷川さんが「(GGの楽曲は)ドロップチューニングだらけなのに,3人ともほぼ持ち替えなしで演奏しているんですよ」と演奏の難しさをポロリと口にする場面も。通常,ライブでは楽曲のキーにあわせてチューニングした複数の楽器を使い分けることが多いが,このライブではほぼ持ち替えはナシ。逆にいえば,今回の出演アーティスト達がどれだけスゴテクの持ち主であるかが分かるというものだ。
ここからは,事前に行われた「ギルティギアシリーズ楽曲人気投票」でランクインした曲が披露されることに。当然人気曲ばかりなので,イントロが流れ始めるたびにフロアからは「ウォー!」という熱い歓声が轟きわたる。
エルフェルトのテーマ“Marionette”,人気投票で1位を獲得したカイのテーマ“Holy Orders(Be Just Or Be Dead)”とナンバーは続き,ザトーvsミリアの対戦曲“Still in The Dark”では,GGゼネラルディレクターにしてサウンドも担当するアークシステムワークスの石渡太輔氏がギター片手に乱入! GGの生みの親の登場に,場内の盛り上がりは最高潮に達した。
第一声で「緊張したー!」と思わず叫んだ石渡氏。大阪公演があったから緊張がほぐれるかと思ったがそうはいかなかったそうで,ライブをやることが夢だったことや,本音ではこのライブをフロアから見たかったといったことを,にこやかに語っていた。観客もつられて笑顔に。また,翌週にレコーディングがあることを明かし,新たなプロジェクトの進行を予感させる一幕もあった。
そんな石渡氏が加わって演奏されたのは,やはりこの曲“HEAVY DAY”。文字どおりのヘヴィなリフがフロアを揺らすと,観客も拳を突き上げ,さらにはコーラスやサビの部分ではオーディエンスも加わっての大合唱が始まるという極上のライブ空間を作り上げた。
ライブもいよいよ終盤。ピアノの音色が印象的なスローバラード“Divide My Heart”,「Let it out!」のシャウトから駆け抜ける“Ride the Fire!”をラストスパートとばかりに奏でたのち,ラストナンバーとして流れだしたのは,家庭用Xrd Sのエンディング曲“Icrus”。美しい旋律と,それを切々と歌い上げるHASHIMOTOさんの歌声に誰もが聞き入り,気がつけばまたしてもフロアは大合唱状態となった。
演奏を終えた出演者が袖に引っ込むや否や,即アンコール要求が沸き起こる。その声が5分近くも続いていたと聞けば,どれだけライブが熱狂的であったかが伝わるだろう。大歓声に応え,出演アーティストが再登場すると,ラウド感たっぷりの“Six Black Heavens Guns”,疾走感がたまらない“Big Blast Sonic”と,ここで「もう一回盛り上がらなくてどうする!」級のボーカル曲を2曲プレイ。
オーラスは,お別れはこの曲でとばかりに“Lily”を披露。愛しい誰かに捧ぐ優しさにあふれるメロウな一曲を泣きのギターに乗せて歌いあげ,歌い終わると同時に来場者からは割れんばかりの拍手と歓声が贈られた。こうして約2時間半にも及ぶライブは,「 みんな,また会おうね!」というHASHIMOTOさんのメッセージを最後に終演。ライブ後も興奮冷めやらぬ様子のオーディエンスが,感想を口々にしていた様子が印象的であった。
なお,今回の大阪・東京公演の模様は,ライブCDとして9月28日に発売されることが決定している。初回盤限定特典としてライブDVDが付属するバージョンも発売されるので,残念ながら現地に足を運べなかったという人は,ぜひチェックしていただきたい。
「Rock on 2Night GUILTY GEAR LIVE 2016」東京公演セットリスト
No. | 楽曲名 | 出典 |
---|---|---|
M01 | Safe Intoxication | Xrd R CS版OP |
M02 | SHOTGUN&HEAD | GGV OP |
M03 | Sky Should be High -Vocal Version- | Xrd R AC版 BOSSテーマ |
M04 | Birthday Train | Xrd S CS版挿入歌 |
M05 | Original Bet | Xrd ジョニーテーマ |
M06 | Juno | Xrd ジャック・オーテーマ |
M07 | Bao Babel Nose | Xrd 紗夢テーマ |
M08 | TSUKI NO SHIHAI | Xrd レイヴンテーマ |
M09 | Wanna be Crazy | Xrd R AC版オープニング |
M10 | Storyteller | GGV Stage |
M11 | All I Can Do | Xrd R CS版エンディング1 |
M12 | Marionette | Xrd エルフェルトテーマ |
M13 | Holy Orders (Be Just Or Be Dead) | GG2 カイテーマ |
M14 | Still in The Dark | XX Zato vs Millia |
M15 | HEAVY DAY | Xrd S AC版オープニング |
M16 | Divide My Heart | Xrd R CS版挿入歌 |
M17 | Ride the Fire! | Xrd ドラゴンインストール |
M18 | Icrus | Xrd S CS版エンディング |
EC1 | Six Black Heavens Guns | ARC EVENT Theme |
EC1 | Big Blast Sonic | Xrd S CS版イメージソング |
EC1 | Lily | Xrd S AC版エンディング |
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