紹介記事
2020年の「ポケモンGO」で起きた主なトピックをおさらい。リリース後初のレベルアップのバランス調整や新地方の実装など進化が止まらない!
今回は特別企画として,2020年内に実装された新要素や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としての仕様変更など,さまざまなトピックについて振り返ってみたい。
カロス地方(第6世代)のポケモンが実装
メガシンカなど新たな進化も可能に
ポケモンGOには,毎年のように新たなポケモンたちが登場している。2016年のリリース当時は「ポケットモンスター 赤・緑」の舞台であるカントー地方(第1世代)のポケモンのみだったが,昨年実装されたイッシュ地方(第5世代)に続き,2020年12月には「ポケットモンスター X・Y」の舞台,カロス地方のポケモン(第6世代)が登場した。
現在はフォッコ,ケロマツ,ハリマロンらいわゆる御三家や,シシコ,ニャスパーなども実装されている。アプリ内の図鑑は新地方の追加に伴い715番まで拡張(※未実装のものを含む)されており,来年も新たな出会いに期待できそうだ。
さらに,ポケモンGOにも「交換による進化」が実装された。これはユンゲラー,ゴースト,ガントル,チョボマキなど,特定のポケモンをトレードで獲得すると,「ポケモンのアメ」がなくても上位のポケモンに進化させられるというもの。もちろん,上記のポケモンたちは,これまでどおりトレードせずに進化させることも可能だが,要求されるポケモンのアメはかなり多い。交換可能な相手がいるならば,トレードを活用したほうがプレイの負担を大きく減らせるはずだ。
また,進化のバリエーションとして「メガシンカ」も解禁された。これは通常の進化と異なり,リザードンやカメックスといった特定のポケモンが8時間限定で変身して,見た目が大きく変わるとともに,能力がアップする要素のことだ。こちらはポケモンのアメではなく,新たに実装された「メガレイドバトル」に参加するか,特定のリサーチタスク達成時に得られる「メガエナジー」が必要になる。
メガシンカしたポケモンは,レイドバトルやGOロケット団との戦いに参加可能なほか,ポケモンを撮影する「GOスナップショット」にも対応する。なお,例外としてジムに配置して防衛させることはできない。
「ポケモンGO」にカロス地方のポケモンたちが登場。トレーナーレベルの上限引き上げなども実施される次期アップデートの内容が明らかに
Nianticとポケモンは本日(2020年11月18日),スマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」のアップデートを“11月30日の週”に実施することを発表した。本アップデートにより,トレーナーレベルの上限が50に引き上げられるほか,カロス地方で発見されたポケモンたちが12月2日に実装されるという。
「ポケモンGO」,リザードンら一部のポケモンでメガシンカが可能に。新たなレイドバトル“メガレイド”も登場
Nianticとポケモンは本日(2020年8月28日),スマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」に,新たな機能「メガシンカ」を追加したことを発表した。現時点ではフシギバナ,カメックス,リザードンら一部のポケモンが本機能に対応しており,進化に必要なメガエナジーを獲得できる「メガレイド」も登場している。
ポケストップとジムにアクセスできる距離が延長され,リモートレイドパスも実装
新型コロナウイルス流行下でゲームの遊び方はどう変わった?
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大予防のため,不要不急の外出を控えることが求められた。さまざまなイベントが中止,延期を余儀なくされ,オンラインでの開催などこれまでとは違う形での対応が求められた。もちろんポケモンGOも例外ではない。外を出歩いてプレイするゲームなので,どのような対策が取られるのかが気になっていた。
また,伝説のポケモンを獲得できるチャンスがある「伝説レイドバトル」は多くの人が集まりやすく,新型コロナウイルスの流行以前は,ジムの周辺に人だかりができていたのをよく見かけた。その対策として登場したのが「リモートレイドパス」。
このアイテムは,画面右下にある「付近のようす」ボタンから「レイド」タブにアクセスし,そこに表示されているレイドバトルであれば,ジムの近くに移動しなくても参加できる優れものだ。本作のサポートページによると,ひとつのバトルでリモートレイドに参加可能なトレーナー上限は5人だが,現在は10人に引き上げられているとのこと。
入手方法はゲーム内ショップでの購入だが,ゲーム内イベントの報酬や無料のプレゼントボックスなどで獲得できることもあった。
リモートレイドパスは1枚あたり100ポケコイン,3枚セットは250ポケコインで販売中 |
リモートでレイドバトルに挑戦した場合は参加ボタンがピンク色で表示される |
さらに,通常は月に1回のペースで開催される「Pokémon GO コミュニティ・デイ」は,選ばれたポケモンが大量発生し,特定の段階まで進化させると特別なわざを覚えられたり,運が良ければ色違いのポケモンを捕まえられたりするため,多数のポケストップやジムが設置された公園などに人が集まりやすかった。
例年であれば,イベント開催期間中,ポケストップに設置可能な「ルアーモジュール」の効果がアップするようになっていたが,代わりに「おこう」の効果がアップし,自宅など室内からでも参加しやすくなった。そして,開催時間も3時間から倍の6時間に延長され,よりポケモンを集めやすくなった印象を受けた。
「ポケモンGO」,ジムにアクセスできる距離とレイドバトルに参加できる距離が一時的に2倍に。ジムのフォトディスクも回せる
Nianticならびにポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」で,ジムにアクセスできる距離と,レイドバトルに参加できる距離が一時的に2倍になるアップデートが実施された。これにより,ほかのトレーナーと一定の距離を置いた状態でレイドを楽しむことができる。さらに,ジムのフォトディスクを回すことも可能だ。
「ポケモンGO」,新たなレイドバトルへの参加方法や,毎日1つ受け取れるフィールドリサーチのタスクなど,アップデート情報が発表に
Nianticとポケモンは本日(2020年4月16日),スマホアプリ「ポケモンGO」をどこでも,個人でも楽しめるようアップデートを実施することを発表した。本アップデートにより,新たなアイテム「リモートレイドパス」で離れた場所からレイドバトルを楽しめたり,フィールドリサーチのタスクを毎日0:00に受け取れたりするようになる。
4月25日開催の「Pokémon GO コミュニティ・デイ」は形式変更で自宅でも楽しめるように。大量発生するポケモンはケーシィ
Nianticとポケモンがサービス中のアプリ「ポケモンGO」で,ゲーム内イベント「Pokémon GO コミュニティ・デイ」が4月25日11:00から17:00まで開催される。今回大量発生するポケモンはケーシィ。自宅などでもイベントを楽しめるよう,開催時間が延長されたり,「おこう」の効果が3時間持続したりするとのこと。
今年の「Pokémon GO Fest」は2020年7月25日,26日に開催。イベント初の試みとしてバーチャルで実施へ
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」のイベント,「Pokémon GO Fest」が2020年7月25日,26日に開催されることが決定した。今回はイベント初の試みとしてバーチャルでの実施となり,世界中のどこからでも参加できる形になるという。
あなたがいるところで遊ぼう
レベルアップのバランス調整にシーズン制が導入された
GO Beyondアップデート
レベルアップのバランス調整に伴い,トレーナーレベルの上限が40から50に引き上げられたこともトピックに挙げられる。レベルを41以上にするには,従来どおりXPを稼ぐのはもちろん,レベルごとに設定されたタスクの達成も求められるため,やりがいはより増したと言えるだろう。
また,GO Beyondで「シーズン制」が導入された。この機能は,現実の季節が春夏秋冬と移り変わるのに連動して,アプリ内でも3か月ごとにシーズンが変わるようになる要素だ。季節に応じて特定のポケモンが通常より多く出現したり,タマゴから孵ったりするようになった。
現在は最初のシーズンが開催されており,日本を含む北半球では冬らしいポケモンが出現するようになっている。逆に夏らしいポケモンは南半球でしか登場しないとのことだ。
今年もGOロケット団が活発に行動
アニメでおなじみの“2人組”も登場
2019年には,アプリ内に「GOロケット団」が登場したが,彼らの活動は2020年も継続して行われた。昨年同様,ポケストップを占拠していることがあるほか,GOロケット団のロゴが描かれた気球がフィールドマップ上空に一定時間現れ,それをタップすると,したっぱやリーダーと戦えるのだ。
さらに,10月には赤いドットが目を引く「なぞめいたタマゴ」が実装された。これは,GOロケット団のリーダーと戦い,彼らを撃破すると獲得できるものだ。孵化に必要な距離はこれまででもっとも長い12km,中からはどくタイプ,あくタイプのポケモンが孵るようになっていた。
また,GOロケット団絡みのイベントでは,アニメ「ポケットモンスター」シリーズでおなじみのキャラクター,ムサシとコジロウがニャース気球に乗ってアプリ内に登場するサプライズもあった。
12月14日にはポケモン映画最新作「劇場版ポケットモンスター ココ」の公開に先駆けて記念イベントが開催され,ムサシとコジロウがアプリ内に再登場。彼らはウィロー博士に代わってスペシャルリサーチのナビゲーターを務めたり,GOスナップショット撮影時,写真に割り込んだりと,さまざまな取り組みが行われた。
「ポケモンGO」にGOロケット団の気球が出現。タップすると,したっぱやリーダーらとのバトルを楽しめる
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」に,「GOロケット団の気球」が出現したことが,アプリ内のニュースや公式ブログ,Twitterなどで発表された。GOロケット団の気球はアプリ内のマップ上空を飛行しており,タップするとGOロケット団のしたっぱや3人のリーダー,ボスのサカキらと戦えるという。
「ポケモンGO」にムサシとコジロウがニャース気球に乗って参上。今冬公開予定の「劇場版ポケットモンスター ココ」とのコラボイベントとして開催
ポケモンは本日(2020年7月10日),スマホアプリ「ポケモンGO」ならびに「ポケモンマスターズ」で,今冬に公開予定の映画「劇場版ポケットモンスター ココ」とのコラボイベントが開催されることを発表した。前者では,ムサシとコジロウがニャース気球に乗って現れ,後者では,イベントを進めると「★3 ムサシ&アーボック」を仲間にできるという。
「ポケモンGO」に“なぞめいたタマゴ”が登場。GOロケット団のリーダー撃破で獲得のチャンス
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」で,「GOロケット団」に関連したイベントが本日(2020年10月13日)から10月20日14:00まで開催される。今回のイベントでは,GOロケット団のリーダーを倒すと「なぞめいたタマゴ」を獲得できる。
まるでポケモンが現実世界にいるような感覚
ARブレンディングが一部のスマホ向けに実装
ポケモンGOでは,手持ちのポケモンを「GOスナップショット」で撮影できるが,新たな機能「ARブレンディング」が実装された。
本作には以前からAR機能が実装されており,スマホを通じて現実の世界に出現させたポケモンたちを撮影できた。今回登場したARブレンディングは,そこからさらに発展して,ポケモンの体が現実世界にある物体の後ろに隠れて見えるようになった。たとえば,ARブレンディングを有効にした状態でドアを閉めると,ポケモンの姿がドアに隠れて見えなくなるといった具合だ。
環境によっては,本来消えてはいけない部分が見えなくなるなど,正直慣れが必要な部分があるものの,アイデア次第でユニークな写真を撮れそうだ。
なお,サポートページによると,対応機種としてiOS端末がiPhone 8以上,Android端末はGoogle Pixel 3以上,Samsung Galaxy S9以上が挙げられている。
「ポケモンGO」の新機能「ARブレンディング」がiPhone 8以降のiOS端末にも対応。ポケモンが現実世界の物体の後ろに隠れて見えるように
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」で,「ARブレンディング」がiPhone 8以降のiOS端末で本日(2020年7月2日)より利用できるようになった。これは「GOスナップショット」の新機能で,ポケモンの体の一部や全身が,現実世界にある物体の後ろに隠れて見えるようになるというものだ。
PvPコンテンツ「GOバトルリーグ」が正式実装
ポケモンGOでは,以前から近くにいるトレーナーとローカル対戦が可能だったが,オンラインでほかのトレーナーとマッチングして戦う「GOバトルリーグ」が正式実装された。
参加するには一定距離を歩いてロックを解除する必要があるものの,現在は一時的に無効となっており,手軽に参加できるようになっている。
GOバトルリーグでは,GOロケット団とのバトルと同様に,3体のポケモンを選択して戦いを繰り広げて,先に相手のポケモンをすべて倒した側が勝利となる。勝利数を伸ばしていくと得られる報酬で出現したポケモンを捕まえられたり,ゲーム内アイテムを獲得できたりするので,腕試しがてら挑んでみるのもアリだ。
「ポケモンGO」,世界中のトレーナーとバトルする「GOバトルリーグ」が近日登場。最適化やバランス調整を行う「プレシーズン」も開催予定
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」に,世界中のトレーナーとバトルできる「GOバトルリーグ」が近日登場する。また,「GOバトルリーグ」のシーズンの事前準備として,最適化やバランス調整を行う「プレシーズン」も開催するとのことだ。
2020年も進化は止まらず
来年のイベント開催にも期待がかかる
2021年は,ポケットモンスターシリーズの発売25周年とポケモンGOの配信5周年を記念して「Pokémon GO Tour:カントー地方」が2月20日に開催されることが決定しているほか,1月,2月のコミュニティ・デイの日程も発表済み。これらのほかにもどのような企画が用意されているのか,一トレーナーとしても楽しみだ。
2021年も引き続き,外で集まってプレイすることは厳しいだろうが,新型コロナウイルス感染症にまつわる諸問題が少しでも早く解決し,以前のように楽しめる日が来ることを願っている。
ゲーム内ショップに追加された「今日のフリーボックス」からは,ランダムで道具を獲得できる |
フレンドにギフトを贈るときに貼り付けられる「ステッカー」も実装された |
「Pokémon GO Tour:カントー地方」が2021年2月20日に開催決定。色違いのミュウにも出会えるチャンス
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」で,世界中のトレーナーが参加可能なチケット制のオンラインイベント,「Pokémon GO Tour:カントー地方」が2021年2月20日9:00から21:00まで開催されることが決定した。今回は,色違いのミュウに出会えるチャンスもあるという。
2021年1月の「Pokémon GO コミュニティ・デイ」にワンリキーが登場。イベントの詳細が明らかに
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」にて,2021年1月16日11:00から17:00まで開催される「Pokémon GO コミュニティ・デイ」にワンリキーが登場することが決定した。イベント終了2時間後までにカイリキーまで進化させると「しっぺがえし」を覚えられるという。
「ポケモンGO」に“2020メガネ”をかけたヤドンが出現。大晦日から新年にかけて開催されるイベントなど,最新情報が公開に
Nianticとポケモンは,スマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」の最新情報として,2020年の大晦日にスタートするイベントと,2021年1月中に開催するイベント情報を発表した。前者では,“2020メガネ”をかけたヤドンが,後者では,レイドバトルに“とあるポケモン”がサプライズ登場するとのこと。
「ポケモンGO」,イッシュ地方をテーマにしたイベントが2021年1月5日に開始。伝説レイドバトルには“ゲノセクト(ブレイズカセット)”が出現
Nianticとポケモンがサービス中のスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」で,イッシュ地方をテーマにしたイベントが2021年1月5日10:00から1月10日20:00まで開催されることが決定した。本イベントでは,ツタージャらがいつもより多く出現したり,「ゲノセクト(ブレイズカセット)」が伝説レイドバトルに登場したりする。
「Pokémon GO」公式サイト
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(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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