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カプコン新作4タイトルのプロデューサー陣が集結。それぞれの見どころをアピールしたトークショーの模様をレポート
「逆転裁判6」公式サイト
「バイオハザード アンブレラコア」公式サイト
「戦国BASARA 真田幸村伝」公式サイト
「モンスターハンター ストーリーズ」公式サイト
本作は,「バイオハザード」シリーズの世界で繰り広げられる対戦型シューターだ。戦場となるマップの中には,シリーズ作品に登場したマップがあり,いずれも本作のために多彩なアクションが可能となるように作り直されている。
自由度の高いプレイヤーキャラクターのカスタマイズも特徴の1つ。マスクやヘルメット,ショルダーやボディアーマー,背中に背負うゾンビジャマーなど,さまざまな装備が用意されている。
また,それらの装備はデカールで装飾することも可能。カプコンが提供している「RESIDENT EVIL.NET」を利用すると,オリジナルデカールを作成することもできる。プレイヤーのアイデア次第で面白い外見を作り出せるのだ。
本作は対戦型シューターとしてさまざまなルールを備えているが,シングルプレイ用モード「ザ・エクスペリメント」も用意されている。このモードは大量のゾンビと戦いながら,目的の達成を目指すという内容で,オンライン対戦で勝ち残るためのトレーニングの側面を持っているという。
「バイオハザード アンブレラコア」公式サイト
続いては,江城元秀氏が「逆転裁判6」(6月9日発売予定)のプレゼンテーションを行った。成歩堂龍一と王泥喜法介のダブル主人公が,それぞれ日本とクライン王国を舞台に逆転劇を繰り広げる本作。個性的な新キャラクターはもちろんのこと,シリーズ作品の人気キャラクターの登場も明らかになっている。なかでも,マヨイちゃんこと綾里真宵の再登場には大きな反響があったとのことだ。
ゲームの進行は「探偵パート」で証拠を集め,「法廷パート」で証言のムジュンを見つけて,真相と共に逆転無罪を勝ち取るというシリーズファンにはおなじみのもの。新システム「霊媒ビジョン」では,託宣と被害者の感覚との間に生じるムジュンを暴き出すこととなる。
また,久しぶりの登場となる「カガク捜査」には,2つの映像を比較して違いを指摘する「マルチアングル動画指摘」が新たに加わっている。
久々の復帰となる綾里真宵。少し大人びた姿になっている |
マルチアングル動画指摘 |
そして,江城氏が最も推していたのが,数量限定特典「遊べる!逆転劇場」だ。これは「逆転裁判6」の“if”のストーリーを体験できるコンテンツだが,特典以外の配信予定はないとのこと。そのため,江城氏は「この機会を逃さず,入手してほしい」と強調していた。
また,6月30日には特別編「時を越える逆転」の配信が開始となる(7月20日までの期間限定で無料配信)。コンセプトは「同窓会」ということで,見どころは成歩堂と御剣怜侍,そして矢張政志の幼なじみ3人組が同じ法廷で顔を合わせるところだ。
また,キャラクターの動きや表情も凝っており,とくにレイファの表情は現在公開されているものの倍近いバリエーションになっているとのこと。これらは,3Dモデルではあまり見られない技術を駆使して実現しているそうだ。
江城氏は,「逆転裁判6」を「『逆転裁判』シリーズの集大成的な内容」と紹介し,「やり応えのある仕上がりとなっているので,ぜひ遊んでほしい」とまとめた。
「逆転裁判6」公式サイト
本作は,「戦国BASARA」シリーズ初の試みとなる,1人の武将の生涯を長編で描くタイトルだ。主人公の真田幸村はフルモデルチェンジがなされ,衣装や技がこれまでとは異なる。とくに「天羽」と名付けられた技は,敵から敵へと空中を飛び移りながら斬りつけていくという,派手でスピーディなアクションとなっている。
新たに,幸村の父・昌幸や兄・信之が登場する。昌幸はトリッキーなタイプで,信之はパワータイプとのことだ。
一方,ストーリーのライバルとなる伊達政宗は,幸村同様にフルモデルチェンジ。今回,白い衣装を身に付けているが,これは政宗が豊臣秀吉の元を訪れたとき,白装束を着用していたという史実を参考にしたそうだ。さらに,政宗固有のアクションシステムも用意しているという。
真田昌幸 |
真田信之 |
伊達政宗 |
弁丸 |
梵天丸 |
新システム「武心システム」は,体力ゲージが青くなっている敵を倒して「武心」を集めると,そのステージ中パワーアップできるというもの。どこに青いゲージの敵がいるかを把握すると,ステージを攻略しやすくなる。
本作の数量限定特典は,幸村の特別衣装「白十字 Ver.」と小説「元服・真田幸村」。とくに後者はシリーズ初の試みであり,ゲーム本編では描かれない幸村の元服を小説化したものだ。
「戦国BASARA 真田幸村伝」公式サイト
「モンスターハンター」シリーズ初のRPGとなる本作は,主人公がモンスターを狩るハンターではなく,モンスターと共に生活する民族「モンスターライダー」となる。主人公達は,世界に災いをもたらすという「黒の凶気」の謎を解き明かすべく,世界を冒険していく。
さまざまなキャラクターの中で,辻本氏が強く推していたのが,主人公をサポートする「ナビルー」。「モンスターハンター」シリーズのマスコット的な存在であるアイルーと同じ種族であるものの,外見が少々異なっているキャラクターだ。その理由はストーリーの中で明かされるとのこと。
また,さまざまなモンスターを「オトモン」と呼ばれる仲間にして,彼らの背中に乗れるのも特徴だ。オトモンは種類によって固有の特技を持っており,水中を移動できたり,咆哮でほかのモンスターとのバトルを回避したりできる。
さらに,バトルでは主人公と協力して放つ「絆技」を使うことも可能だ。辻本氏は,「ブラキディオス」の絆技をおすすめとして挙げていたが,ネタバレになるという理由から,会場では詳細が明かされなかった。
オトモンは,モンスターの巣でタマゴを入手して,孵化させると仲間に加えられる。同じ種類のオトモンでも,個体ごとに「絆遺伝子」が異なっており,ほかのモンスターから「伝承」して絆遺伝子をうまく組み合わせると,隠された能力を引き出すことができる。
育成したオトモンを率いて,ほかのプレイヤーとローカル対戦や通信対戦も楽しめる。また,対戦中はスタンプを使ってコミュニケーションを図れるようになっている。
辻本氏は「『モンスターハンター』シリーズのファンはもちろん,これまでプレイしたことがない人も楽しめるよう,ガッツリ作っています。ぜひ期待してください」と来場者に呼びかけていた。
「モンスターハンター ストーリーズ」公式サイト
トークショー終了後,登壇したプロデューサー陣へのメディア合同インタビューの場が設けられた。その模様を掲載して,本稿の締めとしよう。
──本日のプレゼンテーションの中で,一番面白かったものを教えてください。
野中氏:
バンスの見た目はズルいですね。そのあとに出るプレッシャーと来たら……。
江城氏:
ちゃんとしていたという意味では,辻本ですね。笑いを入れつつ,しっかりゲームの内容を伝えている。プレゼンの鑑(かがみ)といった感じで,勉強させてもらいました。
ジェームズ氏:
野中さんと江城さんのプレゼンが面白かったです。我々は真面目にスケジュールどおりで終わらせたのですが,もっと話しても良かったんだと思いました(笑)。
川田氏:
辻本のプレゼンが心に残りました。推すべきところは徹底的に推し,答えられない質問はウヤムヤにする。そういうやり方もあるのか,と勉強になりました。見た目で言えば,バンスだけじゃなく,野中も江城もズルいと思います(笑)。
辻本氏:
面白さなら,野中と江城ですよね。それはともかく,カプコンのプロデューサー陣は,自分達のゲームをしっかり理解して,皆さんに伝えるのがうまいと思いますよ。
──実際に遊んでみたいと思ったゲームはありますか。
辻本氏:
まずは直近に発売される「逆転裁判6」をプレイします。E3に行くので,移動中にクリアできるんじゃないかと。
川田氏:
「ナビルーは可愛い」ということが,すごく心に残りました。ぜひ「モンスターハンター ストーリーズ」を遊んでみたいです。
ジェームズ氏:
ゲームボーイアドバンス時代に「逆転裁判」をプレイしていましたので,久しぶりに「逆転裁判6」を遊びたいですね。また,RPGが好きなので「モンスターハンター ストーリーズ」にも興味があります。グラフィックスもすごいですよね。
江城氏:
僕はいろんなジャンルのゲームをプレイするので,全部興味があります。「バイオハザード アンブレラコア」のカスタマイズが面白そうですし,「戦国BASARA 真田幸村伝」では真田昌幸がワープするのも気になります。「モンスターハンター ストーリーズ」は世界観がいい。伝承もやり応えがありそうです。
野中氏:
僕も全部プレイするつもりですよ。ただ,「逆転裁判6」の直後に「バイオハザード アンブレラコア」が出て,そのあとすぐに「逆転裁判6」の特別編が配信されますから,これは大変だなと(笑)。「モンスターハンター ストーリーズ」は年末にじっくり時間をかけたいと思います。
──ありがとうございました。
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