このゲームの読者の評価
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評価できるポイントもあるが、欠点も目立つ作品 55 - 投稿者:Bob.M(男性/30代)
- 投稿日:2015/12/18
- 良い点
- ○日本という国に合わせたキャッチーなカードイラスト
○ダイスの目を自分が操作する快感
○ルールが比較的明瞭で説明しやすい - 悪い点
- ×他のプレイヤーのターンを待つ時間が長い
×最善手がある程度決まってしまっている
×最後手となるプレイヤーが明らかに不利である - 総評
- 王への請願の最大の面白みは「ダイスの目を自分で操作する」というところにある。
簡単に言ってしまえばこのゲームはダイスを振ってペアやストレート、フォーカードといった規則性のある出目を作って勝利を目指すのだが、このダイスの出目によってそれぞれのプレイヤーは場にあるさまざまなカードを取得することが出来る。
それぞれのカードにはダイス目を操作する特殊効果が備わっており、それを駆使して自身が有利になるように立ちまわっていくわけだ。
しかし場にあるカードは有限であり、全てのプレイヤーが欲しいカードを獲れるわけではない。
妨害手段があるわけでもないため、他のプレイヤーがダイスを振っている時は「失敗しろ!」と願うばかり。
ターン中に助言をする振りをして悪手を勧めたりといった立ち回りは可能だが。
ルールが比較的完結であり、必要な道具が多いわけでもないのでインストは楽な部類に入る。
ダイスの出目が良い時はとにかく楽しいのだが、しかし欠点として「最後手となるプレイヤーが明らかに不利である」ことと「最善手がある程度決まってしまっている」ということが挙げられる。
まずこのゲームにおいては先にダイスを振れた方が明らかに有利である。
ほとんどのプレイヤーは最初に「農夫」のカードを獲得することを目指すわけだが、最後手になるとこの農夫が取れないことがあり、結果どうしようもなく出遅れてしまう。
実際にプレイするとわかるのだが、このゲームで一手出遅れることは致命的なことだ。
さらに最善手がある程度決まってしまっているため、結局カードの効果を把握することだけで勝負が決まりかねない危うさがあることは大きな欠点と言わざるを得ない。
もちろん最善手を無視して独創的な戦略を導くこともできるだろうが、このゲームに奇策はほとんど通用しない。
カードイラストが日本市場向けに一新されたこと(これは人それぞれの好みだが)、ダイスを大量に振る楽しさがあることはしっかり評価するべきだとは思うが、何度も繰り返してプレイしたいとは感じないゲームだった。
なお項目評価の「サウンド」についてはボードゲームであるため評価のしようが無い。
従って「標準」を示す3点を付けることとする。 - プレイ時間
- 5時間以下
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 3 4 2 3
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